DAOKOが「音楽の革命児。大好き」と語った音楽プロデューサーは?

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。10月9日(火)のオンエアでは、DAOKOとのコンビでお届けしました。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、開局30周年を迎えたJ-WAVEが生みの親で、今では一般的な言葉となった「J-POP」を特集。第3回は1999年~2000年代を振り返りました。

【1回目】「J-POP」という言葉、J-WAVEが生みの親って知ってた? その意味は…
【2回目】ドリカムの曲、J-WAVEでは『LOVE LOVE LOVE』より『サンキュ.』が好まれたワケ
【3回目】宇多田ヒカルの登場で激変した「J-POP」 ミスチルや椎名林檎も…1999年~2000年代の軌跡【特集】


■2000年以降、見逃せないのが「ラップ」

今回は、2000年以降のJ-POPシーンを振り返りました。オーディション番組「 ASAYAN」でデビューしたCHEMISTRYや、90年代後半にデビューして熱烈な人気を誇っていた宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、倉木麻衣などをはじめとした女性アーティスト。もちろんサザンオールスターズやMr.Childrenなどのバンドがヒットチャートを賑わせていました。そんな中、見逃せないムーブメントが、ラップ!

藤田:90年代、アンダーグラウンドで、日本語ラップが盛り上がりました。2000年以降は、KICK THE CAN CREWや、RIP SLYME、RHYMESTER、SOUL'd OUT、nobodyknows+など、いろんなグループが次々とメジャーデビューしていきました。

彼らの活躍によりヒップホップというラップスタイルが広く知られるようになり、アンダーグラウンドっぽいものからレゲエ、歌ものなどそのスタイルも大きな広がりをみせました。その中でロックラップを合わせたミクスチャー・バンドにも注目が集まります。

藤田:アンダーグラウンドで育ってきた文化が、一気に花開くシーンがメジャーに出てきました。RIZEもデビューしたし、HYもちょっとそういうにおいもあるかな? RADWIMPSなんかもけっこうラップっぽいフレーズも入れてるから、一部分は括りに入れちゃおうかな。

ヒット曲として、たくさん聴かれる。それが、いかにそのシーンが広がっているかを象徴することになる、と藤田は話しました。


■中田ヤスタカは、音楽シーンを担う重要人物のひとりは

2000年代後半になると、女子高生を中心に倖田來未やEXILEが絶大な人気を誇るようになり、レミオロメンの『粉雪』がヒットしたのもこの頃。様々なミュージシャンがヒットを飛ばす中、これまでに馴染みのなかったテクノを身近な存在にしたのがPerfumeでした。

藤田:テクノ・ポップという言葉が広く浸透することで、テクノのイメージが変わったという。また新しい潮流が生まれたのかなぁと思います。
DAOKO:本当に中田ヤスタカさんは音楽の革命児ですよね。私、大好きなんです。
藤田:ヒット曲でありながら濃いダンスミュージックファンをも惹きつけることができる中田ヤスタカさん。大きな注目を集め、その後、きゃりーぱみゅぱみゅの曲を作ったりと、今に至るまでの音楽シーンを担うひとりになったと思います。

「J-POPと一口に言っても様々なジャンルを含んでいるから、一括りにするのが難しいですよね。そのためちょっと生き物感がありますよね」とDAOKO。次回の記事では、2010年代のJ-POPに迫ります。

【5回目】CDを買う時代から動画を観る時代へ…2010年代の「J-POP」を考察

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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