J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。
12月23日(月)、25日(水)、26日(木)は、いきものがかりを特集。いきものがかりは12月25日(水)に最新アルバム『WE DO』を発売。この日は活動休止の「放牧宣言」から、活動再開の「集牧宣言」に至るまでのいきさつと、そこで得たものについて水野良樹が語った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月1日28時59分まで)
■「そのまま続けていったら壊れちゃうよね」活動休止に至った経緯
いきものがかりは2017年の1月に「放牧宣言」で活動を休止。およそ2年を経た2018年の結成記念日である11月3日に「集牧宣言」をして活動を再開した。メジャーの第一線で活躍を続けてきたいきものがかりが、なぜこのタイミングで活動休止したのかを水野が明かした。
水野:デビューをしてちょうど10年が経ちまして、いろいろな楽曲を出させていただいて、いちばん忙しいときは、アルバムを1年に2枚出して、シングルを5枚出して、そして全国ツアーをやるという(笑)。それはありがたい話なんですけど、全速力で曲を作りライブをする生活を数年間続けていました。10代で始まったグループが20代になり、30代入り「この速度でやっていっていいんだろうか?」「同じことを何度も繰り返していていいんだろうか?」という、簡単に言えば悩みや引っ掛かりといったことが増えていった時期がちょうど2016年ぐらいの「放牧」をする手前ぐらいだったと思います。そこで3人が話し合って「長く続けていきたいよね」「これをそのまま続けていったら壊れちゃうよね」みたいなことを言っていたんです。どうしても活動休止だと「ケンカでもしたのかしら?」「お金のこととか……?」って言われちゃうじゃないですか(笑)。「これをポジティブにしようぜ」と、3人とスタッフさんを含めてよく考えて、そこで「いきものがかりで『放牧』っていいんじゃないか?」って。吉岡聖恵のアイデアだったと思うんですけど「いいねそれ!」となり「じゃあ牛の着ぐるみをかぶっちゃおうか」みたいな感じで始まったんです。
■「放牧」で得たもの
活動休止を選んだことについて、水野は「大正解で、すごく貴重な時間になりました」と振り返る。水野自身はさまざまなアーティストに楽曲提供をしたことで視野が大きく広がったそう。
水野:基本的に、10代のころから吉岡にしか歌ってもらったことがなかったんです。だからほかのシンガーの方がどのように歌を捉えているのかを知らなかったんです。いろいろなアーティストの方にチャンスをいただいて、曲を書かせていただいて、現場に伺って、それぞれに魅力の溢れるアーティストのみなさんが、それぞれの考えを持っているということに触れられたのは、音楽家としてだけではなく、人としてもすごく成長をさせてもらった期間です。今もそれが続いているんですけども、それがなかったらやっぱり、このグループだけで活動をしていたら、幅も狭くなっていくでしょうし、僕という人間のキャパシティも全然小さいですから「これ以上の成長は見込めなかったのかも」と思います。
■吉岡もさらにパワーアップ
また、水野はボーカルの吉岡にとって、毎年多数のツアーやテレビで歌を披露し続けてきた彼女だからこそ、活動休止は大切な時間だったと語る。
水野:吉岡がもう少し歌を前向きに、高校生のときに自由に歌っていた空気をもう1度取り戻したり、歌い手として大きくなっていくために重要な時間でした。アルバムが完成したその日に、吉岡が「ツアーで1曲目なにをやろうか?」みたいな。1年先のツアーのセットリストを今から考え出していて、それぐらい歌に対して前向きに、今まで前向きじゃなかったということじゃないですけど、さらに一歩前に出ちゃっている感じです。それはやっぱり「放牧」という時間がないと、そこまでのパワーは出てこなかったんじゃないかな。そういう意味では3人にとってはすごく大事な時間だったという風に思っています。
『SONAR MUSIC』の「FEATURE TOPICS」では、12月26日(木)も、いきものがかり特集が続く。放送は23時ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月1日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
12月23日(月)、25日(水)、26日(木)は、いきものがかりを特集。いきものがかりは12月25日(水)に最新アルバム『WE DO』を発売。この日は活動休止の「放牧宣言」から、活動再開の「集牧宣言」に至るまでのいきさつと、そこで得たものについて水野良樹が語った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月1日28時59分まで)
■「そのまま続けていったら壊れちゃうよね」活動休止に至った経緯
いきものがかりは2017年の1月に「放牧宣言」で活動を休止。およそ2年を経た2018年の結成記念日である11月3日に「集牧宣言」をして活動を再開した。メジャーの第一線で活躍を続けてきたいきものがかりが、なぜこのタイミングで活動休止したのかを水野が明かした。
水野:デビューをしてちょうど10年が経ちまして、いろいろな楽曲を出させていただいて、いちばん忙しいときは、アルバムを1年に2枚出して、シングルを5枚出して、そして全国ツアーをやるという(笑)。それはありがたい話なんですけど、全速力で曲を作りライブをする生活を数年間続けていました。10代で始まったグループが20代になり、30代入り「この速度でやっていっていいんだろうか?」「同じことを何度も繰り返していていいんだろうか?」という、簡単に言えば悩みや引っ掛かりといったことが増えていった時期がちょうど2016年ぐらいの「放牧」をする手前ぐらいだったと思います。そこで3人が話し合って「長く続けていきたいよね」「これをそのまま続けていったら壊れちゃうよね」みたいなことを言っていたんです。どうしても活動休止だと「ケンカでもしたのかしら?」「お金のこととか……?」って言われちゃうじゃないですか(笑)。「これをポジティブにしようぜ」と、3人とスタッフさんを含めてよく考えて、そこで「いきものがかりで『放牧』っていいんじゃないか?」って。吉岡聖恵のアイデアだったと思うんですけど「いいねそれ!」となり「じゃあ牛の着ぐるみをかぶっちゃおうか」みたいな感じで始まったんです。
■「放牧」で得たもの
活動休止を選んだことについて、水野は「大正解で、すごく貴重な時間になりました」と振り返る。水野自身はさまざまなアーティストに楽曲提供をしたことで視野が大きく広がったそう。
水野:基本的に、10代のころから吉岡にしか歌ってもらったことがなかったんです。だからほかのシンガーの方がどのように歌を捉えているのかを知らなかったんです。いろいろなアーティストの方にチャンスをいただいて、曲を書かせていただいて、現場に伺って、それぞれに魅力の溢れるアーティストのみなさんが、それぞれの考えを持っているということに触れられたのは、音楽家としてだけではなく、人としてもすごく成長をさせてもらった期間です。今もそれが続いているんですけども、それがなかったらやっぱり、このグループだけで活動をしていたら、幅も狭くなっていくでしょうし、僕という人間のキャパシティも全然小さいですから「これ以上の成長は見込めなかったのかも」と思います。
■吉岡もさらにパワーアップ
また、水野はボーカルの吉岡にとって、毎年多数のツアーやテレビで歌を披露し続けてきた彼女だからこそ、活動休止は大切な時間だったと語る。
水野:吉岡がもう少し歌を前向きに、高校生のときに自由に歌っていた空気をもう1度取り戻したり、歌い手として大きくなっていくために重要な時間でした。アルバムが完成したその日に、吉岡が「ツアーで1曲目なにをやろうか?」みたいな。1年先のツアーのセットリストを今から考え出していて、それぐらい歌に対して前向きに、今まで前向きじゃなかったということじゃないですけど、さらに一歩前に出ちゃっている感じです。それはやっぱり「放牧」という時間がないと、そこまでのパワーは出てこなかったんじゃないかな。そういう意味では3人にとってはすごく大事な時間だったという風に思っています。
『SONAR MUSIC』の「FEATURE TOPICS」では、12月26日(木)も、いきものがかり特集が続く。放送は23時ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月1日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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