J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。1月12日(土)のオンエアでは、数多くのアーティストとコラボレーションし、AAAのメンバーとしても活躍するSKY-HIさんをゲストに迎え、音楽のバックグラウンドを語っていただきました。
■音楽への入り口は意外にもドラマーだった
小学校に入る頃にJリーグが開幕したこともあり、サッカー少年だったというSKY-HIさん。音楽にハマったのは中学生になってからで、その入り口はエリック・クラプトンのサポートもしていたドラマーのスティーヴ・ガッドでした。
SKY-HI:浅く広くいろいろやっていて、他のスポーツもやってみたりとか楽しくやってた時に、家のテレビからエリック・クラプトンのライブがたまたま流れて。
このときに見たスティーヴ・ガッドのドラムテクニックにSKY-HIさんは「なんだこれは!」と衝撃を受け、ドラムスティックをすぐに買いに行ったと言います。そこから中学時代はひたすらドラムの練習に明け暮れ、周りにドラムを叩く人がいなかったため学校で有名になり、7つほどのバンドを掛け持ちすることになりました。
SKY-HI:もちろん中学生なので、いろんな人のコピーバンドとかも多かったんですけど。気に入ってたのは、アシッドジャズのインストゥルメンタル・バンドをやってたのがめっちゃ楽しかったです。
クリス:中学の時に?
SKY-HI:中学の時に(笑)。
クリス:すごい学校だね!
SKY-HI:どうなんだろう。流行ってたと思いますよ。あの手のモノ。
中学2年生になると、仲の良かったギタリストとラップを始め、多い時には5人ほどの友人たちとラップをしていました。そんなSKY-HIさんにラップをするきっかけを与えたのが、ヒップホップグループのRHYMESTERでした。
SKY-HI:フロントマンになるつもりはあんまりなくて、「そういうのはちょっとあんまり…。」って感じだったんですけど、ラッパーを見たら「カッコいい! やりてー!」みたいな(笑)。あれは不思議な感覚でしたね。それまではあんまりフロントマンに憧れたことがなくて。
バンドでもボーカル以外を好きになることが多かったというSKY-HIさん。「ラッパーのカッコのつけ方は歌舞伎じゃないですか」と話します。
SKY-HI:かぶくじゃないですか。それがすごいカッコよくて。そうじゃない、きらびやかなカッコのつけ方がどうも鼻について(笑)。それが苦手だったのかな。中学生の時は特に。
クリス:「きらびやか」って?
SKY-HI:なんか「笑顔キラーン」みたいなやつ(笑)。疑似恋愛とかも本当に嫌いだったし、それに対してのストレスをMummy-Dさんとか、士郎さん(宇多丸)とかが、スコーンと言ってくれた感じがしたんですよね。すっごい救われた感じを覚えてます。
誰にでも当てはまる言葉や誰でも歌える言葉は、普遍的なものであるからこそ多くの人に受け入れられる一方で、その人にしか歌えないものであるかのような魅力をラップに感じたとも明かしました。
■「大人は責任を取りたくないだけ」
AAAとして活動する傍ら、ラッパーとしてライブ活動をクラブで行なっていたSKY-HIさん。その活動は事務所には内緒だったと振り返ります。
クリス:それが逆に今は功を奏したというか。
SKY-HI:そういうことが笑って言えるようになったのは良かったなと思いますね(笑)。
クリス:クラブかなんかに行ってバトルとかやってるのがバレると、事務所に叱られたりするの?
SKY-HI:どうなんでしょうね。でも変な話、それで叱る人っていうのは責任を取る覚悟がある人じゃないですか。止めるっていうのは。周りには責任を背負いたくない大人が多かったんで(笑)。
クリス:黙認されてた感じなのかな?
SKY-HI:いい顔をしてくれる人が多かったです。「大っぴらには応援できないけどがんばれよ」みたいなことを言ってくれる人が多かったんですけど、紐解いてみると単純にみんな責任を取りたくなかったっていう(笑)。今の若い人に言えることがあるとしたら、それかもしれないですね。大人はだいたいの場合、自分が責任を取りたくないだけなので、そこはつけ込みどころがあるというか。「俺の管轄で変なことするなよ!」って言う大人は多いかもしれないですけど、「誰の管轄でもないでしょ、ここは」ってところを掘っていけばいい。
SKY-HIさんは、ラッパーとしてのライブの演出やプロデュースはすべて自分で行なっています。「それをやりたくて音楽をやっているかもしれません」とも話しました。
そんなSKY-HIさんは、2月3日(日)からツアー『SKY-HI TOUR 2019 -The JAPRISON-』をスタートします。今回はフルバンドでのライブということで、CD音源をそのまま再現したサウンドから、バンドのオリジナリティを重視したものまで、「俺のラップ以外、全部違うんじゃないかっていうことにすることもあります」と明かしました。どんなツアーになるのか、とても楽しみですね!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/
■音楽への入り口は意外にもドラマーだった
小学校に入る頃にJリーグが開幕したこともあり、サッカー少年だったというSKY-HIさん。音楽にハマったのは中学生になってからで、その入り口はエリック・クラプトンのサポートもしていたドラマーのスティーヴ・ガッドでした。
SKY-HI:浅く広くいろいろやっていて、他のスポーツもやってみたりとか楽しくやってた時に、家のテレビからエリック・クラプトンのライブがたまたま流れて。
このときに見たスティーヴ・ガッドのドラムテクニックにSKY-HIさんは「なんだこれは!」と衝撃を受け、ドラムスティックをすぐに買いに行ったと言います。そこから中学時代はひたすらドラムの練習に明け暮れ、周りにドラムを叩く人がいなかったため学校で有名になり、7つほどのバンドを掛け持ちすることになりました。
SKY-HI:もちろん中学生なので、いろんな人のコピーバンドとかも多かったんですけど。気に入ってたのは、アシッドジャズのインストゥルメンタル・バンドをやってたのがめっちゃ楽しかったです。
クリス:中学の時に?
SKY-HI:中学の時に(笑)。
クリス:すごい学校だね!
SKY-HI:どうなんだろう。流行ってたと思いますよ。あの手のモノ。
中学2年生になると、仲の良かったギタリストとラップを始め、多い時には5人ほどの友人たちとラップをしていました。そんなSKY-HIさんにラップをするきっかけを与えたのが、ヒップホップグループのRHYMESTERでした。
SKY-HI:フロントマンになるつもりはあんまりなくて、「そういうのはちょっとあんまり…。」って感じだったんですけど、ラッパーを見たら「カッコいい! やりてー!」みたいな(笑)。あれは不思議な感覚でしたね。それまではあんまりフロントマンに憧れたことがなくて。
バンドでもボーカル以外を好きになることが多かったというSKY-HIさん。「ラッパーのカッコのつけ方は歌舞伎じゃないですか」と話します。
SKY-HI:かぶくじゃないですか。それがすごいカッコよくて。そうじゃない、きらびやかなカッコのつけ方がどうも鼻について(笑)。それが苦手だったのかな。中学生の時は特に。
クリス:「きらびやか」って?
SKY-HI:なんか「笑顔キラーン」みたいなやつ(笑)。疑似恋愛とかも本当に嫌いだったし、それに対してのストレスをMummy-Dさんとか、士郎さん(宇多丸)とかが、スコーンと言ってくれた感じがしたんですよね。すっごい救われた感じを覚えてます。
誰にでも当てはまる言葉や誰でも歌える言葉は、普遍的なものであるからこそ多くの人に受け入れられる一方で、その人にしか歌えないものであるかのような魅力をラップに感じたとも明かしました。
■「大人は責任を取りたくないだけ」
AAAとして活動する傍ら、ラッパーとしてライブ活動をクラブで行なっていたSKY-HIさん。その活動は事務所には内緒だったと振り返ります。
クリス:それが逆に今は功を奏したというか。
SKY-HI:そういうことが笑って言えるようになったのは良かったなと思いますね(笑)。
クリス:クラブかなんかに行ってバトルとかやってるのがバレると、事務所に叱られたりするの?
SKY-HI:どうなんでしょうね。でも変な話、それで叱る人っていうのは責任を取る覚悟がある人じゃないですか。止めるっていうのは。周りには責任を背負いたくない大人が多かったんで(笑)。
クリス:黙認されてた感じなのかな?
SKY-HI:いい顔をしてくれる人が多かったです。「大っぴらには応援できないけどがんばれよ」みたいなことを言ってくれる人が多かったんですけど、紐解いてみると単純にみんな責任を取りたくなかったっていう(笑)。今の若い人に言えることがあるとしたら、それかもしれないですね。大人はだいたいの場合、自分が責任を取りたくないだけなので、そこはつけ込みどころがあるというか。「俺の管轄で変なことするなよ!」って言う大人は多いかもしれないですけど、「誰の管轄でもないでしょ、ここは」ってところを掘っていけばいい。
SKY-HIさんは、ラッパーとしてのライブの演出やプロデュースはすべて自分で行なっています。「それをやりたくて音楽をやっているかもしれません」とも話しました。
そんなSKY-HIさんは、2月3日(日)からツアー『SKY-HI TOUR 2019 -The JAPRISON-』をスタートします。今回はフルバンドでのライブということで、CD音源をそのまま再現したサウンドから、バンドのオリジナリティを重視したものまで、「俺のラップ以外、全部違うんじゃないかっていうことにすることもあります」と明かしました。どんなツアーになるのか、とても楽しみですね!
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/
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