「仕事が早い人は、通勤電車はあえて各駅停車に乗る」。早く目的地に着くためには急行や快速に乗ろうと考えるのが普通だが......いったいなぜ? 多くのビジネスパーソンと関わる人材育成コンサルタントの吉田幸弘が語った。吉田は多くのビジネス書も出版。近著に『仕事が早く終わる人、いつまでも終わらない人の習慣』(あさ出版)、『部下に9割任せる!』(フォレスト出版)などがある。
【9月10日(火)オンエアのJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」】(2019年9月17日10時13分まで)
■到着が早くても、乗っているとき何もできないくらいなら...
満員の急行・快速電車で身動きがとれないくらいなら、各駅停車に乗って時間を有効活用するのも手だ。吉田も、快速電車では本が読めないことを理由に、あえて各駅停車に乗っていたという。
吉田:ずっとじっとしているしかないから、各停に変えました。
サッシャ:時間的にはどのくらい差がありますか?
吉田:時間でいうと30~40分ぐらい多くかかりました。
サッシャ:朝の30分って、(早く起きたりするのは)けっこうしんどくないですか?
吉田:しんどいんですけど、満員電車もしんどいんです。
増井:どちらもしんどいなら、ゆったり座って読書の時間にあてられたほうが有意義ですよね。
サッシャ:つまり、仕事が早い人は時間の使い方もうまいということになるわけですね。
■リターンが見込めるなら、お金をかけるのもアリ
吉田によると、仕事が早い人は何かと効率のよい方法を選んでいるという。
吉田:たとえば、会社の近くに住んで通勤時間を減らすとか、通勤にグリーン車を使うとか。お金は使うんですけど、それ以上のリターンがあればいい。
サッシャ:それで仕事の効率がよくなって、仕事の成果が上がって、より給料が上がったり、より給料の高い会社に行けたりすれば、その意味も出てくるということですね。
吉田:そうですね。たとえば、私は今でも新幹線はグリーン車で、自腹で乗ることがほとんどです。その時間は執筆に集中できる。寝ることもありますが、普通席とは乗車による疲れ具合が違うと感じます。
サッシャ:疲れて駅前のマッサージに行くことを考えたら1時間6000円ですから、疲れを溜めずにグリーン車に乗ってしまったほうがいいですね。
■仕事が早く終わる人は「ハイボール思考」
吉田の著書『仕事が早く終わる人、いつまでも終わらない人の習慣』には、仕事が早く終わる人と終わらない人との対比が40項目ほど書かれている。
増井:気になったのが「早く終わる人はハイボール思考で、終わらない人はとりあえず生(ナマ)思考」というもの。ここにどのような違いが生まれるんですか?
吉田:「とりあえず生」というと、思考が止まってしまっている。ちょっと違うことをやろうと考えていない。たとえば、今までやっていたやり方がよくないんじゃないかと検証していないとか。
サッシャ:仕事にも同じ考え方や思考が染みついているから、飲み会でも「とりあえず生ビールを頼んでおけばいいか」というようなことになる。
吉田:そうです。「とりあえずコーヒー」とか。だから、たとえば1 on 1(ワンオンワン)の面談のときに、私はクリームソーダを注文するなんてことをやっていました。そうすると部下も「変わったものでもいいんだ」となって、ちょっと場が和むんです。あと、「じゃあ何にしよう」という思考になるんです。あんみつにしたり。これが意外に和んで部下との距離も縮まります。
サッシャ:当たり前になっていることを、一度疑う目を持つことが大事だということですね。
みなさんも、自身の生活や仕事の進め方を見直してみては? 考え方を変えることで、無駄がみつかるかも!
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
【9月10日(火)オンエアのJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」】(2019年9月17日10時13分まで)
■到着が早くても、乗っているとき何もできないくらいなら...
満員の急行・快速電車で身動きがとれないくらいなら、各駅停車に乗って時間を有効活用するのも手だ。吉田も、快速電車では本が読めないことを理由に、あえて各駅停車に乗っていたという。
吉田:ずっとじっとしているしかないから、各停に変えました。
サッシャ:時間的にはどのくらい差がありますか?
吉田:時間でいうと30~40分ぐらい多くかかりました。
サッシャ:朝の30分って、(早く起きたりするのは)けっこうしんどくないですか?
吉田:しんどいんですけど、満員電車もしんどいんです。
増井:どちらもしんどいなら、ゆったり座って読書の時間にあてられたほうが有意義ですよね。
サッシャ:つまり、仕事が早い人は時間の使い方もうまいということになるわけですね。
■リターンが見込めるなら、お金をかけるのもアリ
吉田によると、仕事が早い人は何かと効率のよい方法を選んでいるという。
吉田:たとえば、会社の近くに住んで通勤時間を減らすとか、通勤にグリーン車を使うとか。お金は使うんですけど、それ以上のリターンがあればいい。
サッシャ:それで仕事の効率がよくなって、仕事の成果が上がって、より給料が上がったり、より給料の高い会社に行けたりすれば、その意味も出てくるということですね。
吉田:そうですね。たとえば、私は今でも新幹線はグリーン車で、自腹で乗ることがほとんどです。その時間は執筆に集中できる。寝ることもありますが、普通席とは乗車による疲れ具合が違うと感じます。
サッシャ:疲れて駅前のマッサージに行くことを考えたら1時間6000円ですから、疲れを溜めずにグリーン車に乗ってしまったほうがいいですね。
■仕事が早く終わる人は「ハイボール思考」
吉田の著書『仕事が早く終わる人、いつまでも終わらない人の習慣』には、仕事が早く終わる人と終わらない人との対比が40項目ほど書かれている。
増井:気になったのが「早く終わる人はハイボール思考で、終わらない人はとりあえず生(ナマ)思考」というもの。ここにどのような違いが生まれるんですか?
吉田:「とりあえず生」というと、思考が止まってしまっている。ちょっと違うことをやろうと考えていない。たとえば、今までやっていたやり方がよくないんじゃないかと検証していないとか。
サッシャ:仕事にも同じ考え方や思考が染みついているから、飲み会でも「とりあえず生ビールを頼んでおけばいいか」というようなことになる。
吉田:そうです。「とりあえずコーヒー」とか。だから、たとえば1 on 1(ワンオンワン)の面談のときに、私はクリームソーダを注文するなんてことをやっていました。そうすると部下も「変わったものでもいいんだ」となって、ちょっと場が和むんです。あと、「じゃあ何にしよう」という思考になるんです。あんみつにしたり。これが意外に和んで部下との距離も縮まります。
サッシャ:当たり前になっていることを、一度疑う目を持つことが大事だということですね。
みなさんも、自身の生活や仕事の進め方を見直してみては? 考え方を変えることで、無駄がみつかるかも!
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく!
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/