間もなくやってくる食欲の秋に向けて、注目すべきスイーツやグルメをチェックしておきたい。タピオカに次いでブームが来そうなスイーツや知っておくべき最新グルメについて、フードプロデューサー・渥美まいこさんに話を訊いた。
【8月28日（水）『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」（ナビゲーター：サッシャ、増井なぎさ）】
■タピオカに取って代わるスイーツは？
渥美さんは、タピオカに次ぐモバイルスイーツとして「チーズティー」を紹介した。チーズティーは台湾の屋台が発祥とされており、東南アジアやアメリカなどでもブームになっている。日本でも、原宿などに専門店ができている。
渥美：台湾茶とかウーロン茶の上にフワフワのチーズクリームがのっかっています。タピオカが好きな人は、よりチーズティーに移りやすい傾向があって、上に岩塩を乗せたりもするので、そのしょっぱい感覚が新鮮でいいみたいです。秋になると肌寒くなるので、そういう濃厚なものが人気になりそうです。
50度ほどのマイルドホットで展開されているものもあり、コンビニなどでも紙パックのチーズティーが手に入るという。最初はティーとチーズクリームを別々に味わって途中でチーズクリームとティーをシェイクして飲むなど、さまざまな楽しみ方がある。
続いて「バナナジュース」を紹介。都内でも徐々に専門店が増えており、テレビ番組『マツコの知らない世界』（TBS）で取り上げられたことでも話題になった。
渥美：これまでのバナナジュースと違って砂糖も不使用で、牛乳やバナナにもこだわっているので、これまでの感覚とは全然違います。ちょっとヘルシーなのでスムージーの延長でもあり、ちょっと甘めのデザートでもあります。
また、イチゴミルク専門店もできており、これまで馴染みがあった飲み物がアップデートされて登場している。パッケージがおしゃれな点も人気の理由のひとつだ。
渥美さんが「いちおし」と言って最後に紹介したのは「固めのプリン」。純喫茶などで食べられる昔ながらの固めのプリンを、コーヒーと一緒に味わう人が増えてきていると言う。
渥美：懐かしい感じがあるんですけど、Instagramでもたくさん投稿されています。若い人にとっては、プリンは滑らかで柔らかいものが当たり前なので、しっかり歯応えがあってカラメルがほろ苦いという特徴が面白いみたいです。
タピオカと同じように、懐かしさを感じる世代とそれを経験していない新しさを感じる若い世代の両方からの人気があり、タピオカのモチモチした食感に代わるような食感も人気の理由なのでは、と渥美さんは分析した。
サッシャと増井はスタジオで、「葉山ビーカープリンのマーロウ」のプリンを試食。弾力のある食感やほどよい苦味のカラメル、バニラビーンズの香りなどに懐かしさを感じて大満足の様子だった。
■秋に注目すべきグルメ3選
コーナー後半では、注目のグルメを紹介した。まずは「モダン点心」。日比谷にある「ティム・ホー・ワン」や二重橋スクエアにある「ヤウメイ」など、点心を中心とした中華料理店が日本に進出しており、グルメな人のInstagramには、よく点心が登場するそうだ。
渥美：これから寒くなってくるので、せいろを並べてはふはふ食べるみたいな。これまでに小籠包のブームがありましたが、そこから広がって春巻きや蒸し餃子、饅頭などを楽しむのが新しいと受け止めている人が広がっています。
続けて渥美さんが紹介したのは「つゆだくチーズバーガー」。チーズタッカルビやラクレットチーズの流行もあり、チーズが溢れ出るほど大量に使われたチーズバーガーのことだ。溢れ出たチーズにポテトをディップして食べるそうで、ハンバーガーの具材が見えなくなるほどの大量のチーズは、つい写真を撮りたくなるほどのインパクト。
渥美：ただ、お店はそこまで増えていなくて、横浜の「DAIGOMI BURGER」が特徴的にやっています。でも、これからどんどんいろんなところで増えてきそうな印象はあります。
最後に、グルメ部門の大本命として提案したのは「カレーパン」だ。ここ数年のスパイスカレーと高級食パンなどの流行もあり、ジワジワとカレーパンのブームが広がりつつある。
渥美：カレーパンの具がキーマカレーだったり辛味が強いものだったり、カレーにもさまざまな種類が出てきたのと同時に、カレーパンのバリエーションも広がりつつあって、専門店もあります。最近はスリランカやインドなどのスパイスカレーが流行っていて、欧風カレーが消極的だったんですが、カレーパンとして盛り返している感じもあります。
サッシャと増井は「天馬」のカレーパンを試食。サイズは大きめだが、パンの生地が軽くてふんわりしているので女性でもすぐに食べ切れる。中のカレーも辛過ぎず、コクのある味わいが楽しめる。
渥美さんは、この秋に注目のスイーツとグルメに共通するキーワードとして"食感"を挙げた。食のブームを紐解くと"食感"が重要なポイントであると言う。タピオカの"モチモチ"が「固めのプリン」の"むっちりした歯応え"や「カレーパン」の"サクサク"に変わっていくと予想した。「『タピオカの食感を楽しんだあとは別の食感が恋しくなる』ということから秋のブームが予想できる」と話した。
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜～木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく！
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『STEP ONE』
放送日時：月・火・水・木曜 9時－13時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
【8月28日（水）『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」（ナビゲーター：サッシャ、増井なぎさ）】
■タピオカに取って代わるスイーツは？
渥美さんは、タピオカに次ぐモバイルスイーツとして「チーズティー」を紹介した。チーズティーは台湾の屋台が発祥とされており、東南アジアやアメリカなどでもブームになっている。日本でも、原宿などに専門店ができている。
渥美：台湾茶とかウーロン茶の上にフワフワのチーズクリームがのっかっています。タピオカが好きな人は、よりチーズティーに移りやすい傾向があって、上に岩塩を乗せたりもするので、そのしょっぱい感覚が新鮮でいいみたいです。秋になると肌寒くなるので、そういう濃厚なものが人気になりそうです。
50度ほどのマイルドホットで展開されているものもあり、コンビニなどでも紙パックのチーズティーが手に入るという。最初はティーとチーズクリームを別々に味わって途中でチーズクリームとティーをシェイクして飲むなど、さまざまな楽しみ方がある。
続いて「バナナジュース」を紹介。都内でも徐々に専門店が増えており、テレビ番組『マツコの知らない世界』（TBS）で取り上げられたことでも話題になった。
渥美：これまでのバナナジュースと違って砂糖も不使用で、牛乳やバナナにもこだわっているので、これまでの感覚とは全然違います。ちょっとヘルシーなのでスムージーの延長でもあり、ちょっと甘めのデザートでもあります。
また、イチゴミルク専門店もできており、これまで馴染みがあった飲み物がアップデートされて登場している。パッケージがおしゃれな点も人気の理由のひとつだ。
渥美さんが「いちおし」と言って最後に紹介したのは「固めのプリン」。純喫茶などで食べられる昔ながらの固めのプリンを、コーヒーと一緒に味わう人が増えてきていると言う。
渥美：懐かしい感じがあるんですけど、Instagramでもたくさん投稿されています。若い人にとっては、プリンは滑らかで柔らかいものが当たり前なので、しっかり歯応えがあってカラメルがほろ苦いという特徴が面白いみたいです。
タピオカと同じように、懐かしさを感じる世代とそれを経験していない新しさを感じる若い世代の両方からの人気があり、タピオカのモチモチした食感に代わるような食感も人気の理由なのでは、と渥美さんは分析した。
サッシャと増井はスタジオで、「葉山ビーカープリンのマーロウ」のプリンを試食。弾力のある食感やほどよい苦味のカラメル、バニラビーンズの香りなどに懐かしさを感じて大満足の様子だった。
■秋に注目すべきグルメ3選
コーナー後半では、注目のグルメを紹介した。まずは「モダン点心」。日比谷にある「ティム・ホー・ワン」や二重橋スクエアにある「ヤウメイ」など、点心を中心とした中華料理店が日本に進出しており、グルメな人のInstagramには、よく点心が登場するそうだ。
渥美：これから寒くなってくるので、せいろを並べてはふはふ食べるみたいな。これまでに小籠包のブームがありましたが、そこから広がって春巻きや蒸し餃子、饅頭などを楽しむのが新しいと受け止めている人が広がっています。
続けて渥美さんが紹介したのは「つゆだくチーズバーガー」。チーズタッカルビやラクレットチーズの流行もあり、チーズが溢れ出るほど大量に使われたチーズバーガーのことだ。溢れ出たチーズにポテトをディップして食べるそうで、ハンバーガーの具材が見えなくなるほどの大量のチーズは、つい写真を撮りたくなるほどのインパクト。
渥美：ただ、お店はそこまで増えていなくて、横浜の「DAIGOMI BURGER」が特徴的にやっています。でも、これからどんどんいろんなところで増えてきそうな印象はあります。
最後に、グルメ部門の大本命として提案したのは「カレーパン」だ。ここ数年のスパイスカレーと高級食パンなどの流行もあり、ジワジワとカレーパンのブームが広がりつつある。
渥美：カレーパンの具がキーマカレーだったり辛味が強いものだったり、カレーにもさまざまな種類が出てきたのと同時に、カレーパンのバリエーションも広がりつつあって、専門店もあります。最近はスリランカやインドなどのスパイスカレーが流行っていて、欧風カレーが消極的だったんですが、カレーパンとして盛り返している感じもあります。
サッシャと増井は「天馬」のカレーパンを試食。サイズは大きめだが、パンの生地が軽くてふんわりしているので女性でもすぐに食べ切れる。中のカレーも辛過ぎず、コクのある味わいが楽しめる。
渥美さんは、この秋に注目のスイーツとグルメに共通するキーワードとして"食感"を挙げた。食のブームを紐解くと"食感"が重要なポイントであると言う。タピオカの"モチモチ"が「固めのプリン」の"むっちりした歯応え"や「カレーパン」の"サクサク"に変わっていくと予想した。「『タピオカの食感を楽しんだあとは別の食感が恋しくなる』ということから秋のブームが予想できる」と話した。
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜～木曜の10時10分頃から。お聴き逃しなく！
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【番組情報】
番組名：『STEP ONE』
放送日時：月・火・水・木曜 9時－13時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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