映画や舞台で活躍中の女優・上白石萌音が、J-WAVE『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』に登場。10月6日(日)~27日(日)天王洲 銀河劇場にて上演される、こまつ座&ホリプロ公演『組曲虐殺』の稽古場の様子や見どころを語った。
■井上ひさし遺作『組曲虐殺』
上白石は、再再演となる井上ひさしの遺作『組曲虐殺』に出演する。同作は『蟹工船』などで知られる作家・小林多喜二の半生を描いた物語だ。上白石は、井上芳雄演じる小林多喜二の恋人・田口瀧子を演じる。
上白石:言論統制で言いたいことも言えない中、多喜二さんは果敢に伝えようと挑まれた方で、『組曲虐殺』は多喜二さんと彼を取り囲む人たちのお話です。厳しい時代だからこそ、明るさとか強さが際立っている気がします。私は前回の映像を観たときに、タイトルからは想像できないくらい、たくさん笑ったんです。ゲラゲラ笑える作品です。すごく喜劇的なところと、考えさせられるメッセージ性の強いところのバランスが巧みだなと、井上ひさしさんならではなのかなと思いました。
劇中では、上白石の変装シーンもあり「面白いですよ。やっていて笑いをこらえられないシーンも多い」という。「稽古場が学びと刺激と感動で溢れている」とも。
キャストは井上芳雄の他、神野三鈴、土屋佑壱、山本龍二、高畑淳子。音楽はピアニスト・小曽根 真が担当する。毎日稽古場に足を運ぶ小曽根は、稽古ピアノも演奏しており、その贅沢な状況に「耳が肥えちゃいます。なんでもすぐに弾いてくれます」と稽古場の様子を明かした。
別所:楽しみになってきました。改めて、上白石さんが思う本作の見どころは?
上白石:言葉の強さがあるなと思います。井上ひさし先生の、シンプルで強くて心に残る言葉がたくさんあって。小林多喜二も言葉に生きた人で、そこがすごく重なるので、ひと言でも持ち帰っていただけたらと思います。また、「魂を注ぐとはこういうこと」といえるほどのみなさんの熱演が素晴らしいです。同じ舞台に立っていて、毎回違う感情をいただきます。
また、栗山民也の演出を「ダメ出しの時間がこれほど楽しいのは初めて」と上白石。
上白石:もちろん緊張感もありますし、直さないといけないところばかりですが、ダメ出しでみんながゲラゲラ笑うんですよ。栗山さんがどんどん新しいことを思いつかれて、それをおっしゃるだけで面白いんです。みんなでお腹を抱えて笑って「それやろう」って形にしていくのがクリエイティブだなっていつも思います。私はそれに必死に食らいついています。
■音声ガイドに挑戦!
上白石は、横浜美術館開館30周年を記念した「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した 12 人の画家たち」にて、音声ガイドに挑戦している。
上白石:美術館が大好きで、休みになると足を運びます。だから音声ガイドは夢だったので本当にうれしかったです。しかも印象派って、日本人が大好きじゃないですか。私も大好きなんです。ルノワールとか私と同じ名前のモネもいます。そういう人たちの作品を紹介できるというのが、とても嬉しいです。
舞台『組曲虐殺』と横浜美術館での音声ガイド、どちらもぜひチェックしてみてほしい。
『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」では、あらゆる世界の本質に迫る。放送時間は8時35分から。お楽しみに!
【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr
■井上ひさし遺作『組曲虐殺』
上白石は、再再演となる井上ひさしの遺作『組曲虐殺』に出演する。同作は『蟹工船』などで知られる作家・小林多喜二の半生を描いた物語だ。上白石は、井上芳雄演じる小林多喜二の恋人・田口瀧子を演じる。
上白石:言論統制で言いたいことも言えない中、多喜二さんは果敢に伝えようと挑まれた方で、『組曲虐殺』は多喜二さんと彼を取り囲む人たちのお話です。厳しい時代だからこそ、明るさとか強さが際立っている気がします。私は前回の映像を観たときに、タイトルからは想像できないくらい、たくさん笑ったんです。ゲラゲラ笑える作品です。すごく喜劇的なところと、考えさせられるメッセージ性の強いところのバランスが巧みだなと、井上ひさしさんならではなのかなと思いました。
劇中では、上白石の変装シーンもあり「面白いですよ。やっていて笑いをこらえられないシーンも多い」という。「稽古場が学びと刺激と感動で溢れている」とも。
キャストは井上芳雄の他、神野三鈴、土屋佑壱、山本龍二、高畑淳子。音楽はピアニスト・小曽根 真が担当する。毎日稽古場に足を運ぶ小曽根は、稽古ピアノも演奏しており、その贅沢な状況に「耳が肥えちゃいます。なんでもすぐに弾いてくれます」と稽古場の様子を明かした。
別所:楽しみになってきました。改めて、上白石さんが思う本作の見どころは?
上白石:言葉の強さがあるなと思います。井上ひさし先生の、シンプルで強くて心に残る言葉がたくさんあって。小林多喜二も言葉に生きた人で、そこがすごく重なるので、ひと言でも持ち帰っていただけたらと思います。また、「魂を注ぐとはこういうこと」といえるほどのみなさんの熱演が素晴らしいです。同じ舞台に立っていて、毎回違う感情をいただきます。
また、栗山民也の演出を「ダメ出しの時間がこれほど楽しいのは初めて」と上白石。
上白石:もちろん緊張感もありますし、直さないといけないところばかりですが、ダメ出しでみんながゲラゲラ笑うんですよ。栗山さんがどんどん新しいことを思いつかれて、それをおっしゃるだけで面白いんです。みんなでお腹を抱えて笑って「それやろう」って形にしていくのがクリエイティブだなっていつも思います。私はそれに必死に食らいついています。
■音声ガイドに挑戦!
上白石は、横浜美術館開館30周年を記念した「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した 12 人の画家たち」にて、音声ガイドに挑戦している。
上白石:美術館が大好きで、休みになると足を運びます。だから音声ガイドは夢だったので本当にうれしかったです。しかも印象派って、日本人が大好きじゃないですか。私も大好きなんです。ルノワールとか私と同じ名前のモネもいます。そういう人たちの作品を紹介できるというのが、とても嬉しいです。
舞台『組曲虐殺』と横浜美術館での音声ガイド、どちらもぜひチェックしてみてほしい。
『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」では、あらゆる世界の本質に迫る。放送時間は8時35分から。お楽しみに!
【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr
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