J-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「DNP GLOBAL OPEN INNOVATION」。10月11日(金)のオンエアでは、先日行われた「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2019 supported by CHINTAI」での公開収録の模様をお届け。元メジャーリーガー・上原浩治とクリス・ペプラーによるキーノートセッションを紹介した。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月18日28時59分まで)
■メジャーリーグで引退を考えたとき
上原は1999年に入団した読売ジャイアンツでエースとして活躍後、米・メジャーリーグの4球団でプレー。2013年のボストン・レッドソックス在籍時にはワールドシリーズでチャンピオンに輝き、胴上げ投手にもなった。2018年には再び日本球界に復帰し、読売ジャイアンツの一員となり、今年5月に引退した。
そんな上原に「雑草魂で駆け抜けた野球人生」というテーマで話を訊いた。
クリス:34歳でメジャーリーグに挑戦したときは、どんな心境でしたか?
上原:思い出作りでした(笑)。最初、ボルチモア・オリオールズと2年契約をもらったけれど、この2年で終わるだろうなと感じていました。でも結果、2年が9年になりましたから、かなりいい思い出作りになりましたね。
クリス:でも、オリオールズの1年目に怪我をして、当時は引退を考えたと伺いました。
上原:ひじの腱を断裂してしまい、8週間は投球禁止と言われ、そのまま1年目のシーズンが終わってしまいました。テニスボールがひじに付いているような腫れ具合だったから、自分でもビックリするくらいで、私生活にもかなり影響しました。ひじが回復してもおそらくもう通用しないだろうという気持ちがあり、これが最後かな、という思いがありました。
■後輩に伝える「苦しいと思っても...」
今年5月に現役を引退した上原。後輩には「野球は楽しくやれ」「1年でも長く現役でやることが華だ」と伝えているという。
上原:苦しいと思っても現役でいられることがどれだけ幸せなことか、とずっと伝えています。引退したら、単なる雑草になりましたね(笑)。
クリス:でも、根性はまだ残っていますよね?
上原:うーん、今はないかもしれないですね(笑)。
■若者へのメッセージ「失敗しても5年後くらいには笑い話になる」
最後に上原が、若者へメッセージを贈った。
上原:とにかく自分たちがやりたいと思うこと、考えていることはすぐ行動に移したほうがいい。「あのとき、ああしていればよかった」という思いだけはしてほしくないですね。失敗しても5年後くらいには笑い話になると思うんですよね。僕はテキサス・レンジャーズ時代に、ポストシーズンで3試合連続ホームランを浴びて、それはメジャーリーグでワースト記録なんです。当時はかなり落ち込みましたけど、今では笑い話としてみんなに話していますからね。
「究極的な考えだけど、命までは奪われないと考えている」と続ける。
上原:よく「どういう気持ちでマウンドに上がっている?」「マイナスな気持ちにならない?」と訊かれました。確かに「打たれらどうしよう」と思う場合もあるけど、行き着くところ「命までは奪われないから、それなら前向きに頑張ろう」となるので、そう考えたほうがより前に進んでいけると思います。
心に響く言葉を残した上原。今後、どのような活動が見られるか注目したい。
『INNOVATION WORLD』のワンコーナー「DNP GLOBAL OPEN INNOVATION」は、各分野のエキスパートを招き業界トレンドをお届けする。放送は毎週金曜の21時15分頃から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月18日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『INNOVATION WORLD』
放送日時:毎週金曜 20時-22時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月18日28時59分まで)
■メジャーリーグで引退を考えたとき
上原は1999年に入団した読売ジャイアンツでエースとして活躍後、米・メジャーリーグの4球団でプレー。2013年のボストン・レッドソックス在籍時にはワールドシリーズでチャンピオンに輝き、胴上げ投手にもなった。2018年には再び日本球界に復帰し、読売ジャイアンツの一員となり、今年5月に引退した。
そんな上原に「雑草魂で駆け抜けた野球人生」というテーマで話を訊いた。
クリス:34歳でメジャーリーグに挑戦したときは、どんな心境でしたか?
上原:思い出作りでした(笑)。最初、ボルチモア・オリオールズと2年契約をもらったけれど、この2年で終わるだろうなと感じていました。でも結果、2年が9年になりましたから、かなりいい思い出作りになりましたね。
クリス:でも、オリオールズの1年目に怪我をして、当時は引退を考えたと伺いました。
上原:ひじの腱を断裂してしまい、8週間は投球禁止と言われ、そのまま1年目のシーズンが終わってしまいました。テニスボールがひじに付いているような腫れ具合だったから、自分でもビックリするくらいで、私生活にもかなり影響しました。ひじが回復してもおそらくもう通用しないだろうという気持ちがあり、これが最後かな、という思いがありました。
■後輩に伝える「苦しいと思っても...」
今年5月に現役を引退した上原。後輩には「野球は楽しくやれ」「1年でも長く現役でやることが華だ」と伝えているという。
上原:苦しいと思っても現役でいられることがどれだけ幸せなことか、とずっと伝えています。引退したら、単なる雑草になりましたね(笑)。
クリス:でも、根性はまだ残っていますよね?
上原:うーん、今はないかもしれないですね(笑)。
■若者へのメッセージ「失敗しても5年後くらいには笑い話になる」
最後に上原が、若者へメッセージを贈った。
上原:とにかく自分たちがやりたいと思うこと、考えていることはすぐ行動に移したほうがいい。「あのとき、ああしていればよかった」という思いだけはしてほしくないですね。失敗しても5年後くらいには笑い話になると思うんですよね。僕はテキサス・レンジャーズ時代に、ポストシーズンで3試合連続ホームランを浴びて、それはメジャーリーグでワースト記録なんです。当時はかなり落ち込みましたけど、今では笑い話としてみんなに話していますからね。
「究極的な考えだけど、命までは奪われないと考えている」と続ける。
上原:よく「どういう気持ちでマウンドに上がっている?」「マイナスな気持ちにならない?」と訊かれました。確かに「打たれらどうしよう」と思う場合もあるけど、行き着くところ「命までは奪われないから、それなら前向きに頑張ろう」となるので、そう考えたほうがより前に進んでいけると思います。
心に響く言葉を残した上原。今後、どのような活動が見られるか注目したい。
『INNOVATION WORLD』のワンコーナー「DNP GLOBAL OPEN INNOVATION」は、各分野のエキスパートを招き業界トレンドをお届けする。放送は毎週金曜の21時15分頃から。お楽しみに!
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【番組情報】
番組名:『INNOVATION WORLD』
放送日時:毎週金曜 20時-22時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/
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