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インフル予防やダイエットに長ネギ! 「斜めに切って焼く」のがポイント

画像素材:PIXTA

インフル予防やダイエットに長ネギ! 「斜めに切って焼く」のがポイント

インフルエンザの流行もピークを迎え始める1月。手洗いうがいによる予防対策はもちろんのこと、日ごろの食事からも気を使いたい。そんな中、今回は調理の仕方でウイルス対策だけではなく、さまざまな健康効果を期待できるという「ネギ」について、医学博士・平柳 要さんに話を伺った。

【1月28日(火)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:山中タイキ・小林麗菜)の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」】

■ネギは切って焼く食べ方がおすすめ

私たちの生活でもお馴染みの長ネギ。まずは、そのおすすめの調理方法について話を訊いた。

小林:長ネギの健康効果を期待するには食べ方がポイントだそうですが、どんな食べ方がよいのでしょうか?
平柳:長ネギの健康効果を余すことなく引き出すのは、ずばり「焼きネギ」。長ネギは調理の仕方で、健康成分がコロコロと変わるんですね。おすすめは切って焼く食べ方なんです。長ネギの特徴であるイソアリシンという成分は焼くとスルフィド類というものに変わるんです。このスルフィド類というのがあらゆる健康効果を期待できるんです。
小林:細かい調理法や食べ方についても教えていただけますか。
平柳:長ネギの切り方は長さ4センチぐらいの斜め切りで、そのあと、包丁の背で軽くトントンと叩いて細胞を潰すと健康成分が増えます。
小林:切り方まで影響してくるというのは、ビックリしました。
平柳:細胞を壊すというのがポイントです。

■長ネギが持つ健康効果

さらに長ネギの持つ健康効果についても話を伺った。

小林:さまざまな健康効果が期待できるという切って焼く「焼きネギ」。どんな効果が期待できるんでしょうか?
平柳:焼きネギの健康効果は主に7つあります。まず、1つ目は、脂肪の蓄積と空腹感を抑えることができる減量効果、いわゆるダイエット効果ですね。
小林:嬉しいですね。
平柳:2つ目は、細菌やウイルスの力を弱めて感染症を予防する効果。3つ目が血糖値をコントロールする効果、4つ目が血圧が上がるのを防ぐ降圧効果ですね。5つ目が血栓ができるのを防ぐ血液サラサラ効果、6つ目が免疫力を調節して風邪やインフルエンザを予防する効果。そして最後の7つ目が、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを抑制する効果です。
小林:すごいですね。こんなに7つもの効果があるなんて知らなかったです。その他、アンチエイチングや睡眠の質にも効果が期待できるそうですね?
平柳:そうです。焼きネギのスルフィド類や焼きネギに油を加えるとできるアホエンという成分が肌の老化を防いでくれるんです。さらに、スルフィド類は肉体的・精神的疲労を軽減し、睡眠の質や生活の質も改善してくれます。
小林:ネギだけでこれだけの効果があるなんて知らなかったです。

■青い部分も捨てないで

さらに、インフルエンザが流行するこの時期に、予防するためのヒントも教えていただいた。

小林:長ネギは青い成分が大切だそうですね?
平柳:そうです。青い部分の内側のヌルヌルした成分は、水溶性食物性繊維のフルクタンが含まれてます。このフルクタンは高めの血圧や血糖値を下げたり、空腹感を感じにくくしたりします。また抗ウイルス作用があるので、風邪やインフルエンザ対策にも。長ネギは青い部分も捨てずに食べるのがおすすめです。
小林:ネギは端から端まで健康効果があると。
平柳:はい、正しく食べればすごい効果がありますね。

体調を崩しやすいこの時期、日々の献立に長ネギを取り入れてみては。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月4日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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