「思わず、イライラしてしまう」「感情を抑えられない」……怒りをコントロールするには、どうすればいいのでしょうか。一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介さんに訊きました。
【3月25日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)の「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」】
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190325083430
■アンガーマネジメントは「怒らない方法」ではない
「アンガーマネジメント」は、「怒らないようにすること」ではありません。
安藤:アンガーマネジメントを「怒らないための方法」と考える人が多いですが、怒るのはかまわないんです。怒る必要があることと、怒る必要がないことをわけて、怒る場合には上手に気持ちを伝えられるようになることを目指します。
アンガーマネジメントは、日本でも年々受講者が増え、安藤さんの協会だけでも年間25万人が受講しています。受講者は、会社員から家庭で子育てをしている人までさまざま。また最近では、東名高速道路での事件の影響から、警察の人を対象に、あおり運転撲滅のために人が怒る理由や、あおり運転に至るメカニズムについて理解をし、それに対してどうするかという講習も行っているそうです。
■怒りをコントロールするために必要なこと
アンガーマネジメントは、3段階に分けることができます。
1.衝動のコントロール
イラっときたとき、反射的に反応しない。売り言葉に買い言葉にならないよう、“少し待つ”。
2.思考のコントロール
無駄に怒らず、イライラしないために、どう思考すればいいのかを考える。 3.行動のコントロール
怒る場合、“怒り方”をコントロールする。
日頃からできるトレーニング方法はあるのでしょうか?
安藤:僕たちは「6秒ルール」と名づけているのですが、イラっときても、カチンときても、まずは6秒待ってください。多くの人は6秒あれば理性的になると考えられています。イラっときて6秒以内になにかしようとすると、怒りという感情にハイジャックされた状態でなにかをしてしまうことになります。あくまでも理性によって自身を動かしたいので、そのために6秒待つことを薦めています。単純に数を数えてもいいですし、深呼吸するだけでもいいです。
「6秒ルール」ができたら、次のステップへ。
安藤:イラッとしたら、「ご機嫌のときに同じことをされても許せるかどうか」を考えてください。もし許せるのであれば、それはあなたにとって「許せる」ことだと考えられます。
その出来事が本当に許せないのか、不機嫌だから怒ってしまうのか、基準を持っておくと、カッとなってキレてしまうことが防げそうです。
安藤さんはまずこのふたつを、アンガーマネジメントの基本として薦めました。介護や看護師さんなど医療現場など人の感情に向き合う場面が多い職場で、アンガーマネジメントを活用することも増えていると言います。自分の怒りと向き合い、よりよい生活を送りたい方は全国で講座やセミナーをやっているのでぜひチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr
【3月25日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)の「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」】
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■アンガーマネジメントは「怒らない方法」ではない
「アンガーマネジメント」は、「怒らないようにすること」ではありません。
安藤:アンガーマネジメントを「怒らないための方法」と考える人が多いですが、怒るのはかまわないんです。怒る必要があることと、怒る必要がないことをわけて、怒る場合には上手に気持ちを伝えられるようになることを目指します。
アンガーマネジメントは、日本でも年々受講者が増え、安藤さんの協会だけでも年間25万人が受講しています。受講者は、会社員から家庭で子育てをしている人までさまざま。また最近では、東名高速道路での事件の影響から、警察の人を対象に、あおり運転撲滅のために人が怒る理由や、あおり運転に至るメカニズムについて理解をし、それに対してどうするかという講習も行っているそうです。
■怒りをコントロールするために必要なこと
アンガーマネジメントは、3段階に分けることができます。
1.衝動のコントロール
イラっときたとき、反射的に反応しない。売り言葉に買い言葉にならないよう、“少し待つ”。
2.思考のコントロール
無駄に怒らず、イライラしないために、どう思考すればいいのかを考える。 3.行動のコントロール
怒る場合、“怒り方”をコントロールする。
日頃からできるトレーニング方法はあるのでしょうか?
安藤:僕たちは「6秒ルール」と名づけているのですが、イラっときても、カチンときても、まずは6秒待ってください。多くの人は6秒あれば理性的になると考えられています。イラっときて6秒以内になにかしようとすると、怒りという感情にハイジャックされた状態でなにかをしてしまうことになります。あくまでも理性によって自身を動かしたいので、そのために6秒待つことを薦めています。単純に数を数えてもいいですし、深呼吸するだけでもいいです。
「6秒ルール」ができたら、次のステップへ。
安藤:イラッとしたら、「ご機嫌のときに同じことをされても許せるかどうか」を考えてください。もし許せるのであれば、それはあなたにとって「許せる」ことだと考えられます。
その出来事が本当に許せないのか、不機嫌だから怒ってしまうのか、基準を持っておくと、カッとなってキレてしまうことが防げそうです。
安藤さんはまずこのふたつを、アンガーマネジメントの基本として薦めました。介護や看護師さんなど医療現場など人の感情に向き合う場面が多い職場で、アンガーマネジメントを活用することも増えていると言います。自分の怒りと向き合い、よりよい生活を送りたい方は全国で講座やセミナーをやっているのでぜひチェックしてみてください。
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