アヴリル・ラヴィーン、等身大の歌詞に世界中の若者が共感! 初来日時の貴重なエピソードも【特集】

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。2月11日(月・祝)のオンエアでは、emmaとのコンビでお届けしました。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、2月15日(金)に約5年ぶりとなるニューアルバム『Head Above Water』をリリースする、アヴリル・ラヴィーンを特集します。


■『Complicated』でキャリアスタート

1984年にカナダ・ベルビルにて、フランス系カナダ人両親のもとに生まれたアヴリル。幼少期にオンタリオ州ナパニーという小さな町に引っ越して、思春期の大半をこの町で過ごします。子どもの頃から両親に連れられて、教会でゴスペルを歌い、カントリーフェアに出場するなど、音楽に親しんできました。

ミュージシャンを夢見たアヴリルは、12歳の頃に独学でギターをはじめます。14歳の頃にはオーディションで勝ち抜き、カナダのカントリーシンガー、シャナイア・トゥエインのコンサートでステージに立ちました。そして、転機が訪れた16歳には、ダイド、サラ・マクラクラン、Sum 41らが所属するマネージメント=ネットワークと契約し、ニューヨークへ移住。

しかし、用意されたソングライターやプロデューサーたちとの作業はうまくいきませんでした。他の人に曲を書いてもらうアイデアもありましたが、自分で曲を書きたかったアヴリル。行き詰まった彼女は、その後、拠点をロサンゼルスに移し、プロデューサーのクリフ・マグネスと出会います。さらにレコーディングチーム「The Matrix」とともに、デビューに向けて楽曲制作を始めます。そして、2002年5月にリリースしたシングル『Complicated』で、プロミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせました。


■グラミーにもノミネート!

2002年6月、『Complicated』を含むデビューアルバム『Let Go』をカナダと全米でリリース。ジャケット写真は街の雑踏の中で腕を組んで佇む17歳のアヴリルです。まだあどけない等身大の歌詞は、すぐに世界中のティーンエイジャーの心を掴みました。楽曲はポップロックをベースにしながら、パンク、グランジ、オルタナを織り交ぜています。音楽業界がR&BからHIP-HOPへ流れていくなか、抜群のポップセンスで鮮烈なデビューを飾ったのです。

アルバムは全米2位、地元・カナダでは1位を獲得。そして、イギリスでは最年少17歳で1位を獲得。日本でもミリオンセラーを記録し、日本のアーティストへも大きな影響を与えました。2003年には、新人としては異例の日本武道館公演を開催。同郷の先輩バンドであるGOB、Simple Planがオープニングアクトを務めました。

デビューアルバム『Let Go』は全世界で2000万枚を売り上げる大ヒット。その功績が認められ「MTV Video Music Awards」では「Best New Artist」に選出され、「グラミー賞」では「Song for the Year」や「Best New Artist」などにノミネートを果たしました。

そんなアヴリルが初来日したときにインタビューを行った藤田は、当時の様子をこう振り返ります。

藤田:仲よくなると、すごくキャッキャする子でした。曲が『Sk8er Boi』だったから、ミニスケートボードをあげたんですけど、すっごく喜んでくれて、そこからガラッと雰囲気が変わりました。
emma:かわいい!
藤田:そういう感受性みたいなものが、歌詞に表れて共感を得たんだなっていうのが、曲を聴いても納得しましたね。

若くして成功を収めたロックプリンセス・アヴリルの特集1日目は、ここまでです。2日目となる2月12日(火)の放送では、2ndアルバムからアヴリルの軌跡を追います。ぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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