金魚のアートも楽しめる! 「東京金魚ワンダーランド2019」

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」。8月22日(木)のオンエアでは、「東京金魚ワンダーランド2019」をピックアップした。


■知っているようで知らない金魚の魅力が満載のイベント



東京スカイツリータウン・ソラマチにある、すみだ水族館で開催中の「東京金魚ワンダーランド2019」。

金魚はもともと突然変異で生まれた生き物であり、そこからいろんな種を掛け合わせて新しい品種が生み出されてきた。そうして人の手によって生まれた生き物なので、中には「コメット」という、人の手が加わらないことで先祖返りした種もいるそうだ。

すみだ水族館には日本最大級の金魚の展示エリアがあり、金魚を取り巻く文化や歴史を取り入れた展示活動を積極的に行っている。「東京金魚ワンダーランド」は今回で4回目の開催で、すみだ水族館でこの時期の恒例になっているイベントだ。

令和になってから初めての開催ということで、改めて下町の古き良き文化を感じてもらいたいと、"懐かしさ"をテーマに空間が演出されている。



会場には昭和を感じさせる広告看板や雑貨、金魚ちょうちん、ステンドグラスのランプなどが装飾されていて、レトロな雰囲気の中で金魚を鑑賞することができる。コメット、和金、琉金、出目金、丹頂など17品種で、およそ450匹の金魚が展示されている。

■6人の金魚作家とのコラボ展示も

8月16日(金)からは、「東京金魚ワンダーランド2019」の新たなプロジェクトとして、金魚アーティストとのコラボ展示「金魚♡(LOVE)展」がスタート。6人の金魚作家が参加しているが、それらの展示をまとめているのが金魚絵師の深堀隆介だ。

6人の作家は皆、金魚を題材としているため、ライバルのような感覚もあり、それぞれの作品に刺激を受け合ったそうだ。今回、深堀はそれぞれの作家に対して「あなたのやりたいように一度展開して、あとは水族館さんと話し合ってください」という任せ方をしたと言う。

深堀:みなさんすごくいいものを仕上げてくれました。それぞれの個性と本当の金魚がマッチしたときに、「どっちが絵でどっちが金魚?」みたいな錯覚が起こるような、すごくきれいにマッチングしている水槽があったりします。6名がそれぞれの水槽をデザインしているんです。その水槽の中に金魚がいるんです。

深堀は、原始的な金魚とも言われ、フナに近い赤い金魚・和金の水槽の底や上に、自身の作品である絵や写真を展示している。さらに、今回の「金魚♡(LOVE)展」では、水族館とコラボしたことで金魚の新たな魅力を感じることができたと言う。

深堀:もうすぐ金魚を描いて20年になるんです。本当はこんなに続かないと思ってたんですけど、なんか気づいたら発見だらけで、新たな発見が次々に出てくるんです。そうすると、僕の作品ではまだ伝えきれていない、表現しきれていないんです。なので、表現しきれるまで金魚と共に生きたいと思ってます。

「同じものはひとつとして作りたくないタイプ」と語る深堀。何か新しい挑戦をしながら作品を作ることをモットーにしているそうだ。今回の展示では、和金の水槽の他にも、深堀の代表的な作品である、器の中に樹脂を流し込み、絵具で金魚を描くアートの新作も見られるという。

「東京金魚ワンダーランド2019」は、10月31日(木)まで開催される。




J-WAVE『GOOD NEIGHBORS』のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」では、東京を面白くする、東京を刺激する様々なトピックスにフォーカスしている。放送は月曜から木曜の14時。お楽しみに!

【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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