飲み会で、「会話を盛り上げるにはどうしたらいいだろう」と悩む人は少なくないでしょう。そこで今回は、笑いを科学した実践型コミュニケーションスキルアップ研修「笑伝塾」を主宰する、元芸人の殿村政明さんに、飲み会でのコミュニケーションのコツを訊きました。いいリアクションの取り方とは?
【5月9日(木)J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190509105334
■何を話すか考えすぎず、「場を楽しむこと」が大事
飲み会などで上手にコミュニケーションを取るためのコツは、殿村さんの「笑伝塾」の受講生からもよく質問されるそうです。
殿村:そういう人には「飲みの場を楽しんでる?」って言うんです。それを言うと、「楽しんでないことはないんですけども、ちょっと苦手かな」って。どっちやねん! という感じなんですけど。この手の質問をする人は、飲みの場を楽しんでないんじゃないかなと思うんです。
「何を話そうかとばかり考えている人は、相手の話を本気で聞いていないと思う」と殿村さん。楽しんでいる人と居ると、自分も楽しくなってくるもの。そこで殿村さんがくれたアドバイスは、「楽しむこと」です。
殿村:その感覚をしっかり持っていれば気軽に人とも喋れるし、相手の話も興味を持って聞けると思うんです。「何か言わなければならない」って考えるより、「今日は飲み会だ! 楽しむぞ!」っていうふうに考えてもらったら、相手に映る自分の姿を想像すれば、自ずと答えは出てくると思うんです。
■いいリアクションのコツ
飲み会を楽しもうと思っても、つい「会話が弾まなかったらどうしよう……」と考えてしまいますよね。そんなとき、何を心がければいいのか。ポイントを殿村さんに訊きました。
殿村:まず大きめのリアクション。これは一般のビジネスマンの研修をしているので特になんですけど、飲み会に参加させてもらったりとか、会議に出させてもらったりしても、リアクションが全くない、完全ノーリアクションという人もいるんです。
ノーリアクションの人に向かって話してもらうと、ほとんどの人が「心が折れそう」となってしまうのだとか。「いいリアクションを取るのも、いい返しをするのも、自分の意識ひとつでできることがある」と殿村さんは言います。
以前、殿村さんの家族がインフルエンザにかかってしまい元気だったのは殿村さんだけ、ということがあったそう。それを受講生に話すと、Aさんは「インフルエンザ流行ってますもんね」とリアクション。Bさんは「奥さんと子どもさん全員ですか? 大変じゃないですか!」と返しました。そこから殿村さんは、柚子胡椒の瓶がどこにあるかわからなくて必死に探した、と話すと、Bさんは「柚子胡椒の瓶って小さいですしね!」と返し、会話が盛り上がりました。
殿村:AさんとBさんの違いわかりますか? ということなんです。Aさんは何も想像もしないで、単に言葉を返したっていうだけ。すごい楽です。これは別に悪いことではないとは思います。だけど、相手の言葉を想像して映像化して言ってると、これはいいリアクションになりますし、相手がめっちゃ喋る気がするんです。Bさんは「奥さんと子どもがいないと自分ひとりで全部やらないといけない。ということは……」みたいな。「ということは」という部分がすごいポイントかな。
相手の立場になって連想したことがAさんとBさんの大きな違い。ただ単に聞いたふりのリアクションは薄いコメントになりがちになるため、相手の話をきっちり想像すると的を得た返しができるようになる、と殿村さんはアドバイスしました。
殿村:飲み会の場では「楽しむスイッチ」と「人の話をきっちり聞くスイッチ」を両方入れることで、楽しいコミュニケーション大会の出来上がりです。
「聞き上手な人は必然的に会話が集まってくる」と、サッシャも殿村さんのアドバイスに共感しました。今回のアドバイス、ぜひ参考にしてみてください!
コーナーの後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。今回は「誰かと一緒にランチをするのが苦手です。会社の同僚と仲が悪いわけではなく、昔から人と一緒に食事をするのが苦手なんです。こういう性格は直したほうがいいでしょうか?」というリスナーに、「そのままでいいよ!」ということで、Bruno Marsの『Just the Way You Are』をオンエアしました。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone
【5月9日(木)J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」】
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■何を話すか考えすぎず、「場を楽しむこと」が大事
飲み会などで上手にコミュニケーションを取るためのコツは、殿村さんの「笑伝塾」の受講生からもよく質問されるそうです。
殿村:そういう人には「飲みの場を楽しんでる?」って言うんです。それを言うと、「楽しんでないことはないんですけども、ちょっと苦手かな」って。どっちやねん! という感じなんですけど。この手の質問をする人は、飲みの場を楽しんでないんじゃないかなと思うんです。
「何を話そうかとばかり考えている人は、相手の話を本気で聞いていないと思う」と殿村さん。楽しんでいる人と居ると、自分も楽しくなってくるもの。そこで殿村さんがくれたアドバイスは、「楽しむこと」です。
殿村:その感覚をしっかり持っていれば気軽に人とも喋れるし、相手の話も興味を持って聞けると思うんです。「何か言わなければならない」って考えるより、「今日は飲み会だ! 楽しむぞ!」っていうふうに考えてもらったら、相手に映る自分の姿を想像すれば、自ずと答えは出てくると思うんです。
■いいリアクションのコツ
飲み会を楽しもうと思っても、つい「会話が弾まなかったらどうしよう……」と考えてしまいますよね。そんなとき、何を心がければいいのか。ポイントを殿村さんに訊きました。
殿村:まず大きめのリアクション。これは一般のビジネスマンの研修をしているので特になんですけど、飲み会に参加させてもらったりとか、会議に出させてもらったりしても、リアクションが全くない、完全ノーリアクションという人もいるんです。
ノーリアクションの人に向かって話してもらうと、ほとんどの人が「心が折れそう」となってしまうのだとか。「いいリアクションを取るのも、いい返しをするのも、自分の意識ひとつでできることがある」と殿村さんは言います。
以前、殿村さんの家族がインフルエンザにかかってしまい元気だったのは殿村さんだけ、ということがあったそう。それを受講生に話すと、Aさんは「インフルエンザ流行ってますもんね」とリアクション。Bさんは「奥さんと子どもさん全員ですか? 大変じゃないですか!」と返しました。そこから殿村さんは、柚子胡椒の瓶がどこにあるかわからなくて必死に探した、と話すと、Bさんは「柚子胡椒の瓶って小さいですしね!」と返し、会話が盛り上がりました。
殿村:AさんとBさんの違いわかりますか? ということなんです。Aさんは何も想像もしないで、単に言葉を返したっていうだけ。すごい楽です。これは別に悪いことではないとは思います。だけど、相手の言葉を想像して映像化して言ってると、これはいいリアクションになりますし、相手がめっちゃ喋る気がするんです。Bさんは「奥さんと子どもがいないと自分ひとりで全部やらないといけない。ということは……」みたいな。「ということは」という部分がすごいポイントかな。
相手の立場になって連想したことがAさんとBさんの大きな違い。ただ単に聞いたふりのリアクションは薄いコメントになりがちになるため、相手の話をきっちり想像すると的を得た返しができるようになる、と殿村さんはアドバイスしました。
殿村:飲み会の場では「楽しむスイッチ」と「人の話をきっちり聞くスイッチ」を両方入れることで、楽しいコミュニケーション大会の出来上がりです。
「聞き上手な人は必然的に会話が集まってくる」と、サッシャも殿村さんのアドバイスに共感しました。今回のアドバイス、ぜひ参考にしてみてください!
コーナーの後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。今回は「誰かと一緒にランチをするのが苦手です。会社の同僚と仲が悪いわけではなく、昔から人と一緒に食事をするのが苦手なんです。こういう性格は直したほうがいいでしょうか?」というリスナーに、「そのままでいいよ!」ということで、Bruno Marsの『Just the Way You Are』をオンエアしました。
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番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone