「男性用メイク」が人気急上昇! どんな人がやってくるのか…専門店の人に訊いてみた

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。10月24日(水)のオンエアでは、じわじわ広がりつつある男性用メイクの最新事情について注目しました。

ここ数年、世代を問わずメイクをする男性が増え、「メイクは女性がするもの」という価値観が変わりつつあります。その流れを象徴するように、シャネルもこの秋初の男性用メイクアップラインを販売して注目を集めています。今回は、日本で唯一のメンズ美容総合サロン「粋華男(イケメン)製作所」代表の手塚拓海さんに、どんなニーズがあるのか、お話を伺いました。


■男性メイク、どんな目的で?

手塚さんは毎日10分から15分メイクに時間をかけるそうですが、実際メイクする男性は増えているのでしょうか?

手塚:私たちは昨年11月にお店をオープンしまして、だいたいのべ1万人の男性にお越しいただいています。土日は多くて1日に50人くらいいらっしゃいます。
サッシャ:どういう目的が多いのですか?
手塚:大きく分けてコンプレックスをカバーしたいという方と、コンプレックスがあるわけではないけれど、ちょっとイケメンになれないかという男性にわかれています。
サッシャ:コンプレックスというと、どのような?
手塚:1番多いのが目元です。目に力がないとか、あとはいつも眠そうにみられるとか、そういう方が多いですね。


■「今日はちょっといい男でいたい」ときにも!

実際にどのようなメイクをするのか伺いました。

手塚:私たちのお店ではメイクは大きく3つあります。ひとつは、ご自分で毎日メイクをしたいので、メイクを教えてくださいというお客様向けに、プライベートなレッスンをさせていただいています。
サッシャ:男性の場合、大人になっていきなりやろうと思っても、今まで学んできてないから1度教えてもらうというのは大事ですよね。
手塚:教わる人がいないんですよ。お母さんに教えてくださいというわけにもいかないですし、ご自分にあうお化粧がどういうものなのかすらわからないので。百貨店に行けばいろいろ化粧品はありますけど、お店に足を運ぶのも、販売員さんとコミュニケーションをとるのも気恥ずかしく、勇気がいると思います。
サッシャ:教えてもらう以外には?
手塚:「今日だけちょっといい男でいたい」というときのニーズです。お店が銀座にあるので、講師をされる方や撮影がある方がその前にとか。あと最近増えてきているのが、同窓会があってその前にちょっとだけ若作りしたいという40代、50代の方が増えています。


■眉毛だけで印象は変わる

手塚:3つ目にあるのは、やはり男性はメイク自体にアレルギーを持っているので、「みなさん普段からメイクしてますよ。髪の毛を整えるのもヘアメイクですよ。その延長線上で眉毛くらいなんとかしませんか?」というところです。眉毛サロンに行くとバリっと抜いちゃってハッキリした眉毛を作っちゃうんですけど、僕らはお客様の「こういう印象になりたい」という眉毛に近づけてあげたいというのがあるんです。
サッシャ:眉毛も世代で違うんですか?
手塚:20代の方たちが求めている眉毛のデザインと、30代、40代が求めているデザインは違います。結果的に人気がある俳優のランキングの顔を合成して平均顔を作ってみるんですが、見事に眉毛の傾向が変わっています。20代は平行の眉毛を作って少し太め、すこし眉間をより気味にして、一番ポイントは目と眉の間が近いということです。黒目との間が1:0.8、眉毛の長さが目の幅に対して1:1.52です。それを再現してあげることで、印象がガラっと変わってその人の雰囲気が急に明るくなったりしてくるんです。そこで「メイクが怖いのであれば眉毛だけでも整えにいらっしゃいませんか?」とやらせていただいています。

眉毛のメイクの方法は手塚さんのお店でも教えてもらいます。ポイントとして、まずは眉毛を整えることと、眉毛のペンシルや眉毛を整える透明タイプのスティックタイプのジェルを使うことだそうです。「粋華男(イケメン)製作所」のホームページでも眉の整え方、メイクの方法を公開しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時?13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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