J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。12月3日(月)のオンエアでは、emmaとのコンビでお届けしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は12月12日(水)にニューアルバム『ANTI ANTI GENERATION』をリリースするRADWIMPSを大特集!
メンバーの野田洋次郎さん(Vo./Gt.)、桑原 彰さん(Gt.)、武田祐介さん(Ba.)の3人に藤田がインタビューした模様とともに、その魅力に迫りました。(※ドラムの山口智史さんは2015年から持病のため休養中です)
■ティッシュ配りの人をスカウト!?
1日目は初期の活動から振り返りました。まずは現在のメンバーが集まったきっかけについて。始まりは桑原さんが野田さんに、ふたりが組むバンドのメンバー候補として、武田さんと山口さんを引き合わせたことからだそう。
桑原:たまたま渋谷を歩いてたら智史がティッシュ配りのバイトをしてまして。「あれ?」ってなって。高校時代、他のバンドをやってて知り合いだったんですよ。
藤田:よかった、ビックリした(笑)。普通にティッシュ配りの人をスカウトしたのかと思った(笑)。
野田:話が完全にヘタクソなんですよ。
一同:(笑)。
桑原:すいません……(笑)。
桑原さんと山口さんは高校時代からの知り合いで、山口さんは当時、他のバンドでドラムを叩いていました。再会したとき、山口さんから大学のジャズ科に通っていることを聞かされ、「これはすごいかもしれない!」と野田さんとのバンドに誘ったそうです。そんな山口さんと同じ大学に通っていたのが武田さんでした。
武田さんと山口さんは地元が同じ。その地元では路上で弾き語りをする人たちがコミュニティをつくっていて、彼らがライブハウスでライブをするときなどに、山口さんと一緒に参加していたそう。
武田:で、智史が「新しくバンドに誘われた」って。それがRADWIMPSだったんですけど。で、そのときにベースも探しているってことで僕に声をかけてくれて。
もし桑原さんが山口さんと偶然再会していなければ、武田さんと出会うこともなく、今のRADWIMPSはなかったかもしれません。まさに運命的な再会でした。
野田さんが大学受験をするということで、RADWIMPSは一度活動を休止していたものの、「受験が終わってからでいいから一緒にやろう」と、桑原さんはずっと待っていました。桑原さんがバンドメンバーを集めるために奔走した結果、今の経緯でRADWIMPSのメンバーが揃いました。
野田:僕ら高校でCDをリリースしたり、インディーズの事務所にも所属させてもらったりして。事務所もあったし(CDを)リリースしようみたいなのも決まってたし、だから間髪入れずにすぐスタジオに入ってレコーディングを始めました。
武田:いや、ビックリしたよ、いきなり。
藤田:そっか。誘う側はある程度、このあと何が起きるかはイメージできてたけれども、誘われた側は……(笑)。
武田:入っていきなり「レコーディングするよ」って言われて。「え! レコーディングなんてやったことないよ!」って(笑)。
レコーディングでほぼ「はじめまして」の状態だったため、お互いのことを知るためにいろいろ質問しあいながら進めていきました。。ちなみにそのときに収録した曲は『祈跡』や『僕チン』。このレコーディングで、野田さんは手応えを感じたのだとか。
■“キメ”が多かった…曲作りの工夫
こうして再スタートしたRADWIMPS。当時の曲作りについてお聞きしました。
野田:この4人でRADWIMPSらしさをもう一度構築し直そうというか、何ができるかなっていうのはけっこう探ってた時期で。だからちょっとファンクだったり、ジャズ的な要素とかはけっこう意識してアレンジをやってた気はするよね。なんか“キメ”とかめっちゃ多かったり。
桑原・武田:“キメ”めちゃくちゃ多かった! キメ大好きバンドだったね(笑)。
“キメ”とは曲中に一瞬だけ音を止めること。当時はこれを5分の曲中にたくさん散りばめていたそうで、他にも1番と2番がまったく違うアレンジだったり、普通の8ビートは叩かないなど試行錯誤を繰り返していたと言います。
当時はどんな気持ちで音楽と向き合っていたのでしょうか?
野田:けっこう必死だったんですよ。俺も大学に入って、メジャーデビューしそうと言われてても、音楽でやっていくってまだそのときも実感がなかったから。
藤田:そうか、学生半分みたいなこともあったから。
野田:だから余計に、何かしら在学中に結果が出なければ、自分の中でやるつもりはないなあっていう感じではいたから、余計に必死ではあったかもしれない。
この野田さんの言葉を聞いてemmaは、「順調だからといって天狗にならずに、本当に音楽に真摯に向き合ってきたって感じがしますね」とコメント。当時と変わらぬそのストイックさが今の活躍にも繋がっているのかもしれませんね。
【2回目】RADWIMPS、ランキング1位をとっても「地獄だった」理由
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は12月12日(水)にニューアルバム『ANTI ANTI GENERATION』をリリースするRADWIMPSを大特集!
メンバーの野田洋次郎さん(Vo./Gt.)、桑原 彰さん(Gt.)、武田祐介さん(Ba.)の3人に藤田がインタビューした模様とともに、その魅力に迫りました。(※ドラムの山口智史さんは2015年から持病のため休養中です)
■ティッシュ配りの人をスカウト!?
1日目は初期の活動から振り返りました。まずは現在のメンバーが集まったきっかけについて。始まりは桑原さんが野田さんに、ふたりが組むバンドのメンバー候補として、武田さんと山口さんを引き合わせたことからだそう。
桑原:たまたま渋谷を歩いてたら智史がティッシュ配りのバイトをしてまして。「あれ?」ってなって。高校時代、他のバンドをやってて知り合いだったんですよ。
藤田:よかった、ビックリした(笑)。普通にティッシュ配りの人をスカウトしたのかと思った(笑)。
野田:話が完全にヘタクソなんですよ。
一同:(笑)。
桑原:すいません……(笑)。
桑原さんと山口さんは高校時代からの知り合いで、山口さんは当時、他のバンドでドラムを叩いていました。再会したとき、山口さんから大学のジャズ科に通っていることを聞かされ、「これはすごいかもしれない!」と野田さんとのバンドに誘ったそうです。そんな山口さんと同じ大学に通っていたのが武田さんでした。
武田さんと山口さんは地元が同じ。その地元では路上で弾き語りをする人たちがコミュニティをつくっていて、彼らがライブハウスでライブをするときなどに、山口さんと一緒に参加していたそう。
武田:で、智史が「新しくバンドに誘われた」って。それがRADWIMPSだったんですけど。で、そのときにベースも探しているってことで僕に声をかけてくれて。
もし桑原さんが山口さんと偶然再会していなければ、武田さんと出会うこともなく、今のRADWIMPSはなかったかもしれません。まさに運命的な再会でした。
野田さんが大学受験をするということで、RADWIMPSは一度活動を休止していたものの、「受験が終わってからでいいから一緒にやろう」と、桑原さんはずっと待っていました。桑原さんがバンドメンバーを集めるために奔走した結果、今の経緯でRADWIMPSのメンバーが揃いました。
野田:僕ら高校でCDをリリースしたり、インディーズの事務所にも所属させてもらったりして。事務所もあったし(CDを)リリースしようみたいなのも決まってたし、だから間髪入れずにすぐスタジオに入ってレコーディングを始めました。
武田:いや、ビックリしたよ、いきなり。
藤田:そっか。誘う側はある程度、このあと何が起きるかはイメージできてたけれども、誘われた側は……(笑)。
武田:入っていきなり「レコーディングするよ」って言われて。「え! レコーディングなんてやったことないよ!」って(笑)。
レコーディングでほぼ「はじめまして」の状態だったため、お互いのことを知るためにいろいろ質問しあいながら進めていきました。。ちなみにそのときに収録した曲は『祈跡』や『僕チン』。このレコーディングで、野田さんは手応えを感じたのだとか。
■“キメ”が多かった…曲作りの工夫
こうして再スタートしたRADWIMPS。当時の曲作りについてお聞きしました。
野田:この4人でRADWIMPSらしさをもう一度構築し直そうというか、何ができるかなっていうのはけっこう探ってた時期で。だからちょっとファンクだったり、ジャズ的な要素とかはけっこう意識してアレンジをやってた気はするよね。なんか“キメ”とかめっちゃ多かったり。
桑原・武田:“キメ”めちゃくちゃ多かった! キメ大好きバンドだったね(笑)。
“キメ”とは曲中に一瞬だけ音を止めること。当時はこれを5分の曲中にたくさん散りばめていたそうで、他にも1番と2番がまったく違うアレンジだったり、普通の8ビートは叩かないなど試行錯誤を繰り返していたと言います。
当時はどんな気持ちで音楽と向き合っていたのでしょうか?
野田:けっこう必死だったんですよ。俺も大学に入って、メジャーデビューしそうと言われてても、音楽でやっていくってまだそのときも実感がなかったから。
藤田:そうか、学生半分みたいなこともあったから。
野田:だから余計に、何かしら在学中に結果が出なければ、自分の中でやるつもりはないなあっていう感じではいたから、余計に必死ではあったかもしれない。
この野田さんの言葉を聞いてemmaは、「順調だからといって天狗にならずに、本当に音楽に真摯に向き合ってきたって感じがしますね」とコメント。当時と変わらぬそのストイックさが今の活躍にも繋がっているのかもしれませんね。
【2回目】RADWIMPS、ランキング1位をとっても「地獄だった」理由
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/