J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR'S ROOM」。毎週火曜日はDYGLが登場。9月17日のオンエアでは、下中洋介(Gt)と秋山信樹(Vo/Gt)が「最近、秋山がShazamしてよかった曲」をテーマに盛り上がった。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月24日28時59分まで)
■秋山が「これはいい!」と思った曲を解説
「Shazam」とは、街中やラジオ、テレビなどで流れている音楽を認識できるアプリ。さっそく、秋山がShazamしてよかった3曲を紹介した。
・The Pied Pipers『Dream』
秋山:最近、The Caretakerとかの古い音楽を調べたら、元になっている音楽はParlour musicって呼ばれているらしくて、この映画音楽の雰囲気のジャズっぽいけどジャズじゃない、いわゆる当時のポピュラーミュージックの無垢な感じが改めていいなと思った。そういう音楽を聴きたいなと思っていたら、この曲がテレビで流れてきたから、すぐにShazamした。当時は英米のチャート1位を取るくらいだったらしいけど、今はそんなに有名じゃないじゃん。俺、聴いたことなかったし。
下中:俺も聴いたことなかった。
秋山:それだけ有名でも、長い時間が経つと誰も知らなくなるものだから、「そのときの音楽を楽しむ」、それだけなのかなって思う。
・The Chinese Stars『Teeth Marks』
秋山:この曲はDYGLのツアーでライブをした香川県のレコードショップ兼フリースペース「TOONICE」でShazamした曲。この場所はすごくDIYな場所で、このツアーの中でも特にお気に入りの場所でした。ここに置いてあるレコードはわりと新しめのハードコアとかね。アメリカのハードコアの流れにあるインディーとポストロックの間みたいな印象のバンドが多かったよね。
下中:ヒリヒリしたバンドが多かった。
秋山:The Chinese Starsの細かいことはわからないから、知りたい方はぜひ「TOONICE」に遊びに行ってもらえたらと思います。
秋山は「『TOONICE』はいい箱だから、音楽をやっている人もそうじゃない人も一度は行ってほしい」と絶賛。「『TOONICE』みたいなDIYな箱が増えたらいいなとすごく思っている」と話し、その理由についてこう話す。
秋山:「TOONICE」は自分の手で作っていくことをすごく大事にしていて、たしかフィーをバンドからほとんど取らないように頑張ってるって言ってた。それってすごく大事だと思う。ノルマ払ってるだけで、いっぱいいっぱいになってる高校生のバンドとかすごく多いんだよね。俺が高校時代に東京でライブをやっていたとき、2万円くらいバンドのメンバーと割り勘してライブハウスに払って、結局お客さん2、3人だったこともあるから。
「でも、それって誰も得しない」と話を続ける。
秋山:イベントを組む側も箱も、ライブをやる側のバンドもどういう音楽をしたいか、どんなシーンをサポートしていきたいかを明確に考えている場所が音楽を育てていくと思うから、「TOONICE」はそういうことや流れている音楽も含めて、すごく好きな場所でしたね。
・Yoko Ono『She Hits Back』
秋山:この曲はどこでShazamしたか思い出せないんだけど、その時点でYoko Ono(オノ・ヨーコ)の曲だとは全然気付いてなかった。オノ・ヨーコさんのパフォーマンスは、美術館とかできれいな格好をして、ただ叫び続けるみたいな印象が強かったから、この曲の声、ちょっと特徴があるとはいえ普通に歌ってるじゃん。
下中:そうだね。
秋山:それがけっこう意外だなと思った。オノ・ヨーコさんってアバンギャルドなイメージが強くて、どこから触れていいのかわからなくて。でも、2年前くらいにニューヨークに行ったときにオノさんが詩集を出してたから買って読んだら、いろんな言葉遊びをしていて、それがすごく面白いと思って、それから注目するようになった。この間、代官山の書店に行ったら、その本の日本語版が『どんぐり』って名前で売ってたんだよね。どんなかたちでも、いろんなスタイルでどんどん実験していくオノさんの精神を見習いたいですね。
曲を紹介し終えた秋山は、Shazamについて「そのとき限りで終わっていたはずの音楽を残しておけるのはすごい」と、その素晴らしさをしみじみ感じていた。紹介した3曲をぜひ聴いてみてほしい。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語っている。放送は月曜~木曜の22時30分頃から。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月24日28時59分まで)
■秋山が「これはいい!」と思った曲を解説
「Shazam」とは、街中やラジオ、テレビなどで流れている音楽を認識できるアプリ。さっそく、秋山がShazamしてよかった3曲を紹介した。
・The Pied Pipers『Dream』
秋山:最近、The Caretakerとかの古い音楽を調べたら、元になっている音楽はParlour musicって呼ばれているらしくて、この映画音楽の雰囲気のジャズっぽいけどジャズじゃない、いわゆる当時のポピュラーミュージックの無垢な感じが改めていいなと思った。そういう音楽を聴きたいなと思っていたら、この曲がテレビで流れてきたから、すぐにShazamした。当時は英米のチャート1位を取るくらいだったらしいけど、今はそんなに有名じゃないじゃん。俺、聴いたことなかったし。
下中:俺も聴いたことなかった。
秋山:それだけ有名でも、長い時間が経つと誰も知らなくなるものだから、「そのときの音楽を楽しむ」、それだけなのかなって思う。
・The Chinese Stars『Teeth Marks』
秋山:この曲はDYGLのツアーでライブをした香川県のレコードショップ兼フリースペース「TOONICE」でShazamした曲。この場所はすごくDIYな場所で、このツアーの中でも特にお気に入りの場所でした。ここに置いてあるレコードはわりと新しめのハードコアとかね。アメリカのハードコアの流れにあるインディーとポストロックの間みたいな印象のバンドが多かったよね。
下中:ヒリヒリしたバンドが多かった。
秋山:The Chinese Starsの細かいことはわからないから、知りたい方はぜひ「TOONICE」に遊びに行ってもらえたらと思います。
秋山は「『TOONICE』はいい箱だから、音楽をやっている人もそうじゃない人も一度は行ってほしい」と絶賛。「『TOONICE』みたいなDIYな箱が増えたらいいなとすごく思っている」と話し、その理由についてこう話す。
秋山:「TOONICE」は自分の手で作っていくことをすごく大事にしていて、たしかフィーをバンドからほとんど取らないように頑張ってるって言ってた。それってすごく大事だと思う。ノルマ払ってるだけで、いっぱいいっぱいになってる高校生のバンドとかすごく多いんだよね。俺が高校時代に東京でライブをやっていたとき、2万円くらいバンドのメンバーと割り勘してライブハウスに払って、結局お客さん2、3人だったこともあるから。
「でも、それって誰も得しない」と話を続ける。
秋山:イベントを組む側も箱も、ライブをやる側のバンドもどういう音楽をしたいか、どんなシーンをサポートしていきたいかを明確に考えている場所が音楽を育てていくと思うから、「TOONICE」はそういうことや流れている音楽も含めて、すごく好きな場所でしたね。
・Yoko Ono『She Hits Back』
秋山:この曲はどこでShazamしたか思い出せないんだけど、その時点でYoko Ono(オノ・ヨーコ)の曲だとは全然気付いてなかった。オノ・ヨーコさんのパフォーマンスは、美術館とかできれいな格好をして、ただ叫び続けるみたいな印象が強かったから、この曲の声、ちょっと特徴があるとはいえ普通に歌ってるじゃん。
下中:そうだね。
秋山:それがけっこう意外だなと思った。オノ・ヨーコさんってアバンギャルドなイメージが強くて、どこから触れていいのかわからなくて。でも、2年前くらいにニューヨークに行ったときにオノさんが詩集を出してたから買って読んだら、いろんな言葉遊びをしていて、それがすごく面白いと思って、それから注目するようになった。この間、代官山の書店に行ったら、その本の日本語版が『どんぐり』って名前で売ってたんだよね。どんなかたちでも、いろんなスタイルでどんどん実験していくオノさんの精神を見習いたいですね。
曲を紹介し終えた秋山は、Shazamについて「そのとき限りで終わっていたはずの音楽を残しておけるのはすごい」と、その素晴らしさをしみじみ感じていた。紹介した3曲をぜひ聴いてみてほしい。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語っている。放送は月曜~木曜の22時30分頃から。お楽しみに!
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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