J-WAVEで放送中の番組『SPARK』(月曜ナビゲーター:水野良樹)。6月10日のオンエアでは、鍵盤をはじめとするマルチプレイヤー、Kan Sanoさんとの対談をお届けしました。
【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年6月17日23時59分まで)】
■曲作りはどんな順番ですすめていく?
水野は以前の放送で、Kan Sanoさんのニューアルバム『Ghost Notes』を「非常に好きだ」と言っていました。
水野:アルバムを聴かせていただきました。かっこいいし、憧れしかないです。
Kan Sano:恐れ多いです。
水野:今回のアルバムも全てのサウンドを一人で構築されていると伺ったんですけど、どういうところから曲を作ってるんでしょうか?
Kan Sano:僕も水野さんと同じように、いろいろな方のプロデュースとかアレンジの仕事をやっていているんですけど、自分の作品を作ることを軸に考えています。前のアルバムを作って2年半くらい経つんですけど、一つを作ると次を作りたくなって、前作の反動とかもあって、次は生歌重視とか、もっと音の数を少なめでやろうとか、いろいろ考える始める感じです。
水野:「同じことをしたくない」というような気持ちが強いですか?
Kan Sano:そうかもしれないです。あと、今回のアルバムはネオソウルみたいなものがベースになっています。10代、20歳前後の頃に聴いていたソウルとかネオソウルと、もう一度向かい合ってみたかったんです。当時はディアンジェロとかエリカ・バドゥとかがすごく好きで聴いていたけど、自分の音楽としてアウトプットができていなかった気がして、それが今ならできるかもというタイミングで、こういう感じなりました。
水野:ピアノの前に立った時点で、頭の中でメロディが鳴ってるんですか?
Kan Sano:鳴っているほうだと思います。僕はもともとピアニストで、最近は歌モノが多いのでピアノを弾きながら歌って、それをiPhoneのボイスメモに録音する感じで作曲していきます。その時点でビートの感じとか頭の中にありますね。録音するときはいつもドラムから録音します。ビートがしっくりとこないと次に進めないんです。
水野:それはどういう理由からなんでしょうか?
Kan Sano:グルーブがしっくりきてないと、何を乗せても微妙な感じがあって、だからビートはいつも時間がかかります。逆に、鍵盤類を録音するのは早いと思います。
水野:僕はビートのところが全然わからないんです(笑)。歌モノ至上主義でメロディばかりに注意がいってしまって、リズムについては何もできてなくて、ビートの中に構築することに関して、感覚的に学びが浅いんですよ。
Kan Sano:僕もメロディは大好きです。でも細かいところにこだわるので、グルーブのちょっとしたよれ方なども含めてメロディとして捉えています。
水野:ご自身ひとりで全てを構築することに意味があるということでしょうか? セッションミュージシャンがたくさん入ってきて、自分がコントロールできない面白さもあると思うけど、細かいところをコントロールするとなるとやはりご自身で……ということに?
Kan Sano:ミュージシャンに頼む楽しさもあるし、ひとりでやる面白さもあるし、別物なんですけど、僕はプリンスとかに通じるものがあると思うけど、コントロールフリークみたいな感じが自分にはあって、細かいところも自分でつくりたいから、ひとりでつくるのが性に合ってるんです。ミックスやアレンジを何度も修正したりとか、そういうのはわりと好きなんです(笑)。
水野:それをやってる最中が一番楽しいですか?
Kan Sano:そうですね。やはり制作中は何度も聴いて、その世界に没頭しているのが楽しいですね。
Kan Sanoさんとの対談は、17日(月)の放送に続きます。こちらもお聴き逃しなく。
■Shiggy Jr.へのメッセージ
番組では、9月で解散することを発表した Shiggy Jr.に向けてのメッセージも。Shiggy Jr.は水野の事務所の後輩です。
水野:解散は、ファンの皆さんだったり、関わっている人にとっては悲しくて切ないことだけど、バンドをやっている本人たちにとっては、大きな前進のひとつだと思います。音楽から離れるメンバーも、続けるメンバーもどちらもいると思うけど、今までの活動に全く恥じることなく、胸を張って、新しい人生を歩んでほしいです。素晴らしい前進だと僕は思います。
【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年6月17日23時59分まで】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark
【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年6月17日23時59分まで)】
■曲作りはどんな順番ですすめていく?
水野は以前の放送で、Kan Sanoさんのニューアルバム『Ghost Notes』を「非常に好きだ」と言っていました。
水野:アルバムを聴かせていただきました。かっこいいし、憧れしかないです。
Kan Sano:恐れ多いです。
水野:今回のアルバムも全てのサウンドを一人で構築されていると伺ったんですけど、どういうところから曲を作ってるんでしょうか?
Kan Sano:僕も水野さんと同じように、いろいろな方のプロデュースとかアレンジの仕事をやっていているんですけど、自分の作品を作ることを軸に考えています。前のアルバムを作って2年半くらい経つんですけど、一つを作ると次を作りたくなって、前作の反動とかもあって、次は生歌重視とか、もっと音の数を少なめでやろうとか、いろいろ考える始める感じです。
水野:「同じことをしたくない」というような気持ちが強いですか?
Kan Sano:そうかもしれないです。あと、今回のアルバムはネオソウルみたいなものがベースになっています。10代、20歳前後の頃に聴いていたソウルとかネオソウルと、もう一度向かい合ってみたかったんです。当時はディアンジェロとかエリカ・バドゥとかがすごく好きで聴いていたけど、自分の音楽としてアウトプットができていなかった気がして、それが今ならできるかもというタイミングで、こういう感じなりました。
水野:ピアノの前に立った時点で、頭の中でメロディが鳴ってるんですか?
Kan Sano:鳴っているほうだと思います。僕はもともとピアニストで、最近は歌モノが多いのでピアノを弾きながら歌って、それをiPhoneのボイスメモに録音する感じで作曲していきます。その時点でビートの感じとか頭の中にありますね。録音するときはいつもドラムから録音します。ビートがしっくりとこないと次に進めないんです。
水野:それはどういう理由からなんでしょうか?
Kan Sano:グルーブがしっくりきてないと、何を乗せても微妙な感じがあって、だからビートはいつも時間がかかります。逆に、鍵盤類を録音するのは早いと思います。
水野:僕はビートのところが全然わからないんです(笑)。歌モノ至上主義でメロディばかりに注意がいってしまって、リズムについては何もできてなくて、ビートの中に構築することに関して、感覚的に学びが浅いんですよ。
Kan Sano:僕もメロディは大好きです。でも細かいところにこだわるので、グルーブのちょっとしたよれ方なども含めてメロディとして捉えています。
水野:ご自身ひとりで全てを構築することに意味があるということでしょうか? セッションミュージシャンがたくさん入ってきて、自分がコントロールできない面白さもあると思うけど、細かいところをコントロールするとなるとやはりご自身で……ということに?
Kan Sano:ミュージシャンに頼む楽しさもあるし、ひとりでやる面白さもあるし、別物なんですけど、僕はプリンスとかに通じるものがあると思うけど、コントロールフリークみたいな感じが自分にはあって、細かいところも自分でつくりたいから、ひとりでつくるのが性に合ってるんです。ミックスやアレンジを何度も修正したりとか、そういうのはわりと好きなんです(笑)。
水野:それをやってる最中が一番楽しいですか?
Kan Sano:そうですね。やはり制作中は何度も聴いて、その世界に没頭しているのが楽しいですね。
Kan Sanoさんとの対談は、17日(月)の放送に続きます。こちらもお聴き逃しなく。
■Shiggy Jr.へのメッセージ
番組では、9月で解散することを発表した Shiggy Jr.に向けてのメッセージも。Shiggy Jr.は水野の事務所の後輩です。
水野:解散は、ファンの皆さんだったり、関わっている人にとっては悲しくて切ないことだけど、バンドをやっている本人たちにとっては、大きな前進のひとつだと思います。音楽から離れるメンバーも、続けるメンバーもどちらもいると思うけど、今までの活動に全く恥じることなく、胸を張って、新しい人生を歩んでほしいです。素晴らしい前進だと僕は思います。
【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年6月17日23時59分まで】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark
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