J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。新コーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」ではオンタイムのパフォーマンスアップにつながるヒントを処方します。4月4日(木)のオンエアでは、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一さんが「コミュニケーション力をアップするためのヒント」を紹介しました。
■話が伝わらないのには理由がある
伊藤さんは、昨年の著書『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』がベストセラーになった、コミュニケーションのスペシャリスト。今回は「1分で伝える」がテーマです。
伊藤:「自分の話が伝わらない」とよく聞きますが、ほとんどの場合、相手は自分と同じモードになっていないので、8割がた自分の話は聞いていない状態からはじまります。多くの人が、自分の話したいことを話しています。それに加えて、内容を整理しないで、自分が調べたことをそのまま伝えている。このような状態では伝わるはずがありません。
伊藤さんが大事なこととして挙げたポイントは2つです。
伊藤:ひとつめは、相手が何を聞きたいのかを考えること。もうひとつは、相手が理解できるよう整理して話すことが大事です。
■話が分かりやすく通じる「ピラミッドストラクチャー」
1分でわかりやすく話を伝えるために役立つ、「ピラミッドストラクチャー」というものがあるそうです。
伊藤:一番大事なのは「結論」です。結論が一番上に来ます。結論を説明する「根拠」ですが、結論が1個に対して根拠は3つほどあるといいと考えます。結論ひとつに対して根拠が3つ下に並ぶのをイメージするとピラミッドみたいになるので「ピラミッドストラクチャー」と呼びます。これを使うと結論と根拠をしっかり整理して伝えるうえで非常に役に立ちます。
では、「結論」と「根拠」の具体例を出して解説してもらいました。
伊藤:結論を「あのTシャツを買いたい」とします。それが結論であれば、ひとつめ「デザインがいいから買う」、ふたつめ「材質がいいから買いたい」、3つめ「そんなに高くないから買う」とすると、買いたい理由がすごく整理されてわかりやすい。聞いている相手も「デザインがよくて材質がよくて、そんなに高くないから欲しいのね」となります。
ただし、「ピラミッドストラクチャー」を実践するうえで気をつける点もあります。
伊藤:結論と根拠の間の意味がつながっているのが大事です。「デザインがいいからこのTシャツを買いたい」「材質がいいからこのTシャツを買いたい」、「○○だから○○」と意味が通じているかチェックする。それだけできているなら、ピラミッドは完成です。だたし、「デザインがいい」「材質がいい」など長さがそれなりに揃っていないと、3つめが長々とした理由だと「ひとつめとふたつめは何だったんだ?」となるので、だいたい長さを揃えて「デザインがいい」「材質がいい」「高くない」と言えたらいい根拠になります。
サッシャと増井も「テーマを設定して書き起こして練習してみるといいかも」と納得していました。話を伝えるときは、ぜひ「ピラミッドストラクチャー」で結論と根拠を整理して伝えてみてください。
コーナー後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。今回は「年々自分というものがなくなっている気がして落ち込んでしまう」という専業主婦の女性に、「これが自分だ」という力強く歌う、映画『グレイテスト・ショーマン』 の主題歌『This Is Me』を送りました。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■話が伝わらないのには理由がある
伊藤さんは、昨年の著書『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』がベストセラーになった、コミュニケーションのスペシャリスト。今回は「1分で伝える」がテーマです。
伊藤:「自分の話が伝わらない」とよく聞きますが、ほとんどの場合、相手は自分と同じモードになっていないので、8割がた自分の話は聞いていない状態からはじまります。多くの人が、自分の話したいことを話しています。それに加えて、内容を整理しないで、自分が調べたことをそのまま伝えている。このような状態では伝わるはずがありません。
伊藤さんが大事なこととして挙げたポイントは2つです。
伊藤:ひとつめは、相手が何を聞きたいのかを考えること。もうひとつは、相手が理解できるよう整理して話すことが大事です。
■話が分かりやすく通じる「ピラミッドストラクチャー」
1分でわかりやすく話を伝えるために役立つ、「ピラミッドストラクチャー」というものがあるそうです。
伊藤:一番大事なのは「結論」です。結論が一番上に来ます。結論を説明する「根拠」ですが、結論が1個に対して根拠は3つほどあるといいと考えます。結論ひとつに対して根拠が3つ下に並ぶのをイメージするとピラミッドみたいになるので「ピラミッドストラクチャー」と呼びます。これを使うと結論と根拠をしっかり整理して伝えるうえで非常に役に立ちます。
では、「結論」と「根拠」の具体例を出して解説してもらいました。
伊藤:結論を「あのTシャツを買いたい」とします。それが結論であれば、ひとつめ「デザインがいいから買う」、ふたつめ「材質がいいから買いたい」、3つめ「そんなに高くないから買う」とすると、買いたい理由がすごく整理されてわかりやすい。聞いている相手も「デザインがよくて材質がよくて、そんなに高くないから欲しいのね」となります。
ただし、「ピラミッドストラクチャー」を実践するうえで気をつける点もあります。
伊藤:結論と根拠の間の意味がつながっているのが大事です。「デザインがいいからこのTシャツを買いたい」「材質がいいからこのTシャツを買いたい」、「○○だから○○」と意味が通じているかチェックする。それだけできているなら、ピラミッドは完成です。だたし、「デザインがいい」「材質がいい」など長さがそれなりに揃っていないと、3つめが長々とした理由だと「ひとつめとふたつめは何だったんだ?」となるので、だいたい長さを揃えて「デザインがいい」「材質がいい」「高くない」と言えたらいい根拠になります。
サッシャと増井も「テーマを設定して書き起こして練習してみるといいかも」と納得していました。話を伝えるときは、ぜひ「ピラミッドストラクチャー」で結論と根拠を整理して伝えてみてください。
コーナー後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。今回は「年々自分というものがなくなっている気がして落ち込んでしまう」という専業主婦の女性に、「これが自分だ」という力強く歌う、映画『グレイテスト・ショーマン』 の主題歌『This Is Me』を送りました。
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番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
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