J-WAVEで放送中の番組『antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING』(ナビゲーター:野村訓市)。1月27日(日)のオンエアでは、ルイ・ヴィトンのデザイナーとして活躍するヴァージル・アブローさんの意外な事実が明らかに。ヴァージルさんの友人である野村が語りました。
。 ■珍しくパリコレへ行った理由
先日、各有名ファッションブランドの新作発表会の場である「パリ・コレクション」(通称パリコレ)を観に行った野村。ファッション好きな人たちにとっては夢の舞台ですが、野村はここ数年パリコレを欠席していました。
野村:何が苦手かっていうと、とにかくやたらと人が多い。世界中から、メディアや洋服を注文するバイヤーの人たち、それから今だとインフルエンサーって言われる人たち。もう街中がごった返しているというか、地元の友だちと行きつけのカフェでのんびり、なんてのもやりづらいですし。僕はパーティは好きですが、ファッションパーティはあまりしっくりこないことが多くて。
そんな野村が先日のパリコレに参加した理由は、知り合いのデザイナーのショーが多くあったことはもちろんですが、なによりも友人であるヴァージル・アブローさんに呼ばれたことで心を動かされたから。
ヴァージルさんはシカゴ出身の黒人男性。ヨーロッパ中心のハイファッションのメゾンと言われる最高峰ブランド「ルイ・ヴィトン」のメンズ部門のアーティスティック・ディレクターに抜擢され、昨年ファッション界では大きな話題になりました。また、自身のブランド「Off-White」も率いています。
野村:彼はもともと、ミュージシャンのカニエ・ウェストの一派から出てきた人で、彼の作るものはストリート・ファッションなので、ハイブランドがストリート化してくる極めつけというか、象徴として知られています。僕がヴァージルと知り合って、彼のことをとても気に入ったのは、彼がとにかく雑多な興味の持ち主で、音楽好きであり、そして自分のルーツをすごく大事にする人だからです。
野村とヴァージルさんの出会いは、ヴァージルさんがブランドを立ち上げたときに行われた食事会にまで遡ります。まったく自分とは共通項がないだろうと思っていたところ、いざ話してみると、とてもオープンで良い人だったそう。周りからは「頭がスポンジのような人」と言われるほど、興味のあることはどんどん質問し、どんどん吸収していく面白い人だったと振り返ります。
野村:彼の何がすごいかって言うと、インスタのフォロワーが何百万人もいて、自分も何千人もフォローしてるんですけど、いつそんな時間があるんだっていうくらい全部ちゃんとチェックしていて、興味があることがあると、すぐにそれについてDMがあったりとか。すごい男だっていうのが僕の最初の印象でした。
■ヴァージルが仕掛けたパーティ
そんなヴァージルさんが、「パリコレ」の期間中に企画したパーティーに参加した野村。それは音楽好きを踊らせ、ファッション好きに「パーティーとはなんぞや」というのを知らせるものでした。
野村:もちろんDJには同業者のUNDERCOVERのジョニオ(高橋 盾)くんとかいたんですけど、そこにレディオヘッドのトム・ヨークからジャイルス・ピーターソンまでいて、朝の6時まで回していました。自分のショーを2日間続けてやって、ヴィトンのショーが終わった夜に、そのままDJをして朝まで踊るっていうんですからとにかくすごいんですけども。
ヴァージルさんが一番よく訊かれる質問は、「どうやったら、そんなにいろんなことを同時にたくさんできるのか? 何が秘訣なのか?」というもの。その答えを野村が教えてくれました。
野村:答えは「確かに大変だけれども、不可能じゃないんだよ。もしやりたければ」というものでした。「やりたければ睡眠を削ってやればいい。不可能じゃない。ただそれを本当にやろうとする人が少ないだけだよ」と。まあ、ホントその通りですよね。
野村は、そのパーティーの明け方にホテルに戻り、朝空港に向かう車の中で、ヴァージルさんからメールを受け取ります。「楽しかったな。また場所を決めて2週間後にどこかでパーティーをしようぜ!」という内容で、冗談とは思いつつも「彼が言うと冗談とも思えなくて、すぐに返事ができない自分がいました」と明かしました。
ファッション界を牽引していくデザイナー、ヴァージル・アブローさんについて、非常に興味深い話が明かされたオンエアでした。
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【番組情報】
番組名:『antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING』
放送日時:毎週日曜 20時-20時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/travelling/
。 ■珍しくパリコレへ行った理由
先日、各有名ファッションブランドの新作発表会の場である「パリ・コレクション」(通称パリコレ)を観に行った野村。ファッション好きな人たちにとっては夢の舞台ですが、野村はここ数年パリコレを欠席していました。
野村:何が苦手かっていうと、とにかくやたらと人が多い。世界中から、メディアや洋服を注文するバイヤーの人たち、それから今だとインフルエンサーって言われる人たち。もう街中がごった返しているというか、地元の友だちと行きつけのカフェでのんびり、なんてのもやりづらいですし。僕はパーティは好きですが、ファッションパーティはあまりしっくりこないことが多くて。
そんな野村が先日のパリコレに参加した理由は、知り合いのデザイナーのショーが多くあったことはもちろんですが、なによりも友人であるヴァージル・アブローさんに呼ばれたことで心を動かされたから。
ヴァージルさんはシカゴ出身の黒人男性。ヨーロッパ中心のハイファッションのメゾンと言われる最高峰ブランド「ルイ・ヴィトン」のメンズ部門のアーティスティック・ディレクターに抜擢され、昨年ファッション界では大きな話題になりました。また、自身のブランド「Off-White」も率いています。
野村:彼はもともと、ミュージシャンのカニエ・ウェストの一派から出てきた人で、彼の作るものはストリート・ファッションなので、ハイブランドがストリート化してくる極めつけというか、象徴として知られています。僕がヴァージルと知り合って、彼のことをとても気に入ったのは、彼がとにかく雑多な興味の持ち主で、音楽好きであり、そして自分のルーツをすごく大事にする人だからです。
野村とヴァージルさんの出会いは、ヴァージルさんがブランドを立ち上げたときに行われた食事会にまで遡ります。まったく自分とは共通項がないだろうと思っていたところ、いざ話してみると、とてもオープンで良い人だったそう。周りからは「頭がスポンジのような人」と言われるほど、興味のあることはどんどん質問し、どんどん吸収していく面白い人だったと振り返ります。
野村:彼の何がすごいかって言うと、インスタのフォロワーが何百万人もいて、自分も何千人もフォローしてるんですけど、いつそんな時間があるんだっていうくらい全部ちゃんとチェックしていて、興味があることがあると、すぐにそれについてDMがあったりとか。すごい男だっていうのが僕の最初の印象でした。
■ヴァージルが仕掛けたパーティ
そんなヴァージルさんが、「パリコレ」の期間中に企画したパーティーに参加した野村。それは音楽好きを踊らせ、ファッション好きに「パーティーとはなんぞや」というのを知らせるものでした。
野村:もちろんDJには同業者のUNDERCOVERのジョニオ(高橋 盾)くんとかいたんですけど、そこにレディオヘッドのトム・ヨークからジャイルス・ピーターソンまでいて、朝の6時まで回していました。自分のショーを2日間続けてやって、ヴィトンのショーが終わった夜に、そのままDJをして朝まで踊るっていうんですからとにかくすごいんですけども。
ヴァージルさんが一番よく訊かれる質問は、「どうやったら、そんなにいろんなことを同時にたくさんできるのか? 何が秘訣なのか?」というもの。その答えを野村が教えてくれました。
野村:答えは「確かに大変だけれども、不可能じゃないんだよ。もしやりたければ」というものでした。「やりたければ睡眠を削ってやればいい。不可能じゃない。ただそれを本当にやろうとする人が少ないだけだよ」と。まあ、ホントその通りですよね。
野村は、そのパーティーの明け方にホテルに戻り、朝空港に向かう車の中で、ヴァージルさんからメールを受け取ります。「楽しかったな。また場所を決めて2週間後にどこかでパーティーをしようぜ!」という内容で、冗談とは思いつつも「彼が言うと冗談とも思えなくて、すぐに返事ができない自分がいました」と明かしました。
ファッション界を牽引していくデザイナー、ヴァージル・アブローさんについて、非常に興味深い話が明かされたオンエアでした。
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【番組情報】
番組名:『antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING』
放送日時:毎週日曜 20時-20時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/travelling/