世界中でバズりまくり! オーストラリア出身のTones and I

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR TRAX」。J-WAVE がプッシュしている楽曲の中から毎日1曲をピックアップして掘り下げ、今聴くべきアーティスト、ネクストブレイクアーティストを紹介。10月7日(月)のオンエアでは、Tones and Iの『Dance Monkey』をピックアップ!


■路上パフォーマンスをスタートしてわずか1年

Tones and Iは、オーストラリアのモーニントン半島出身の19歳、トニー・ワトソンによるソロプロジェクト。彼女は、昨年、アーティストとしての夢を追い元々働いていた小売業の仕事をやめ、たった独りでワゴン車に住みながら路上ライブなどの活動を始める。彼女のパフォーマンスは、バックバンドなし、コンピューターとシンセサイザーのみというスタイルだ。

昨年秋、路上パフォーマーのチャンピオンを決めるイベントで優勝し、今年3月にデビュー・シングル『Johnny Run Away』をリリースした。この曲は、地元の人気ラジオ局の推薦もあり、オーストラリアのシングル・チャートでは最高12位を記録。ちなみにこの曲のMVでは、寝泊まりしていたワゴン車や路上ライブ、レコーディング風景の模様が記録され、彼女のデビューまでの歴史を辿ることが出来る。

そして、今回SONAR TRAXに選ばれた第2弾シングル『Dance Monkey』は、現在までオーストラリアのシングル・チャートで12週首位を獲得。アメリカやヨーロッパのアーティストが首位に立つことの多いオーストラリアチャートで、地元出身のアーティストとして過去最長を記録している。そして、さらにオーストラリア以外でもヨーロッパ各国でチャートを席巻中だ。


【Tones and I『Dance Monkey』を聴く】


■一度聴いたら忘れられない声

たった2曲で大スターへと上り詰めた彼女は、この夏、オーストラリアのフェス「Splendor In The Grass」にオープニング・アクトで出演し、2万人の観客を集めて史上最多の観客動員を記録。『Dance Monkey』で観客を大合唱させた。8月末には、6曲入りのデビュー・EP『The Kids Are Coming』をリリースし、その後、発表されたツアーは即完売を記録している。

注目は、なんと言っても一度聴いたら忘れられないこの声と個性的なファッション。誰かにプロデュースされていないビリーアイリッシュ的なDIY感が、また彼女の良いところだ。スターになった今でも、ライブは路上ライブと同じ、たった一人でプレイしている。これからますます注目のTones and Iをぜひチェックしてみてほしい。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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