J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。8月17日(土)のオンエアでは、カメラマン・三浦憲治が登場。イエロー・マジック・オーケストラ(以下、YMO)を撮り続けた40年間の軌跡を語る。
■ユーミン、サザン...大物を撮り続けるカメラマン
三浦は1949年生まれで今年70歳。カメラマンとしてのキャリアは45年以上で、音楽関係の写真、なかでもライブ撮影を得意としており、YMOを撮影する以前は、海外アーティストをメインに撮っていた。三浦は「カメラを持っているとライブを前で聴けるぞ、それがメインだった」と語る。
ピンク・フロイドが来日した野外フェス「箱根アフロディーテ」、レッド・ツェッペリンの初の日本武道館公演、パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)の初来日公演ライブアルバム『Live in Tokyo』のジャケットなどを撮影した。
さらに、松任谷由実、サザンオールスターズ、矢沢永吉、井上陽水、ユニコーンと奥田民生、福山雅治、忌野清志郎など、国内の有名アーティストを撮り続けている。
三浦:初めて撮影した日本人アーティストはユーミン(松任谷由実)じゃないかなと思う。マネージャーが俺の師匠の義理の弟だったの。そういう関係でマネージャーの人が事務所に遊びに来ていて「うちのミュージシャンで面白いのがいるから撮ってよ」と言われて、紀伊國屋ホールの時代から撮りにいって「日本人でこんな面白い人がいるんだ」と思いました。
■YMOはライブで一番いい顔をする
三浦は、最初に小学館の雑誌『GORO』の音楽ページでYMOを撮影。細野晴臣と高橋幸宏はサディスティック・ミカ・バンドとして、坂本龍一は山下達郎との音楽活動として、それぞれのメンバーを撮影していたため、YMOを知ったときの三浦は「この3人でやるんだ」と思ったそう。
8月26日(月)発売の、YMO結成40周年を記念した写真集『40 ymo 1979-2019』には、200点以上の写真が掲載されている。そのうち半分は未公開のものだ。40年のなかで印象に残るYMOとの撮影は、小学館の『写楽』のイベント用ポスターを撮影したことだった。
三浦:スタジオに呼んで、最初はレーザーを当てて、坂本さん、細野さん、幸宏さんと並んでもらって、これはピシっといったんだけど、もうワンカットは多重露光という、どうなるかわからない感じがあって、真っ暗ななかでストロボに色を付けてポンポン飛ばすんですよ。当時はデジタルじゃないから、現像があがってから「こういうイメージになっているんだ」という写真なので。そういうときのYMOのメンバーは抜群だったね。細野さんは好奇心が強いというか、嫌々やらないでえらい盛り上がってちゃって、どこでやめればいいのかなという感じでした。この撮影で僕が3人のなかに入っていけたのかなという感じがある。
三浦は「YMOはライブで一番いい顔をする」と話す。海外でのYMOのライブ撮影について、こう振り返る。
三浦:客が最初は全然聴いていないんだけど、だんだん盛り上がって、最後は大盛り上がりになる。一番前に行って撮るのが好きなんだけど、うしろに客がいて、曲の頭がパーンとかかると、みんながワーッと騒ぐ。あれを背中に感じて撮るのが「やったー!」という感じです。
三浦に、今後撮る写真について訊くと「現在進行のYMOの3人を撮り続けると思う。でも、次どういう人が来るのか、俺の前に立ってくれるのか、内心楽しみ」と答え、「まだしばらくはみんなのうしろについていけるんじゃないかな。邪魔にならないように」と力強く語った。
【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜 8時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/
■ユーミン、サザン...大物を撮り続けるカメラマン
三浦は1949年生まれで今年70歳。カメラマンとしてのキャリアは45年以上で、音楽関係の写真、なかでもライブ撮影を得意としており、YMOを撮影する以前は、海外アーティストをメインに撮っていた。三浦は「カメラを持っているとライブを前で聴けるぞ、それがメインだった」と語る。
ピンク・フロイドが来日した野外フェス「箱根アフロディーテ」、レッド・ツェッペリンの初の日本武道館公演、パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)の初来日公演ライブアルバム『Live in Tokyo』のジャケットなどを撮影した。
さらに、松任谷由実、サザンオールスターズ、矢沢永吉、井上陽水、ユニコーンと奥田民生、福山雅治、忌野清志郎など、国内の有名アーティストを撮り続けている。
三浦:初めて撮影した日本人アーティストはユーミン(松任谷由実)じゃないかなと思う。マネージャーが俺の師匠の義理の弟だったの。そういう関係でマネージャーの人が事務所に遊びに来ていて「うちのミュージシャンで面白いのがいるから撮ってよ」と言われて、紀伊國屋ホールの時代から撮りにいって「日本人でこんな面白い人がいるんだ」と思いました。
■YMOはライブで一番いい顔をする
三浦は、最初に小学館の雑誌『GORO』の音楽ページでYMOを撮影。細野晴臣と高橋幸宏はサディスティック・ミカ・バンドとして、坂本龍一は山下達郎との音楽活動として、それぞれのメンバーを撮影していたため、YMOを知ったときの三浦は「この3人でやるんだ」と思ったそう。
【本日発売! #YMO写真集】いよいよ本日発売です。書店さんでぜひご覧ください!!! #40ymo 1979-2019 #三浦憲治 | KADOKAWA https://t.co/TpY506gJzg →こちらでは試し読みもできます。@kadokawa_pr pic.twitter.com/8H64WOGOAn
— 『40 ymo 1979-2019』@8月26日発売! (@progre0905) August 26, 2019
8月26日(月)発売の、YMO結成40周年を記念した写真集『40 ymo 1979-2019』には、200点以上の写真が掲載されている。そのうち半分は未公開のものだ。40年のなかで印象に残るYMOとの撮影は、小学館の『写楽』のイベント用ポスターを撮影したことだった。
三浦:スタジオに呼んで、最初はレーザーを当てて、坂本さん、細野さん、幸宏さんと並んでもらって、これはピシっといったんだけど、もうワンカットは多重露光という、どうなるかわからない感じがあって、真っ暗ななかでストロボに色を付けてポンポン飛ばすんですよ。当時はデジタルじゃないから、現像があがってから「こういうイメージになっているんだ」という写真なので。そういうときのYMOのメンバーは抜群だったね。細野さんは好奇心が強いというか、嫌々やらないでえらい盛り上がってちゃって、どこでやめればいいのかなという感じでした。この撮影で僕が3人のなかに入っていけたのかなという感じがある。
三浦は「YMOはライブで一番いい顔をする」と話す。海外でのYMOのライブ撮影について、こう振り返る。
三浦:客が最初は全然聴いていないんだけど、だんだん盛り上がって、最後は大盛り上がりになる。一番前に行って撮るのが好きなんだけど、うしろに客がいて、曲の頭がパーンとかかると、みんながワーッと騒ぐ。あれを背中に感じて撮るのが「やったー!」という感じです。
三浦に、今後撮る写真について訊くと「現在進行のYMOの3人を撮り続けると思う。でも、次どういう人が来るのか、俺の前に立ってくれるのか、内心楽しみ」と答え、「まだしばらくはみんなのうしろについていけるんじゃないかな。邪魔にならないように」と力強く語った。
【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜 8時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/