J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR'S ROOM」。毎週火曜日はDYGLが登場。5月7日(火)のオンエアでは、下中洋介(Gt.)が「オーガニック」をテーマに語りました。
■クラシックな録音によるちょっと変わった曲
まず、 「オーガニック」について下中はこう説明します。
下中:最近は音楽をDTMとかパソコンで録れたりするんですけど、昔の音楽はきちんとレコーディングスタジオに入って、いい機材で音を録っていました。僕たちもそういうレコーディング文化に慣れ親しんできたので、今回はクラシックな録音によるちょっと変わった曲を選びました。
・Serge Gainsbourg『Melody』
下中:この曲はヘンな笑い声が入ってるんですよね(笑)。そういうちょっとしたヘンな味みたいなものを入れるのがうまいアーティストがいいアーティストだと思うので、この曲はそれにピッタリの曲です。ドラムとかの音も気持ちいい感じにかかっていて、この年代の音楽はすごくいいなと思います。
・Nancy Sinatra『These Boots Are Made for Walkin'』
下中:この曲はいちばん最後にいちばんいいフレーズをもってきて、ちょっとだけ流して終わるという本当にニクらしくて素晴らしい曲です。イントロのベースだけウッドベースで録っていて、他のベースはおそらくエレクトリックベースで録っている感じがうまいですよね。1960年代とか70年代ってそういうヘンな味を入れているから、すごくおもしろいと思います。
・Paul & Linda McCartney『Ram On』
下中:この曲をはじめて聴いたのは、ロンドンで車に乗っているとき。ラジオから流れてきて誰だろうと思ったら、ポール・マッカートニーじゃん、みたいな。こんなことが実は何度かあって、ポール・マッカートニーのいちばん新しいアルバム曲と最近の若いアーティストのポップスが一緒に流れてきて、普段はポップスにひっかからないけど、これすごくいい曲だなと思って調べたら「なんだ、これポール・マッカートニーじゃん」って(笑)。やっぱりポール・マッカートニーは生涯現役ですごいなと思いました。
ポール・マッカートニーの魅力について下中はこう語ります。
下中:基本的にポール・マッカートニーはベーシストとして見なされていますが、ギターとか他の弦楽器を弾いてもすごくよくて。細野晴臣さんもそうなんですけど、本当はベーシストなのにあんまりギターを弾かれるとギターを弾いている身としては本当にしんどいというか、ちょっと嫉妬みたいな……こういう人たちに嫉妬するっていうのもヘンな話なんですけどね(笑)。
「オーガニック」をテーマに3曲を紹介した今回。7月3日(水)にリリースするDYGLのニューアルバム『Songs of Innocence & Experience』の制作過程でも、この言葉をよく使っていたそうです。
下中:メンバー4人で「どういうアルバムにしようか」と話したとき、「オーガニック」ってワードがけっこう出てきたんですよね。4人のバンドサウンドなので、電子音とかパソコンでできることとか、あまり添加物的なものを入れすぎるのもどうかな、と話していたときに出てきたワードがオーガニックでした。僕たちはその認識でこの言葉を使っていました。
「オーガニック」をテーマに考えると、個人的に好きな曲がたくさんあると下中。今回紹介した曲もいい録音をしているので、なるべく大きい音で聴いてほしいと話しました。
DYGLは7月から全国ツアー「DYGL JAPAN TOUR」をスタート。ニューアルバム『Songs of Innocence & Experience』とともに、ぜひチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
■クラシックな録音によるちょっと変わった曲
まず、 「オーガニック」について下中はこう説明します。
下中:最近は音楽をDTMとかパソコンで録れたりするんですけど、昔の音楽はきちんとレコーディングスタジオに入って、いい機材で音を録っていました。僕たちもそういうレコーディング文化に慣れ親しんできたので、今回はクラシックな録音によるちょっと変わった曲を選びました。
・Serge Gainsbourg『Melody』
下中:この曲はヘンな笑い声が入ってるんですよね(笑)。そういうちょっとしたヘンな味みたいなものを入れるのがうまいアーティストがいいアーティストだと思うので、この曲はそれにピッタリの曲です。ドラムとかの音も気持ちいい感じにかかっていて、この年代の音楽はすごくいいなと思います。
・Nancy Sinatra『These Boots Are Made for Walkin'』
下中:この曲はいちばん最後にいちばんいいフレーズをもってきて、ちょっとだけ流して終わるという本当にニクらしくて素晴らしい曲です。イントロのベースだけウッドベースで録っていて、他のベースはおそらくエレクトリックベースで録っている感じがうまいですよね。1960年代とか70年代ってそういうヘンな味を入れているから、すごくおもしろいと思います。
・Paul & Linda McCartney『Ram On』
下中:この曲をはじめて聴いたのは、ロンドンで車に乗っているとき。ラジオから流れてきて誰だろうと思ったら、ポール・マッカートニーじゃん、みたいな。こんなことが実は何度かあって、ポール・マッカートニーのいちばん新しいアルバム曲と最近の若いアーティストのポップスが一緒に流れてきて、普段はポップスにひっかからないけど、これすごくいい曲だなと思って調べたら「なんだ、これポール・マッカートニーじゃん」って(笑)。やっぱりポール・マッカートニーは生涯現役ですごいなと思いました。
ポール・マッカートニーの魅力について下中はこう語ります。
下中:基本的にポール・マッカートニーはベーシストとして見なされていますが、ギターとか他の弦楽器を弾いてもすごくよくて。細野晴臣さんもそうなんですけど、本当はベーシストなのにあんまりギターを弾かれるとギターを弾いている身としては本当にしんどいというか、ちょっと嫉妬みたいな……こういう人たちに嫉妬するっていうのもヘンな話なんですけどね(笑)。
「オーガニック」をテーマに3曲を紹介した今回。7月3日(水)にリリースするDYGLのニューアルバム『Songs of Innocence & Experience』の制作過程でも、この言葉をよく使っていたそうです。
下中:メンバー4人で「どういうアルバムにしようか」と話したとき、「オーガニック」ってワードがけっこう出てきたんですよね。4人のバンドサウンドなので、電子音とかパソコンでできることとか、あまり添加物的なものを入れすぎるのもどうかな、と話していたときに出てきたワードがオーガニックでした。僕たちはその認識でこの言葉を使っていました。
「オーガニック」をテーマに考えると、個人的に好きな曲がたくさんあると下中。今回紹介した曲もいい録音をしているので、なるべく大きい音で聴いてほしいと話しました。
DYGLは7月から全国ツアー「DYGL JAPAN TOUR」をスタート。ニューアルバム『Songs of Innocence & Experience』とともに、ぜひチェックしてみてください!
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番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
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