高岡早紀、ジャズピアニスト・山下洋輔を「おじちゃん」と呼ぶ理由

J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。音楽を聴く隠れ家=「オトアジト」に毎週ゲストを迎え、大人な音楽談義を繰り広げる。

11月30日(土)のオンエアでは女優・高岡早紀が登場。プライベートでも親交のある2人がお酒を片手にリラックスした雰囲気でトークを展開した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年12月7日28時59分まで)


■世良公則に…15歳の高岡をドキドキさせた話

高岡の映画デビュー作は1989年に公開された『cfガール』。主演は世良公則、ほかにも岡田真澄、三船敏郎といった豪華俳優陣が出演している。高岡は世良とのエピソードを披露した。

高岡:思い出したんですけど、カナダでロケがあったんです。私は15歳だったんだけど、キャンプファイヤーをして、世良さんと2人きりになっちゃったの。世良さんはギターを持っていて……。
クリス:口説いてきたの?
高岡:口説いてない(笑)。『スタンド・バイ・ミー』を歌ってくれて、超カッコ良かった。
クリス:それは嬉しいよね。
高岡:だって私しか聴いてないんだよ? すごいカッコよかった。ドキドキしちゃった。



■高岡にとって山下洋輔は父親代わりの「おじちゃん」

高岡は幼少時代を神奈川県の湘南地方ですごしたという。家から海まで30秒。犬を連れて、ひと気のない曇天の砂浜で、たそがれていたこともあったのだとか。父親はジャズの流れるライブハウスの経営者だったそう。

高岡:最初にライブハウスに連れて行ってもらったのは父親の店です。
クリス:すごいね、ドラマの主人公のような生い立ちだよね。
高岡:子どものころからライブハウスに連れて行ってもらって、カウンターの席にちょこんと座って。
クリス:小さいときから音楽はずっと?
高岡:耳にはしていたっていう感じです。だからといって特にジャズにハマるわけでもなく。
クリス:でもそこから、今でもジャズを歌っているしね。
高岡:父はもう亡くなっているんですけど、父の親友だった山下洋輔さんが、なんとなく父親代わり的なことで面倒を見てくれていて。
クリス:山下洋輔が父親代わりっていうのはすごい、これまたイケてるじゃない。
高岡:そうなんですよね(笑)。私が「おじちゃん」なんて言える方ではないので、申し訳ないんですけど。



■高岡と山下の夢の競演が実現

山下からは「いつかは絶対ジャズを歌ってほしい」と言われていたという高岡は、あるきっかけで共演が叶ったという。

高岡:『モンスター』(2013年)という主演映画があったんですけど、エンディングテーマを歌わせてもらえることになりまして、選曲をしていくなかで平野愛子さんが歌った『君待てども』という曲をみんなで見つけて、「山下洋輔さんにピアノを演奏してもらえないかな」というアイデアが浮かび、そこでお願いをしました。
クリス:それはもう、マブダチだし。
高岡:マブダチというか(笑)。「俺がやらなくて誰がやる」みたいな。このレコーディングは3テイクくらいしかやってないと思うんですけど、すごく幸せな時間でした。
クリス:ファーストライブは山下洋輔さんがピアノを弾いてくれたりしたの?
高岡:もちろんです。
クリス:すごいよねえ。頼めばやってくれるっていう感じなんだ?
高岡:はい。
クリス:今はなんて呼んでいるんですか?
高岡:お仕事させていただいているので「洋輔さん」って呼んだりしていますけど、普通だと「おじちゃん」って。だって洋輔おじちゃんだから。


『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを招き音楽談議に花を咲かせる。放送は毎週土曜18時から。お聴き逃しなく。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年12月7日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

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