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ストレスと闘うホルモンを出すには「ビタミンC」を摂ろう! その理由を解説

ストレスと闘うホルモンを出すには「ビタミンC」を摂ろう! その理由を解説

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。11月20日(火)のオンエアでは、「集中力とパフォーマンスを上げる食事術」を、栄養療法を専門とする新宿溝口クリニック院長の溝口徹院長に伺いました。


■ストレスと闘うにはビタミンCが必要!

体格や遺伝子など体質に合った食事のとり方をすれば、健康効果はより期待できるそうです。

別所:パフォーマンスを下げる原因と言われるストレスの対策には、ビタミンCが大切だということですが。
溝口:ビタミンCは、ストレスを感じているときに最も大切な栄養素といってもいいと思います。私たちはストレスを感じると、それに対抗するためにいろいろなホルモンを出します。そのホルモンを出す主役は“副腎”という臓器で、ホルモンを作るために大量のビタミンCを必要とします。
別所:ストレスを感じると、どうなりますか?
溝口:ストレスを感じると、副腎からコルチゾールというホルモンが出ます。血糖値を少し高めにしたり、アドレナリンなどを出して血圧を少し高めにしたりと、ストレスがかかったときに、それに対抗する体の反応を出します。その中心が副腎です。
別所:逆に言うと、ストレスというのは“副腎疲労”と考えてもいいですか?
溝口:そうです。慢性的にストレスを感じ続けると、副腎の機能がだんだん落ちてきてしまいます。


■効果的な栄養素のとり方

ビタミンCは、どのように摂るのが効果的なのでしょうか。

溝口:ビタミンCは、レモンやアセロラ、ゆずなどの柑橘系の果物に多く含まれているイメージがあると思いますが、果物から十分に摂るなかなか難しいです。野菜からもけっこうとれます。芽キャベツ、ゴーヤなどにもかなり含まれていますが、野菜は水溶性なので茹でると(栄養素が)溶け出してしまいます。できれば蒸すのがいいと思います。
別所:なるほど!

ビタミンCのほかに、集中力を高めるには、タンパク質が大切です。

溝口:私たちが集中しようとすると、脳の中ではいろんな反応が起こります。ノルアドレナリンやグルタミン酸といった、集中力を高めるための脳内物質が脳で作られます。そうした神経伝達物質の材料のほとんどが、タンパク質になります。そのため、集中する作業をするときは、甘いものよりも、しっかりとタンパク質をとることが重要です。
別所:タンパク質でおすすめの食材は?
溝口:タンパク質には植物性と動物性があります。脳内の物質の材料になるアミノ酸を多く含んでいるタンパク質は、どちらかというと動物性。ただ、植物性でも、ナッツやアーモンドは神経伝達物質につくアミノ酸がけっこう含まれているので、集中作業で疲れたときは、カシューナッツやアーモンドをつまむのがいいと思います。

より詳しく知りたい方は溝口さんの著書『医者が教える日本人に効く食事術』(SBクリエイティブ)を手にとってみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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