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【ライブ音源あり】サマソニ20年の歴史を振り返る! “歴代1位”との呼び声も高い2003年のレディオヘッドのステージとは?

【ライブ音源あり】サマソニ20年の歴史を振り返る! “歴代1位”との呼び声も高い2003年のレディオヘッドのステージとは?

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、今年で20周年を迎える都市型音楽フェス「SUMMER SONIC」を特集する。

特集初日8月5日(月)のオンエアでは、サマソニの初回から第10回までの歴史を振り返った。


■初回サマソニで、コールドプレイが初来日!

2000年にスタートしたサマソニ。「SUMMER SONIC 2019」はアニバーサリーイヤーということで10年ぶりに、8月16日(金)・17日(土)・18日(日)の3日間開催となる。第1回は山梨県の富士急ハイランド・コニファーフォレストと、大阪のWTCオープンエアスタジアムの2ヶ所で行われた。ステージは2ステージ制で、出演者数、観客動員数ともに現在のサマソニと比べれば小規模であった。

ヘッドライナーはグリーン・デイとジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン。その他、主な出演者はジェームス・ブラウン、シガー・ロス、ミューズ、コールドプレイ、ベン・フォールズ・ファイヴ、ウィーザー、アレステッド・ディベロップメント、Dragon Ash、MONGOL800など。コールドプレイの来日は、このときが初だった。

富士急ハイランド・コニファーフォレストは収容人数が最大2万人で、ステージを作成する場所の確保が難しい。そのため、2001年は東京の会場を幕張メッセ及び、千葉マリンスタジアムへと移すことになった。東京会場が都内から30分で行ける距離になったことで、日帰り参加できる都市型フェスとしてのサマソニがスタートした。

第2回目のヘッドライナーは、ベックとマリリン・マンソン。その他は、プライマル・スクリーム、スリップノット、ゼブラヘッドなど。日程、ステージごとにラインナップや出演順の特色を打ち出していくスタイルが確立された。

開催3年目にしてステージも増え、3ステージ制へと移行したのが2002年。この年のヘッドライナーはガンズ・アンド・ローゼズとオフスプリング。出演アクト数は飛躍的に増え、45組を突破。3ステージ制になったことで、PUFFY、アヴァランチーズ、ザ・ストリーツなど、J-POPやダンス・アクトといった新たなジャンルも開拓していった。


■伝説となったレディオヘッドのサプライズ

サマソニのリピーターの間で"歴代1位のサマソニ"との呼び声も高いのが2003年。開催4年目にしてチケットが初の完全ソールドアウト。ヘッドライナーを務めたのはUKの両巨頭、レディオヘッドとブラー。ブラーにとってこの2003年のサマソニは、活動休止前の最後の来日だった。一方のレディオヘッドはアンコールのラストに、当初セットリストには載っていなかった『Creep』をサプライズで披露。オンエアでは、その貴重なライブ音源を紹介した。

サマソニ5周年の節目となった2004年は、ステージをさらに増やし5ステージ制に。東京会場には海岸沿いにBEACH STAGEが誕生。この年のヘッドライナーはグリーン・デイとビースティ・ボーイズ。5ステージ制となったことでさらに邦楽勢の強化が図られ、稲葉浩志、氣志團、Boom Boom Satellitesまで、よりバラエティに富んだラインナップが集結。ヒップホップ勢の活躍も目覚ましく、NAS、N.E.R.D、スチャダラパー、RHYMESTERら洋楽・邦楽が入り混じってのサマソニの流れを作った。

6回目の開催となった2005年は、新設のISLAND STAGE、DJエリアとしてのDANCE TENTを含めて合計7ステージ制となり、ほぼ現在のサマソニに近い全体像が出来上がる。ヘッドライナーはナイン・インチ・ネイルズとオアシス。その他、Qティップ、M.I.A.、パブリック・エナミー、ブロック・パーティ、RIP SLYME、ELLEGARDEN、木村カエラなど、ヒップホップ、ロック、ポップ入り乱れてのバラエティ豊かなステージになった。

第7回の2006年は18万人の観客を動員し、出演アーティストも増加。様々なブースや企画も増え、規模はさらに拡大した。1日目のヘッドライナーはメタリカ。サマソニ史上最長の2時間20分に及ぶライブを披露した。アルバム『Master Of Puppets(邦題:メタル・マスター)』のリリース20周年を記念して全アルバム収録曲を通しで再現するという伝説的なライブとなった。2日目のトリを務めたのはリンキン・パーク、さらにセカンドステージのトリをダフト・パンクが務め、入場規制がかかるほどの人気だった。


■未だ破られていない記録が誕生

第8回、2007年のヘッドライナーはブラック・アイド・ピーズとアークティック・モンキーズ。アークティック・モンキーズは史上最年少の21歳、そしてデビュー2年目という最速でのヘッドライナーとなる。この記録は未だに破られていない。さらにこの年、観客総動員数が20万人を突破した。

第9回、2008年のヘッドライナーは、ザ・ヴァーヴとコールドプレイ。クロージングアクトとしてザ・プロディジーが出演した。この他、セックス・ピストルズ、ファットボーイ・スリム、アリシア・キーズ、ヴァンパイア・ウィークエンド、MGMT、日本勢からはRADWIMPS、マキシマム ザ ホルモン、サカナクション、Perfume、小泉今日子、湘南乃風などが出演。スタート当初は洋楽のロックが中心だったサマソニだが、音楽ファンの嗜好の変化、多様化に合わせてジャンルレス化し、規模の拡大とともにJ-POPアーティストやアイドルユニットも出演するようになった。

2009年は10回目を記念して、3日間にわたって開催。3日間での総アクト数は、サマソニ史上最多の180組。ヘッドライナーを務めたのはマイ・ケミカル・ロマンス、リンキン・パーク、そしてビヨンセ。その他、ナイン・インチ・ネイルズ、カサビアン、B'z、リンプ・ビズキット、エルヴィス・コステロ、ザ・フレーミング・リップス、NE-YOなどが出演した。

初回はここまで。特集の2日目となる6日(火)のオンエアでは、2010年以降のサマソニの歴史を紹介する。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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