J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。3月14日(木)のオンエアでは、いきものがかりの水野良樹とのコンビでお届けしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、イギリスのエレクトロ・ロックバンド、ザ・プロディジーを特集しています。
1990年代にロックとダンスミュージックを融合した革新的なサウンドを生みだしたザ・プロディジー。先日、ボーカリストのキース・フリントが49歳で亡くなったというニュースが、世界中を駆け巡りました。
ザ・プロディジーは、これまでに7枚のアルバムを発表。全世界で通算3000万枚以上のアルバムセールスを誇る、UKを代表する3人組です。キース・フリントは、その独特なファッションやパフォーマンスで、ザ・プロディジーのアイコン的存在として親しまれていました。
特集1日目から3日目にかけて、2ndシングル『Charly』、3rdアルバム『The Fat of the Land』の大ヒット、そして音楽性の再構築など、紆余曲折を経てたどり着いた6thアルバム『The Day Is My Enemy』のリリースまでをお届けしました。最終日はその続きからです。
【1回目】キース・フリントが逝去…ザ・プロディジーの歴史を振り返る
【2回目】DAOKO「子どもがお腹にいるとき、聴かせる音楽はプロディジー」
【3回目】ザ・プロディジー、“手抜きなDJ”に痛切な批判も…EDMシーンに叩きつけたアルバムとは?
■キース・フリント最後の参加アルバム『No Tourists』
キース・フリントが参加した最後のアルバムは、2018年11月に発表された7thアルバム『No Tourists』。曲のほとんどが、ライブを想定して制作されました。2018年のヨーロッパツアー中に、滞在したホテルのポータブルスタジオでレコーディング。できた曲はすぐにライブで披露し、客の反応を見てさらに改良、次のライブでまた反応をチェックするという繰り返しで、アルバムを制作しました。
『No Tourists』リリース後には、大規模なワールドツアーを予定していました。これまで、エレクトロニック系アーティストは、顔の見えないアーティストが多かったなか、ザ・プロディジーは結成当時から常にステージに立ってパフォーマンスを続けました。彼らは常にファンと、興奮と高揚を共有していました。
■真の先駆者であり、革新者だった
ザ・プロディジーのフロントマンとして強烈なビジュアルで、バンドの顔であったキース・フリントの死。真の先駆者、革新者であり伝説でした。彼の死は永遠に惜しまれることになるだろうと、メンバーのリアム・ハウレットとマキシムはSNSで声明を発表しました。
キース・フリントの死を受け、予定されていたザ・プロディジーのライブは全てキャンセル。また、「グラストンベリー・フェスティバル」の主催者が、今年のフェスティバルにザ・プロディジーが出演する予定であったことも明かしています。
藤田:アルバムのリリースもあり、ザ・プロディジーは世界的に動いていくタイミングだったこともあり、キース・フリントの死は、より惜しまれる状況だったかもしれません。そもそもダンサーだったキース・フリントが、バンドでボーカルをやるなど、重要な役割を担い、それがバンドの強烈な個性に変わっていったと思います。しかし、パンクなライブパフォーマンスとはうらはらに、実生活では物静かで、ファンをとても大事にするロックスター、そんな一面もありました。
4日間を通して振り返ったザ・プロディジーの軌跡。『No Tourists』はもちろん、これまでのザ・プロディジーの楽曲も、ぜひお聴きください。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、イギリスのエレクトロ・ロックバンド、ザ・プロディジーを特集しています。
1990年代にロックとダンスミュージックを融合した革新的なサウンドを生みだしたザ・プロディジー。先日、ボーカリストのキース・フリントが49歳で亡くなったというニュースが、世界中を駆け巡りました。
ザ・プロディジーは、これまでに7枚のアルバムを発表。全世界で通算3000万枚以上のアルバムセールスを誇る、UKを代表する3人組です。キース・フリントは、その独特なファッションやパフォーマンスで、ザ・プロディジーのアイコン的存在として親しまれていました。
特集1日目から3日目にかけて、2ndシングル『Charly』、3rdアルバム『The Fat of the Land』の大ヒット、そして音楽性の再構築など、紆余曲折を経てたどり着いた6thアルバム『The Day Is My Enemy』のリリースまでをお届けしました。最終日はその続きからです。
【1回目】キース・フリントが逝去…ザ・プロディジーの歴史を振り返る
【2回目】DAOKO「子どもがお腹にいるとき、聴かせる音楽はプロディジー」
【3回目】ザ・プロディジー、“手抜きなDJ”に痛切な批判も…EDMシーンに叩きつけたアルバムとは?
■キース・フリント最後の参加アルバム『No Tourists』
キース・フリントが参加した最後のアルバムは、2018年11月に発表された7thアルバム『No Tourists』。曲のほとんどが、ライブを想定して制作されました。2018年のヨーロッパツアー中に、滞在したホテルのポータブルスタジオでレコーディング。できた曲はすぐにライブで披露し、客の反応を見てさらに改良、次のライブでまた反応をチェックするという繰り返しで、アルバムを制作しました。
『No Tourists』リリース後には、大規模なワールドツアーを予定していました。これまで、エレクトロニック系アーティストは、顔の見えないアーティストが多かったなか、ザ・プロディジーは結成当時から常にステージに立ってパフォーマンスを続けました。彼らは常にファンと、興奮と高揚を共有していました。
■真の先駆者であり、革新者だった
ザ・プロディジーのフロントマンとして強烈なビジュアルで、バンドの顔であったキース・フリントの死。真の先駆者、革新者であり伝説でした。彼の死は永遠に惜しまれることになるだろうと、メンバーのリアム・ハウレットとマキシムはSNSで声明を発表しました。
キース・フリントの死を受け、予定されていたザ・プロディジーのライブは全てキャンセル。また、「グラストンベリー・フェスティバル」の主催者が、今年のフェスティバルにザ・プロディジーが出演する予定であったことも明かしています。
藤田:アルバムのリリースもあり、ザ・プロディジーは世界的に動いていくタイミングだったこともあり、キース・フリントの死は、より惜しまれる状況だったかもしれません。そもそもダンサーだったキース・フリントが、バンドでボーカルをやるなど、重要な役割を担い、それがバンドの強烈な個性に変わっていったと思います。しかし、パンクなライブパフォーマンスとはうらはらに、実生活では物静かで、ファンをとても大事にするロックスター、そんな一面もありました。
4日間を通して振り返ったザ・プロディジーの軌跡。『No Tourists』はもちろん、これまでのザ・プロディジーの楽曲も、ぜひお聴きください。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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