夏フェスのシーズンが始まりますが、近年は音楽ジャンルはもちろん、食べものなどプラスアルファの企画も多様化しています。進化する夏フェスの最新トレンドについて、来月開催されるフェス「THE CAMP BOOK 2019」のプロデューサー・オーガナイザーの樋口大貴さん、イベントディレクターの川﨑健太郎さんに訊きました。
【5月23日(木)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190523100918
■「多彩なコンテンツ」と「ジャンル特化」の二分化が顕著
音楽フェスの人気が年々、高まっています。フェスの数も年々増えていますが、その背景にはSNSがある、と樋口さんは考えています。
樋口:実際に会わなくてもコミュニケーションが取れたり、同じ思いを持っている人が集まってできる熱というのが求められてきたのかなと思います。あと、レイブカルチャーからフェスカルチャーに音楽シーンが寄ってきて、「レイブやライブハウスはなんとなく怖いな」と感じていたビギナー層を取り込みやすいフェスが増えたのと、さらにキャンプブームというのがあるのかなと思います。
サッシャ:フェスが増えると個性が求められますが、どういうものがあるんですか?
樋口:進化というより二分化されている感はあります。音楽に加えて多彩なコンテンツが楽しめるフェスがひとつ。もうひとつは、たとえばパンクだったりヒップホップだったり、音楽ジャンルを絞ったフェスが一定層の集客力があると思います。
客層に変化はあるのでしょうか。
樋口:家族が増えました。キッズエリアなど、「子ども」というコンテンツはフェスのトレンドのひとつかもしれません。
増井:フェス飯にも、ここ数年の傾向の変化はあるんですか?
樋口:インスタ映えを狙った店舗は増えました。スイーツ系の出店者さんもフェスには必ずいますが、女性が写真を撮ってるのを目にしますし、地元の店舗を招聘しているフェスは多いです。あとは「これ外で食べれるんだ」というようなお店も増えましたね。石窯を持ってきてピザを焼いたり。極端に言うと、街の屋台から店舗に近づいてきています。
川﨑:「THE CAMP BOOK」も、今年は山梨県甲府のゲストハウスがハンバーガーを出したり、長野県松本のダイナーがエスニックまぜそばを出したり、地域に根付いた店舗がその地をアピールする場にもなっています。
■「THE CAMP BOOK」のみどころは?
6月8日(土)・9日(日)に長野県の富士見高原リゾートで開催される「THE CAMP BOOK」は3年目となります。今年は若者層を取り組むためにヒップホップのアーティストをブッキングしたりと変化をつけているそうです。
樋口:コンセプトは変わっておらず、初年度から「共に学び・共に遊ぼう」を合言葉にしています。みんなが交われる場所で起きる熱は大きいなと私自身感じていたので、我々から発信できないかチャレンジしようということで、2017年に2日間キャンプができるフェスとして立ち上げました。
サッシャ:特徴はどういうものですか?
樋口:音楽とキャンプを二軸に考えていて、キャンプをしながら音楽を聴けたら最高だろうなという部分に、ワークショップやキッズエリアなどのコンテンツを肉づけしていったのが最大の特徴です。
【5月23日(木)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190523100918
■「多彩なコンテンツ」と「ジャンル特化」の二分化が顕著
音楽フェスの人気が年々、高まっています。フェスの数も年々増えていますが、その背景にはSNSがある、と樋口さんは考えています。
樋口:実際に会わなくてもコミュニケーションが取れたり、同じ思いを持っている人が集まってできる熱というのが求められてきたのかなと思います。あと、レイブカルチャーからフェスカルチャーに音楽シーンが寄ってきて、「レイブやライブハウスはなんとなく怖いな」と感じていたビギナー層を取り込みやすいフェスが増えたのと、さらにキャンプブームというのがあるのかなと思います。
サッシャ:フェスが増えると個性が求められますが、どういうものがあるんですか?
樋口:進化というより二分化されている感はあります。音楽に加えて多彩なコンテンツが楽しめるフェスがひとつ。もうひとつは、たとえばパンクだったりヒップホップだったり、音楽ジャンルを絞ったフェスが一定層の集客力があると思います。
客層に変化はあるのでしょうか。
樋口:家族が増えました。キッズエリアなど、「子ども」というコンテンツはフェスのトレンドのひとつかもしれません。
増井:フェス飯にも、ここ数年の傾向の変化はあるんですか?
樋口:インスタ映えを狙った店舗は増えました。スイーツ系の出店者さんもフェスには必ずいますが、女性が写真を撮ってるのを目にしますし、地元の店舗を招聘しているフェスは多いです。あとは「これ外で食べれるんだ」というようなお店も増えましたね。石窯を持ってきてピザを焼いたり。極端に言うと、街の屋台から店舗に近づいてきています。
川﨑:「THE CAMP BOOK」も、今年は山梨県甲府のゲストハウスがハンバーガーを出したり、長野県松本のダイナーがエスニックまぜそばを出したり、地域に根付いた店舗がその地をアピールする場にもなっています。
■「THE CAMP BOOK」のみどころは?
6月8日(土)・9日(日)に長野県の富士見高原リゾートで開催される「THE CAMP BOOK」は3年目となります。今年は若者層を取り組むためにヒップホップのアーティストをブッキングしたりと変化をつけているそうです。
樋口:コンセプトは変わっておらず、初年度から「共に学び・共に遊ぼう」を合言葉にしています。みんなが交われる場所で起きる熱は大きいなと私自身感じていたので、我々から発信できないかチャレンジしようということで、2017年に2日間キャンプができるフェスとして立ち上げました。
サッシャ:特徴はどういうものですか?
樋口:音楽とキャンプを二軸に考えていて、キャンプをしながら音楽を聴けたら最高だろうなという部分に、ワークショップやキッズエリアなどのコンテンツを肉づけしていったのが最大の特徴です。