解散から16年以上の時を経て、再結成を果たしたNUMBER GIRLを特集した、J-WAVEで放送中の番組『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』(ナビゲーター:グローバー)。同番組では毎回ゲストを迎え、1組の「レジェンド・ミュージシャン」をテーマに音楽談義を繰り広げている。
8月3日(土)のオンエアでは、川谷絵音と佐藤千亜妃が、NUMBER GIRLの魅力を熱く語った。
【radikoで聴く! 川谷&佐藤が考える、】(2019年8月10日28時59分まで)
■メジャーデビューからわずか3年半で解散...そして復活!
1995年、ギター・ボーカルの向井秀徳を中心に福岡で結成されたNUMBER GIRL。1997年に1stアルバム『SCHOOL GIRL BYE BYE』を発表し、そのエモーショナルなボーカルとスリリングなオルタナティブサウンドで日本のロックシーンを席巻した。しかし、2002年11月に解散を宣言。メジャーデビューから3年半という短い活動ながら、彼らの音楽は数々の伝説と共にファンを魅了し続けてきた。そして今年2月、突然の再結成を発表。ワンマンライブやツアーを行い、再び日本のロックシーンを熱くさせている。
【関連記事】NUMBER GIRLの歴史を追う! メジャーデビュー3年半で解散するも、圧倒的な存在感を放った
■NUMBER GIRLとの出会い
川谷がNUMBER GIRLを初めて知ったのは、大学生の頃。先輩がNUMBER GIRLのコピーバンドをしていたという。福岡弁丸出しの歌詞にまず衝撃を受け、そこからライブ映像を漁って楽曲を聴き始め、自分でもNUMBER GIRLのコピーバンドをやったそうだ。そこで、当時、川谷が演奏していて最高だったという楽曲『Tombo the electric bloodred』をオンエアした。
佐藤がNUMBER GIRLを初めて聴いたのは、高校3年生の頃。友人の勧めで『omoide in my head』を聴いたのだが、あまりハマらなかったと言う。しかし、それから少し時間が経ったときに、また同じ友人から、今度は田渕ひさ子のギターソロだけをまとめた映像を見せられた。このときに「なんてカッコいい音を鳴らす女性ギタリストがいるんだ!」と思ってハマったそうだ。
NUMBER GIRLの復活について、川谷はこう思いを述べた。
川谷:今はギターロックみたいなのって、ほとんどなくなってきてるから。NUMBER GIRLが復活したことによって、聴いたことがない人たちの世代に聴いてもらえるのは、すごくいいなと思います。
■解散してからリスナーが増えたバンド
プロのミュージシャンとして、NUMBER GIRLのどんな点に魅力を感じるのだろうか。
川谷:NUMBER GIRL以降、「ギターめっちゃカッコいいな」みたいなバンドって、いないんじゃないかなって感じもするんです。
グローバー:やろうと思っても真似できないっていうことですか?
川谷:解散してメンバーがバラバラになって、他でそれぞれバンドをやってるけど、やっぱりNUMBER GIRLのような爆発力ってないじゃないですか。
グローバー:それで本人たちも再結成することになったんだと思いますよ。
川谷:儚さもあるし。解散のライブもPENNY LANE24(札幌のライブハウス)だったし、それでも伝説のバンドみたいになっているのって、語り継ぐ人が多かったんだろうなって。そのときに聴いていた人口よりも、今のほうが多いわけじゃないですか。普通に考えてそういうの、なかなかないじゃないですか。
「解散して活動していない期間にリスナーが増えていったバンドはあまりいない」と、川谷はNUMBER GIRLのスゴさを話した。
佐藤は、NUMBER GIRLのサウンドについて「それぞれのキャラクターが面白い」と表現した。
佐藤:あれをこだわって作ってるのか、自然発生的なものなのか、怪しいなと思ってて(笑)。それぞれ天然で出した音がたまたま噛み合っちゃって、それがムーブメントになっただけのような気もしていて。
グローバー:考えてないから出てきた、と。
佐藤:それを擦り合わせる作業はしたかもしれないですけど、「たまたま天然の人がそれぞれ演ったら、ああなっちゃった」っていうほうがバンド的に尊いのかなと思ってて。そのマジックがあるバンドなのかなって勝手に思ってるんです。
■川谷絵音がライブで絶対に聴きたい曲
川谷は、再結成後のライブで絶対に聴きたいという楽曲を紹介した。
川谷:やっぱり『ZEGEN VS UNDERCOVER』。最初のギターのコードがすごい好きで、あれはけっこう有機的な曲ですよね。無機質っていうよりは、メロディとかがちょっと哀愁を帯びているというか。
グローバー:たぶん、歌謡曲とか日本のポップ・ロックが好きな人も、この曲から入る人は多いんじゃないかな。
川谷:聴きやすい曲ですよね。ドラムもカッコいいし、"バンド"っていうカッコよさもあるし。あと、ちゃんと歌が聴けるというか。ミックス小っちゃいですけど。
グローバー:いつもながらの(笑)。後ろに後ろに。
川谷:「後ろにいる」というのも、なんかいいなと思います(笑)。
ということで、『ZEGEN VS UNDERCOVER』を流した。オンエアの後半では、川谷と佐藤が、それぞれNUMBER GIRLのキャッチコピーを考えた。どんなキャッチコピーになったのか、ぜひradikoでチェックしてもらいたい。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年8月10日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。
【番組情報】
番組名:『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/
8月3日(土)のオンエアでは、川谷絵音と佐藤千亜妃が、NUMBER GIRLの魅力を熱く語った。
【radikoで聴く! 川谷&佐藤が考える、】(2019年8月10日28時59分まで)
■メジャーデビューからわずか3年半で解散...そして復活!
1995年、ギター・ボーカルの向井秀徳を中心に福岡で結成されたNUMBER GIRL。1997年に1stアルバム『SCHOOL GIRL BYE BYE』を発表し、そのエモーショナルなボーカルとスリリングなオルタナティブサウンドで日本のロックシーンを席巻した。しかし、2002年11月に解散を宣言。メジャーデビューから3年半という短い活動ながら、彼らの音楽は数々の伝説と共にファンを魅了し続けてきた。そして今年2月、突然の再結成を発表。ワンマンライブやツアーを行い、再び日本のロックシーンを熱くさせている。
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■NUMBER GIRLとの出会い
川谷がNUMBER GIRLを初めて知ったのは、大学生の頃。先輩がNUMBER GIRLのコピーバンドをしていたという。福岡弁丸出しの歌詞にまず衝撃を受け、そこからライブ映像を漁って楽曲を聴き始め、自分でもNUMBER GIRLのコピーバンドをやったそうだ。そこで、当時、川谷が演奏していて最高だったという楽曲『Tombo the electric bloodred』をオンエアした。
佐藤がNUMBER GIRLを初めて聴いたのは、高校3年生の頃。友人の勧めで『omoide in my head』を聴いたのだが、あまりハマらなかったと言う。しかし、それから少し時間が経ったときに、また同じ友人から、今度は田渕ひさ子のギターソロだけをまとめた映像を見せられた。このときに「なんてカッコいい音を鳴らす女性ギタリストがいるんだ!」と思ってハマったそうだ。
NUMBER GIRLの復活について、川谷はこう思いを述べた。
川谷:今はギターロックみたいなのって、ほとんどなくなってきてるから。NUMBER GIRLが復活したことによって、聴いたことがない人たちの世代に聴いてもらえるのは、すごくいいなと思います。
■解散してからリスナーが増えたバンド
プロのミュージシャンとして、NUMBER GIRLのどんな点に魅力を感じるのだろうか。
川谷:NUMBER GIRL以降、「ギターめっちゃカッコいいな」みたいなバンドって、いないんじゃないかなって感じもするんです。
グローバー:やろうと思っても真似できないっていうことですか?
川谷:解散してメンバーがバラバラになって、他でそれぞれバンドをやってるけど、やっぱりNUMBER GIRLのような爆発力ってないじゃないですか。
グローバー:それで本人たちも再結成することになったんだと思いますよ。
川谷:儚さもあるし。解散のライブもPENNY LANE24(札幌のライブハウス)だったし、それでも伝説のバンドみたいになっているのって、語り継ぐ人が多かったんだろうなって。そのときに聴いていた人口よりも、今のほうが多いわけじゃないですか。普通に考えてそういうの、なかなかないじゃないですか。
「解散して活動していない期間にリスナーが増えていったバンドはあまりいない」と、川谷はNUMBER GIRLのスゴさを話した。
佐藤は、NUMBER GIRLのサウンドについて「それぞれのキャラクターが面白い」と表現した。
佐藤:あれをこだわって作ってるのか、自然発生的なものなのか、怪しいなと思ってて(笑)。それぞれ天然で出した音がたまたま噛み合っちゃって、それがムーブメントになっただけのような気もしていて。
グローバー:考えてないから出てきた、と。
佐藤:それを擦り合わせる作業はしたかもしれないですけど、「たまたま天然の人がそれぞれ演ったら、ああなっちゃった」っていうほうがバンド的に尊いのかなと思ってて。そのマジックがあるバンドなのかなって勝手に思ってるんです。
■川谷絵音がライブで絶対に聴きたい曲
川谷は、再結成後のライブで絶対に聴きたいという楽曲を紹介した。
川谷:やっぱり『ZEGEN VS UNDERCOVER』。最初のギターのコードがすごい好きで、あれはけっこう有機的な曲ですよね。無機質っていうよりは、メロディとかがちょっと哀愁を帯びているというか。
グローバー:たぶん、歌謡曲とか日本のポップ・ロックが好きな人も、この曲から入る人は多いんじゃないかな。
川谷:聴きやすい曲ですよね。ドラムもカッコいいし、"バンド"っていうカッコよさもあるし。あと、ちゃんと歌が聴けるというか。ミックス小っちゃいですけど。
グローバー:いつもながらの(笑)。後ろに後ろに。
川谷:「後ろにいる」というのも、なんかいいなと思います(笑)。
ということで、『ZEGEN VS UNDERCOVER』を流した。オンエアの後半では、川谷と佐藤が、それぞれNUMBER GIRLのキャッチコピーを考えた。どんなキャッチコピーになったのか、ぜひradikoでチェックしてもらいたい。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年8月10日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/