J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。2月25日(月)のオンエアは、emmaとのコンビでお届けしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、2月25日に東京ドームで来日公演を行ったばかりのMAROON 5を特集しています。
MAROON 5は、アメリカ・ロサンゼルス出身のバンド。現在のメンバーは、アダム・レヴィーン(Vo/Gt)、ジェシー・カーマイケル(Key/Gt)、ジェームス・ヴァレンタイン(Gt)、ミッキー・マデン(Ba)、マット・フリン(Dr)、PJ・モートン(Key)、サム・ファーラー(Key/Gt)の7人です。最近では、スーパーボウル・ハーフタイムショーでもパフォーマンスを披露し、話題になりました。
■中学でバンド結成するも、若くして挫折を経験
1994年、MAROON 5の前身バンドである「カーラズ・フラワーズ」を結成。メンバーはアダム、ジェシー、ミッキー、そして今は脱退してしまったライアンの4人でした。ライアンは他のメンバーよりも2つ年上でしたが、他の3人は当時13歳。同じ中学に通う音楽仲間で組んだバンドで、結成の翌年には、ドアーズやガンズ・アンド・ローゼズを輩出したり、数々の大物アーティストがライブをしてきたL.A.の老舗ライブハウス「ウィスキー・ア・ゴーゴー」への出演を果たします。活動3年目を迎えた1997年には、ワーナー傘下のリプリーズ・レコードからフルアルバム『The Fourth World』をリリースします。
【radikoで聴く】『The Fourth World』収録曲『Soap Disco』
当時、「カーラズ・フラワーズ」名義では、パワー・ポップ・バンドとして活躍。emmaも、現在のMAROON 5とは大きく印象の違う『Soap Disco』に「誰の曲?!」と驚きを隠せない様子でした。
『The Fourth World』はセールスが思うほど伸びず、半年後には廃盤。カーラズ・フラワーズは2年後にレーベルを去ることになります。若いうちに一度挫折を経験した彼らは、その後、大学に進学。ミッキーとライアンのリズム隊の2人は地元の大学に、ソングライティングを手がけていたアダム、ジェシーの2人はL.A.を離れてニューヨークの大学に進学。ここでバンド活動もストップします。しかし、アダムとジェシーはこの間に、今まで触れてこなかったR&Bやソウルといった音楽に触れ、これらの音楽とロックを組み合わせた、彼らならではのサウンドを生み出すことになっていきます。
■バンド名をMAROON 5に改名…2年以上かけてトップ10入り
その後、アダムとジェシーは西海岸に戻り、再びミッキーやライアンとともにバンド活動を再開。そこで、友人だったジェームス・ヴァレンタインが加入し、2001年に「MAROON 5」に改名しました。ちなみにMAROON 5というバンド名の由来はトップシークレットだそうで、聞かれて断りきれずに話してしまったビリー・ジョエル、新たにメンバーになったジェームスの母親、そしてメンバー以外は知らないのだとか!
改名と時期を同じくして制作したデモテープが、当時新たに設立されたばかりのレーベル「オクトーン・レコード」の目にとまり、契約を獲得。MAROON 5としてのファースト・アルバム『Songs About Jane』を完成させます。番組ではこのアルバムから『This Love』『She Will Be Loved』をオンエアしました。
【radikoで聴く】『Songs About Jane』収録曲『This Love』
このアルバムは、2002年のリリース当時はあまり注目されなかったという話も。しかし、アルバムに収録されている曲が映画『ラブ・アクチュアリー』のサントラに収録されたり、さまざまなアーティストとの共演でじわじわと話題に。2002年のリリースから2年以上が経った2004年9月、ビルボードチャートでトップ10入りを果たすことになりました。アルバムに収録されている多くの曲が、のちにシングルカットされ、世界中にMAROON 5の名が知られることになり、アルバムはトータルで1000万枚以上のセールスを記録。2005年には第48回グラミー賞で新人賞を受賞しました。
【radikoで聴く】『Songs About Jane』収録曲『She Will Be Loved』
ロックっぽいもの、メロディーが美しいもの、ちょっとジャズっぽいもの、ヒップホップのトラックっぽいドラムのパターンがあったりと、ひとつのジャンルにとらわれないMAROON 5の曲。アメリカでのヒットには、ラジオでのオンエアが不可欠となります。しかし、ジャンルごとにオンエアされる曲が分かれているアメリカのラジオ(放送局によってジャンルが分かれている場合が多い)では、MAROON 5はどのジャンルに入るのか、ジャンル分けに悩んだそうです。
ちなみに、このアルバムタイトルにもなっている“Jane”は、アダムの元カノだったという話。極めて個人的なことが歌われた曲も収録されているのだとか。
若い頃から注目され、チャンスをつかみかけつつも挫折も味わったMAROON 5。それでも自分たちの音楽を模索し続けた結果、ヒットをつかみます。しかし、この後に一つの転機を迎えることに……続きは26日(火)でオンエアします。どうぞお聴き逃しなく!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時–24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、2月25日に東京ドームで来日公演を行ったばかりのMAROON 5を特集しています。
MAROON 5は、アメリカ・ロサンゼルス出身のバンド。現在のメンバーは、アダム・レヴィーン(Vo/Gt)、ジェシー・カーマイケル(Key/Gt)、ジェームス・ヴァレンタイン(Gt)、ミッキー・マデン(Ba)、マット・フリン(Dr)、PJ・モートン(Key)、サム・ファーラー(Key/Gt)の7人です。最近では、スーパーボウル・ハーフタイムショーでもパフォーマンスを披露し、話題になりました。
■中学でバンド結成するも、若くして挫折を経験
1994年、MAROON 5の前身バンドである「カーラズ・フラワーズ」を結成。メンバーはアダム、ジェシー、ミッキー、そして今は脱退してしまったライアンの4人でした。ライアンは他のメンバーよりも2つ年上でしたが、他の3人は当時13歳。同じ中学に通う音楽仲間で組んだバンドで、結成の翌年には、ドアーズやガンズ・アンド・ローゼズを輩出したり、数々の大物アーティストがライブをしてきたL.A.の老舗ライブハウス「ウィスキー・ア・ゴーゴー」への出演を果たします。活動3年目を迎えた1997年には、ワーナー傘下のリプリーズ・レコードからフルアルバム『The Fourth World』をリリースします。
【radikoで聴く】『The Fourth World』収録曲『Soap Disco』
当時、「カーラズ・フラワーズ」名義では、パワー・ポップ・バンドとして活躍。emmaも、現在のMAROON 5とは大きく印象の違う『Soap Disco』に「誰の曲?!」と驚きを隠せない様子でした。
『The Fourth World』はセールスが思うほど伸びず、半年後には廃盤。カーラズ・フラワーズは2年後にレーベルを去ることになります。若いうちに一度挫折を経験した彼らは、その後、大学に進学。ミッキーとライアンのリズム隊の2人は地元の大学に、ソングライティングを手がけていたアダム、ジェシーの2人はL.A.を離れてニューヨークの大学に進学。ここでバンド活動もストップします。しかし、アダムとジェシーはこの間に、今まで触れてこなかったR&Bやソウルといった音楽に触れ、これらの音楽とロックを組み合わせた、彼らならではのサウンドを生み出すことになっていきます。
■バンド名をMAROON 5に改名…2年以上かけてトップ10入り
その後、アダムとジェシーは西海岸に戻り、再びミッキーやライアンとともにバンド活動を再開。そこで、友人だったジェームス・ヴァレンタインが加入し、2001年に「MAROON 5」に改名しました。ちなみにMAROON 5というバンド名の由来はトップシークレットだそうで、聞かれて断りきれずに話してしまったビリー・ジョエル、新たにメンバーになったジェームスの母親、そしてメンバー以外は知らないのだとか!
改名と時期を同じくして制作したデモテープが、当時新たに設立されたばかりのレーベル「オクトーン・レコード」の目にとまり、契約を獲得。MAROON 5としてのファースト・アルバム『Songs About Jane』を完成させます。番組ではこのアルバムから『This Love』『She Will Be Loved』をオンエアしました。
【radikoで聴く】『Songs About Jane』収録曲『This Love』
このアルバムは、2002年のリリース当時はあまり注目されなかったという話も。しかし、アルバムに収録されている曲が映画『ラブ・アクチュアリー』のサントラに収録されたり、さまざまなアーティストとの共演でじわじわと話題に。2002年のリリースから2年以上が経った2004年9月、ビルボードチャートでトップ10入りを果たすことになりました。アルバムに収録されている多くの曲が、のちにシングルカットされ、世界中にMAROON 5の名が知られることになり、アルバムはトータルで1000万枚以上のセールスを記録。2005年には第48回グラミー賞で新人賞を受賞しました。
【radikoで聴く】『Songs About Jane』収録曲『She Will Be Loved』
ロックっぽいもの、メロディーが美しいもの、ちょっとジャズっぽいもの、ヒップホップのトラックっぽいドラムのパターンがあったりと、ひとつのジャンルにとらわれないMAROON 5の曲。アメリカでのヒットには、ラジオでのオンエアが不可欠となります。しかし、ジャンルごとにオンエアされる曲が分かれているアメリカのラジオ(放送局によってジャンルが分かれている場合が多い)では、MAROON 5はどのジャンルに入るのか、ジャンル分けに悩んだそうです。
ちなみに、このアルバムタイトルにもなっている“Jane”は、アダムの元カノだったという話。極めて個人的なことが歌われた曲も収録されているのだとか。
若い頃から注目され、チャンスをつかみかけつつも挫折も味わったMAROON 5。それでも自分たちの音楽を模索し続けた結果、ヒットをつかみます。しかし、この後に一つの転機を迎えることに……続きは26日(火)でオンエアします。どうぞお聴き逃しなく!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時–24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/