プロのカジノディーラーって、どれくらい儲かるの? カジノ法案成立で養成校が人気

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。9月20日(木)のオンエアでは、カジノディーラーの仕事の裏側に注目しました。


■カジノディーラーは手際と計算能力が必要

7月にIR法案(特定複合観光施設区域整備法)、いわゆるカジノ法案の実施法案が可決し、日本でのカジノが合法となりました。それを受けて今各地でカジノディーラーを養成する学校への申込みや問い合わせが急増しているとのこと。そこで、日本カジノスクール校長の大岩根成悦さんにお話を伺いました。

そもそもカジノディーラーとはどのような仕事なのでしょうか。

大岩根:カジノにはトランプを使ったブラックジャックやバカラ、ルーレットなど約20種類のテーブルゲームがあります。その進行役(ディーリング)であり、そこにはお金が関わるので、外れた方のチップを回収して、当たった方にチップを瞬時に配当する役割があります。
サッシャ:カジノディーラーって非常に手際がいいですよね。
大岩根:手際と計算能力が必要になります。

この仕事は、手先の器用さや計算能力の高さ、接客においてのホスピタリティが求められると教えてくれました。


■カジノディーラーって儲かる職業なの?

人気が高まるプロのカジノディーラーは、一体どれくらいの収入があるのでしょうか。

大岩根:国によってさまざまですけど、例えば世界一のカジノ都市であるマカオのカジノディーラーは公務員の1.5~2倍の給料だと言われ、今人気が高い職業となっています。アメリカでは、賃金自体は安いんですけど、お客さまからもらえるチップが収入となり、それらはカジノディーラー全員で均等に分けられています。小さなカジノだと1日30ドル、大きなカジノになると250ドルものチップ収入になるので、日給にすると3万円を超えるチップ収入があるカジノディーラーも出ています。
サッシャ:日本でカジノができると、どれくらいの収入になりそうですか?
大岩根:技能職になるので、通常のサービス業の収入より1~2割ほど高い給料からスタートすると考えています。


■大阪、東京、長崎、沖縄…カジノはどこにできるのか?

日本でどの場所にカジノができるのかも気になるところです。

大岩根:日本の法律ではカジノは3箇所限定となっています。大都市圏では、大坂がいち早く名乗りを上げていますし、今後は東京、横浜、千葉も手を挙げるのではないでしょうか。また、長崎や北海道、沖縄なども手を挙げる動きがあります。
サッシャ:世界のカジノは劇場が併設するなど素晴らしいエンターテインメントビジネスが展開されていますよね。
大岩根:IR法ですすめられる複合観光施設は、カジノの面積が3パーセント以下と制限されています。そのため残りの97パーセントの面積はカジノ以外で楽しむ方の施設になります。24時間型になることも魅力だと思います。

日本にカジノができることによって、社会はどのように変化するのでしょうか。カジノディーラーに興味のある方は、日本カジノスクールのホームページをチェックしてみてください。

【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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