J-WAVEで放送中の番組『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」。12月13日(金)のオンエアでは、デビュー10周年を経て4年ぶりにオリジナル・アルバム『コペルニクス』をリリースする秦 基博が登場。アルバムの制作過程を語った。
■デビュー10周年を経て、締め切りを設けずフラットに曲を作ってみた
秦は今までは、曲をつくるときには締め切りがあって、それまでに制作するというスケジュールだったという。今回、一区切りがついたタイミングで、その過程もリセットして曲作りにのぞんだ。
秦:デビュー10周年があって、そのときにオールタイム・ベストや横浜スタジアムでのライブもあって、自分の中で一区切りついた感じがあって。区切りがついた後のアルバムということで、一度フラットな状態からアルバムを作ってみようと思いました。それまでの自分のペースがあったんですが、今回は締め切りを作らずに(曲が)浮かんだら書く、みたいなスケジュールで半年ちょっとかけて曲を作りました。いつもより時間はかかったんですけど、でも「曲が生まれる」というか、まるで自分の中からこぼれ落ちるみたいに曲ができたような気がしています。
■共同サウンドプロデューサー、トオミヨウとの出会い
秦の共同サウンドプロデューサー・トオミヨウは、土岐麻子、菅田将暉などさまざまなアーティストの作品に参加している。秦はトオミとの出会いについて語った。
秦:トオミさんは、土岐麻子さんのアルバムを聴いたときに「カッコいいなぁ」と思って。「このサウンドどうやって作ってるのかな? 」っていうところからお名前を拝見しました。今回のアルバムでやりたかったイメージとして、エレキギターを使わず歌とアコギをメインにした音像を作っていきたいというのがあったので、トオミさんとやったらおもしろくなるんじゃないかなと思って声をかけました。
さらに秦は、アルバム最後の楽曲『Rainsongs』に込めた思いについて、こう語った。
秦:アルバムの最後の曲は『Rainsongs』というんですが、メロディを作った時点で、この曲はアルバムの最後になるなという予感がありました。そんなこともあって収録曲の中でも最後に歌詞を考えることになって。このアルバムが令和の最初の年、2019年に出るということで、今の時代に自分が何を感じているかということがいちばん伝わる曲になるといいなと思って作りました。身近な日常的な感覚から視野を広げてもっと大きなことへ目を向ける、そんなイメージで書きました。その曲ごとに何をいうのか、というのは曲が呼ぶもの。それをどういう順番で並べるのかとか、どういうストーリーで構成するのか、というのはもう自分の中にイメージがあるんです。この曲は最後だな、とか。
■秦にとっての歌詞づくりとは
メロディが際立ち、歌詞とその世界観が重要になる今作のような作品をつくるにあたって、歌詞づくりの秘訣(ひけつ)はあるのだろうか。
秦:景色のようなものとか、この曲は何を言おうとしているか、というのは(曲に)呼ばれることもあるし、純粋に音の響きを考えたり、このメロディーには母音の「あ」をのせる、みたいな自分の中にあるルールにのっとってひとつにまとめていくこともあります。ぱっと出てくるときもあるんですけど、基本的にはじっくりその曲と向き合って、ある瞬間に出てきます。その曲にどういう景色があるのか、何があるのか、をずーっと見つめて探しているという感じですかね。頭の中ではもう背景やイメージができあがっていて、それを言葉にするにはどうするか考えたり、感じながら作っています。
アルバム『コペルニクス』は絶賛発売中。秦は来年3月から全国ツアーも控えているので、こちらもぜひチェックしてほしい。
J-WAVE『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」は、さまざまなフィールドで活躍する人物の裏側に迫る。放送は毎週金曜の10時40分頃から。お楽しみに。
【番組情報】
番組名:『~JK RADIO~TOKYO UNITED』
放送日時:毎週金曜 6時-11時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/
■デビュー10周年を経て、締め切りを設けずフラットに曲を作ってみた
秦は今までは、曲をつくるときには締め切りがあって、それまでに制作するというスケジュールだったという。今回、一区切りがついたタイミングで、その過程もリセットして曲作りにのぞんだ。
秦:デビュー10周年があって、そのときにオールタイム・ベストや横浜スタジアムでのライブもあって、自分の中で一区切りついた感じがあって。区切りがついた後のアルバムということで、一度フラットな状態からアルバムを作ってみようと思いました。それまでの自分のペースがあったんですが、今回は締め切りを作らずに(曲が)浮かんだら書く、みたいなスケジュールで半年ちょっとかけて曲を作りました。いつもより時間はかかったんですけど、でも「曲が生まれる」というか、まるで自分の中からこぼれ落ちるみたいに曲ができたような気がしています。
■共同サウンドプロデューサー、トオミヨウとの出会い
秦の共同サウンドプロデューサー・トオミヨウは、土岐麻子、菅田将暉などさまざまなアーティストの作品に参加している。秦はトオミとの出会いについて語った。
秦:トオミさんは、土岐麻子さんのアルバムを聴いたときに「カッコいいなぁ」と思って。「このサウンドどうやって作ってるのかな? 」っていうところからお名前を拝見しました。今回のアルバムでやりたかったイメージとして、エレキギターを使わず歌とアコギをメインにした音像を作っていきたいというのがあったので、トオミさんとやったらおもしろくなるんじゃないかなと思って声をかけました。
さらに秦は、アルバム最後の楽曲『Rainsongs』に込めた思いについて、こう語った。
秦:アルバムの最後の曲は『Rainsongs』というんですが、メロディを作った時点で、この曲はアルバムの最後になるなという予感がありました。そんなこともあって収録曲の中でも最後に歌詞を考えることになって。このアルバムが令和の最初の年、2019年に出るということで、今の時代に自分が何を感じているかということがいちばん伝わる曲になるといいなと思って作りました。身近な日常的な感覚から視野を広げてもっと大きなことへ目を向ける、そんなイメージで書きました。その曲ごとに何をいうのか、というのは曲が呼ぶもの。それをどういう順番で並べるのかとか、どういうストーリーで構成するのか、というのはもう自分の中にイメージがあるんです。この曲は最後だな、とか。
■秦にとっての歌詞づくりとは
メロディが際立ち、歌詞とその世界観が重要になる今作のような作品をつくるにあたって、歌詞づくりの秘訣(ひけつ)はあるのだろうか。
秦:景色のようなものとか、この曲は何を言おうとしているか、というのは(曲に)呼ばれることもあるし、純粋に音の響きを考えたり、このメロディーには母音の「あ」をのせる、みたいな自分の中にあるルールにのっとってひとつにまとめていくこともあります。ぱっと出てくるときもあるんですけど、基本的にはじっくりその曲と向き合って、ある瞬間に出てきます。その曲にどういう景色があるのか、何があるのか、をずーっと見つめて探しているという感じですかね。頭の中ではもう背景やイメージができあがっていて、それを言葉にするにはどうするか考えたり、感じながら作っています。
アルバム『コペルニクス』は絶賛発売中。秦は来年3月から全国ツアーも控えているので、こちらもぜひチェックしてほしい。
J-WAVE『~JK RADIO~ TOKYO UNITED』のワンコーナー「THE HIDDEN STORY」は、さまざまなフィールドで活躍する人物の裏側に迫る。放送は毎週金曜の10時40分頃から。お楽しみに。
【番組情報】
番組名:『~JK RADIO~TOKYO UNITED』
放送日時:毎週金曜 6時-11時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/