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もう古い「NG敬語」使ってない? 謙遜のつもりが失礼に…

ビジネスマナーにおいて「言葉遣い」は基本です。軽い印象のある若者言葉はもちろんですが、使わないほうがいい敬語もあります。人材育成の企業研修や就職・転職支援を行っているCA-STYLE主宰・美月あきこさんに訊きました。

【6月27日(木)J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190627105736


■若者言葉は気心知れた間柄以外は避けて

ビジネスシーンではやはり、若者言葉は使わないほうがよいそうです。

美月:若者言葉は、気心が知れた間柄であれば打ち解けられる効果がありますが、初対面の場で、自分が会社を代表して相手とお目にかかっているときに若者言葉が出てしまうと、仕事や会社の重みをなくしてしまうことがあります。特に初対面の際は気をつけましょう。30代の方でも「マジっすか!?」「超やばい!」などと言う人がいますが、気持ちは伝わってくるものの、「軽いかな」という印象を受けます。


■「つまらないものですが」はもう古い

避けたほうがいい敬語があります。それは、ギフトを渡したときの「つまらないものですが」。

美月:この言い方は、そろそろやめたほうがいいと思います。「つまらないものをくれるんですか?」と受け取られる人もいるんです(笑)。「これはすごく素敵なので、ぜひ使ってみてください」とか「ほかの人に差し上げたら喜ばれたので、使ってみていただけませんか」とか、ポジティブな言葉を使うほうが、今の時代はいいと思います。へりくだり過ぎても自分の気持ちは伝わりません。人間関係はちょっとした勘違いで上手くいかないこともあるので、「いいものはいい」とダイレクトに伝えるのもマナーのひとつだと思います。


■「自分らしくいる」のがいい!

コーナー後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。この日は、「綺麗目の女性らしいファッションが好きな42歳の男性上司は、雑誌で好みのコーディネートを見つけると、カジュアルなファッションが多い私に『〇〇もこういう格好すればいいのに』と、ぼそっとプッシュしてきます。ちょくちょく言われるのでさすがにウンザリ気味です。『気にするな』という曲を処方してください」という悩みに、P!NKの『Don't Let Me Get Me』をセレクトしました。

サッシャ:この曲は、P!NKがデビューするにあたって言われたことをそのまま歌にしているんです。当時のレーベルのプロデューサーに「君は歌は上手いから、イメージチェンジしてブリトニー・スピアーズみたいになればいいんだ」と言われたことがあり、「なぜブリトニーと比べるの? 自分らしくさせてよ!」という曲なんです。

「『自分らしくいればいいのではないか』という気持ちを込めて選びました」と、リスナーにお届けしました。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone

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