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片岡鶴太郎 芸人、俳優、画家…多才と言われるも「実は、とっても無器用なんです」

片岡鶴太郎 芸人、俳優、画家…多才と言われるも「実は、とっても無器用なんです」

J-WAVEの番組『JAM THE WORLD』のワンコーナー、「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。10月15日(月)のオンエアでは、芸人、俳優、ボクサー、画家と、多彩な顔を持つ片岡鶴太郎さんをお迎えし、活動の原点などについてお話を伺いました。


■芸能生活45年…その第一歩は声帯模写から

今年で芸能生活45年になる片岡さん。これまで様々なことに挑戦してきましたが、そんな片岡さんの芸能活動の原点は、声帯模写であると言います。

小黒:声帯模写?
片岡:ものまねなんですよ。うちの親父は寄席好きで、子供のときから土日になると浅草演芸ホールや、鈴本演芸場とか、池袋演芸場とか。そこがもう、僕の遊び場みたいなところで。それで当然、落語を聞くんですが、子供のときは、落語っていうのはちょっと入りづらいんですけども、いわゆる落語以外の“色物”ですよね。漫才とかコントとか。ものまねは特に動物のものまね、江戸家猫八さんとか、桜井長一郎さんのものまねとか、子供でもわかるので、それで寄席に行っちゃ、大人がやってるものまねをしながら、自分でも動物のものまねをして。それで、「なんか、ものまねっていうのは、ちょっとできそうだな」と思って、片岡鶴八師匠に弟子入りをするんですけども。
小黒:それはおいくつのときなんですか? 
片岡:これはもう高校出てすぐです。
小黒:あ、そうなんですか! じゃあ、芸人としての第一歩はものまね?
片岡:ものまねです。
小黒:若い人は声帯模写ってわかんないと思うんですけど、声帯模写っていうのは何なんですか?
片岡:昔は“声色”って言ったんですよね。そして、桜井長一郎さん、うちの師匠の片岡鶴八師匠ぐらいから、声帯模写って言って。声のものまねですね。
小黒:なんか“解剖”みたいな話ですもんね。“声帯模写”って言われたら(笑)。声帯を真似るわけじゃなくて、声色を。
片岡:声色です(笑)。今は“ものまね”って言ってますけども。そこからスタートします、僕は。


■すべてを極める“お笑い界のダヴィンチ”?

ものまねでブレイクし、芸人として成功を収めた片岡さん。その後、俳優、プロボクサー、画家、ヨガの師匠と、多岐にわたる活動を展開していくこととなります。

小黒:ずいぶんと多岐にわたって、いろんなことをされてますけど、普通の人から見たら“多才”とか言われるんだけど、鶴太郎さんのなかでは、一貫性はあるものなんですか?
片岡:皆様がたには、器用で多才だって仰って頂きますけども、実は、僕はとっても無器用なんです。ですから、1つやると決めたらば、時間をかけて、1つ1つ納得いくまでやらないと気の収まらない性分ですから、それが1つ1つ重なって。もちろん最初は、演芸、ものまねが好きで、ものまねからやっていって、その後、子供のときからボクシングが好きだったんですよ。ファイティング原田さんです、我々の時代は。原田さんに憧れて、子供のときからやってみたいなって思っても、芸人になりたいっていう想いがあったものですから据え置きにしてて。それで32歳のときに……。
小黒:ジムに入るんですか? 
片岡:そうなんですよ。プロボクシングのライセンスって33歳までなんですね。で、32歳のときに、「この1年間をやらないと、一生とれない!」と思って、それで渡嘉敷勝男さんにオフレコで、「渡嘉敷さん、秘密練習させてください」「プロライセンスとるための練習をお願いします!」って言って、トカちゃんに全部指導して頂いたんです。
小黒:でも、アマチュアで終わらないで、すべてのことが“プロ”じゃないですか。極めるじゃないですか。“お笑い界のダ・ヴィンチ”って、誰か言いませんでしたか? 
片岡:恐れ多いです、ダ・ヴィンチは(笑)。

これまで挑戦してきたそれぞれの分野の活動において、その道を極め、“プロ”であり続ける片岡さん。今後もそんな片岡さんの活躍に注目したいところです。

【番組情報】
番組名:『LOHAS TALK』
放送日時:月・火・水・木曜 19時45分-19時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/

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