J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。1月2日(水)のオンエアでは、日経BPヒット総合研究所上席研究員・品田英雄さんがゲストとして登場。「2019年のトレンドキーワード」を予想しました。
■食のトレンドは「台湾発」
品田:台湾の食べるもの、特にスイーツは大注目されています。2018年はタピオカミルクティーが台湾から東南アジア、アメリカに行き東京にも上陸しましたが、それが続いています。今年は「チーズティー」です。これも台湾からはじまり、中国、シンガポール、そしてニューヨークやロサンゼルスにもお店ができています。東京でも裏原にお店ができて、インスタグラムにバンバン写真があがるようになりました。
チーズティーは鉄観音茶やジャスミン茶などの中国茶や、紅茶の上に生クリームとチーズの泡が乗っていて、見た目はビールのようです。飲むと唇の上にヒゲのようにつくのも女子に人気なのだとか。大阪や名古屋からも写真を撮るために飲みに来る人もいるそうで、お茶もとても洗練されいて美味しいとのこと。
台湾発のトレンド、食ではミルクのようなソフトクリームやかき氷もブームでしたが、日本の蔦屋書店もヒントを得たという「誠品生活」が日本橋に出店するなど、今後も注目が集まりそうです。
■エンタメのトレンドは「ひとごと」
品田:「応援マインド」のことです。エンターテイメントは応援する気持ちが強いですが、去年はスポーツが推しメンも含め純粋に応援することが世の中で大切にされました。平成を振り返ると「自己実現」「自分を高める意識高い系」の時代だったと思うんです。振り返ると昨年、「仮想通貨で億万長者に」と言っていたのが、コインチェックの仮想通貨ネムの事件のように、約500億盗られて、400億をあっという間に返して、会社が証券会社に買収されて、フタを開けたら、我々が買った仮想通貨でみんなが儲けていたということなんですよね。平成はインターネットの時代で、ひとりひとりの考えが形になってスタートアップ企業ができたんですけど、結果的には「GAFA」(Google・Apple・Facebook・Amazon)が大きくなってなかなか新しいところは難しくなった。今は「信じれば夢はかなう」という時代でもないのかな、「他の人を応援する」というのが純粋で美しいのではないかと思います。
時代は国民的な人気スポーツ選手から個別のアイドルなどが応援の対象になり、品田さんは「AKBを応援する人をオタクっぽいと言っていたけど、あれは時代を先取りしていた。愛を注げる対象がいることはいいことじゃないでしょうか」と語りました。同時に「個別のエンタメ・トレンドを挙げたらいいのでしょうけど、映画『カメラを止めるな!』や『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットを1年前には予想できないので、このように予想しました」とも話しました。
■ビジネスのトレンド「サブスク」
品田:NetflixやSpotifyのようなデジタル技術のサブスクリプションが、どんどん「リアル」に来ています。たとえば定額制で服を借りるというのがあったり、アクセサリー、家具などもはじまっています。大きなものだと外国車も貸してもらえるシェアエコノミー、つまり所有よりも利用するものになっています。サブスクは選択肢も広く、気に入らなければ替えられるので、他の人にも使ってもらえていいのかなと思います。これは飲食にも広がっていてフレンチレストランの会員制やラーメンやコーヒーなどの定額制もはじまっています。定額制が安心感や愛着とともに広がっているのかなと思います。
その他に品田さんは、映画だとハリウッド版の『君の名は。』がJ・J・エイブラムス監督でどのような仕上がりになるのか気になっているそう。はじまったばかりの2019年、どんなものが流行るのか注目していきましょう!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■食のトレンドは「台湾発」
品田:台湾の食べるもの、特にスイーツは大注目されています。2018年はタピオカミルクティーが台湾から東南アジア、アメリカに行き東京にも上陸しましたが、それが続いています。今年は「チーズティー」です。これも台湾からはじまり、中国、シンガポール、そしてニューヨークやロサンゼルスにもお店ができています。東京でも裏原にお店ができて、インスタグラムにバンバン写真があがるようになりました。
チーズティーは鉄観音茶やジャスミン茶などの中国茶や、紅茶の上に生クリームとチーズの泡が乗っていて、見た目はビールのようです。飲むと唇の上にヒゲのようにつくのも女子に人気なのだとか。大阪や名古屋からも写真を撮るために飲みに来る人もいるそうで、お茶もとても洗練されいて美味しいとのこと。
台湾発のトレンド、食ではミルクのようなソフトクリームやかき氷もブームでしたが、日本の蔦屋書店もヒントを得たという「誠品生活」が日本橋に出店するなど、今後も注目が集まりそうです。
■エンタメのトレンドは「ひとごと」
品田:「応援マインド」のことです。エンターテイメントは応援する気持ちが強いですが、去年はスポーツが推しメンも含め純粋に応援することが世の中で大切にされました。平成を振り返ると「自己実現」「自分を高める意識高い系」の時代だったと思うんです。振り返ると昨年、「仮想通貨で億万長者に」と言っていたのが、コインチェックの仮想通貨ネムの事件のように、約500億盗られて、400億をあっという間に返して、会社が証券会社に買収されて、フタを開けたら、我々が買った仮想通貨でみんなが儲けていたということなんですよね。平成はインターネットの時代で、ひとりひとりの考えが形になってスタートアップ企業ができたんですけど、結果的には「GAFA」(Google・Apple・Facebook・Amazon)が大きくなってなかなか新しいところは難しくなった。今は「信じれば夢はかなう」という時代でもないのかな、「他の人を応援する」というのが純粋で美しいのではないかと思います。
時代は国民的な人気スポーツ選手から個別のアイドルなどが応援の対象になり、品田さんは「AKBを応援する人をオタクっぽいと言っていたけど、あれは時代を先取りしていた。愛を注げる対象がいることはいいことじゃないでしょうか」と語りました。同時に「個別のエンタメ・トレンドを挙げたらいいのでしょうけど、映画『カメラを止めるな!』や『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットを1年前には予想できないので、このように予想しました」とも話しました。
■ビジネスのトレンド「サブスク」
品田:NetflixやSpotifyのようなデジタル技術のサブスクリプションが、どんどん「リアル」に来ています。たとえば定額制で服を借りるというのがあったり、アクセサリー、家具などもはじまっています。大きなものだと外国車も貸してもらえるシェアエコノミー、つまり所有よりも利用するものになっています。サブスクは選択肢も広く、気に入らなければ替えられるので、他の人にも使ってもらえていいのかなと思います。これは飲食にも広がっていてフレンチレストランの会員制やラーメンやコーヒーなどの定額制もはじまっています。定額制が安心感や愛着とともに広がっているのかなと思います。
その他に品田さんは、映画だとハリウッド版の『君の名は。』がJ・J・エイブラムス監督でどのような仕上がりになるのか気になっているそう。はじまったばかりの2019年、どんなものが流行るのか注目していきましょう!
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【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/