『ジングルベル』はもともとクリスマス・ソングじゃなかった!?

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。12月10日(月)のオンエアでは、emmaとのコンビでお届けしました。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週はクリスマスまで目前! ということで、「クリスマス・ソング特集」をお送りします。


■定番のクリスマス・ソングの条件?

クリスマス・ソングも数多あります。emmaが最初に思い浮かぶのは……。

emma:マライア・キャリーの『All I Want For Christmas Is You』です! やっぱり踊っちゃいますもんね、流れた瞬間から(笑)。
藤田:いいですね。心踊る感じのクリスマスのイメージで。

一方の藤田は、山下達郎さんの『クリスマス・イヴ』を挙げました。毎年聴いているのに、また聴きたくなる感じが「たまらない」と話します。人によって、クリスマスをイメージする曲は、邦楽、洋楽……と違うはず。特集初日となるこの日は、「クラシックなクリスマス・スタンダード」をテーマにお送りしました。いわゆるオーケストラのクラシックだけではなく、名盤・名曲という意味も込めてのクラシックです。

昔から歌われてきた、たくさんのアーティストたちがカバーしてきたクリスマス・ソングのクラシック・ナンバーにはどんな曲があるのでしょうか。ざざっと紹介したのは、『We Wish You A Merry Christmas』『きよしこの夜』『赤鼻のトナカイ』『もろびとこぞりて』。英語で歌われているものから、日本語にアレンジされたものまで、誰しも必ず一度は聴いたことや歌ったことのあるクリスマスソングです。各国の言葉だけでなく、日本語にも訳されているバージョンがあるというのが、“定番”クリスマス・ソングの条件と言えるかもしれません。


■カーペンターズやマライアがカバーした定番曲

そもそもクリスマスは、キリストの誕生を祝う日。その際にはミサが行われ、賛美歌が歌われることから、みんなで歌える曲が多いのかもしれません。これらのクラシック・クリスマス・ナンバーは様々なアーティストによってカバーされて歌い継がれています。

オンエアでは、大胆なアレンジながらクリスマスになると必ず聴きたくなる、ジャクソン5の『Santa Claus Is Coming To Town』をお送りしました。この曲は、他にもマライア・キャリー、ジャスティン・ビーバー、Pentatonix、カーペンターズらがカバーしています。それぞれのカラーが活かされたアレンジになっているので、同じ曲でも違う楽しみ方ができます。


■『ジングルベル』もともとのタイトルは…

続いて紹介したのは『ジングルベル』。日本語バージョンももちろんあるクリスマスの定番ソングですが、実はもともとはクリスマス・ソングではなかったというのをご存知でしょうか? トナカイがソリを引いて走っているイメージが浮かびますが、実はソリを引いているのは、トナカイではなく馬! 最初につけられたタイトルも『One Horse Open Sleigh』、訳すと「馬が引くソリ」なのです。子どもたちが馬ゾリに乗って競争する様子を歌った曲だそうです。

もともとは感謝祭用に作られた曲だったのが大変評判がよく、クリスマスにも合うということで、アメリカ中に広まり、タイトルも『ジングルベル』になったそう。サビの歌詞を直訳すると、「馬の引くソリに乗るのはなんて楽しいんだ」となるそうです。いろいろと意訳されているので、人によって思っているイメージが違うかもしれません。

意外なクリスマス・ソングの豆知識をお届けした1回目。2回目の11日(火)は「オリジナルのクリスマス・スタンダード・ナンバー」をテーマにお送りします。時間は22時10分頃から。ぜひチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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