J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。9月10日(月)のオンエアでは、ミュージシャンの藤巻亮太さんが登場。藤巻さんがオーガナイザーを務めるイベント「富士山世界文化遺産登録5周年記念 Mt.FUJIMAKI 2018」について訊きました。
■9年ぶりに富士山へ
山梨県出身の藤巻さんは最近、9年ぶりに富士山に登ったそうです。登ることは2度目だとか。
藤巻:30代になるときに、地元の山である富士山を登っておきたいなと思って、登ったんです。富士山に登るとご縁がいただけて、1度目に登ったときは雑誌の対談でアルピニストの野口 健さんに出会いました。野口さんに出会ってから、僕は世界中の秘境へと旅に連れて行ってもらったりとか、一緒に活動もさせていただいたりしました。今回9年ぶりに富士山に登って、今度は地元でフェスを開催するというご縁をいただいて。「晴れますように」と願掛けしてきました。
クリス:8月に私も富士山に登ったんですけど、ちょっと他の山と違うというのも、私も2度目で感じました。
藤巻:御来光を見られたんですけど、日本で一番高いところから見る夜明けなので、山梨側からみると、地平線から登ってくるんですよね。地球が自転していることを感じますよね。色もすごくきれいですし。
■地元の魅力や問題点…いつか音楽に
続いて、「富士山世界文化遺産登録5周年記念 Mt.FUJIMAKI 2018」についてお話を伺いました。
藤巻:「Mt. FUJI」と「Mr. FUJIMAKI」をかけまして、「Mt. FUJIMAKI」という大きな名前を、「大きく出たな」という感じで。準備の時間は短かったんですけど、そのなかでも多くの方に手伝っていただいたり、出演者の方に快諾していただいたりとかしながら、1カ月を切っているので、日々準備しています。
クリス:初めてのフェスオーガナイズはいかがですか。
藤巻:山梨は自分のルーツで、いろんなものをもらっていると感じます。たとえば『3月9日』という曲を作ったときも、たぶん山梨の景色を歌っていると思うんですよね。僕はもうすぐ40歳になるんですけど、そのタイミングで山梨の魅力を伝えるお手伝いができたらいいなと。地元の問題って、山梨も他の地域も似ているところがあると思うんです。だから、地元にぐっとコミットしてローカルな視点で見ると、グローバルな視点も逆に得られるかもしれない。いろんな人に会って、話をきいて、地元について勉強しています。
クリス:たとえば、どんな方に会ったのですか?
藤巻:信玄餅の「桔梗屋」や、鹿革を使った小物の「印傳屋」ですね。みなさん地元に根付き、文化伝統を守りながら、どうすれば自分たちの作ったものを世に届けられるか、必死で努力されていました。お話を聴いた僕も、音楽でできることを少しずつ探しています。あと、僕の実家は農業をやっていて、モモとブドウを作っているんですけど、そこで最近、収穫を手伝ったりしています。
クリス:インスタグラムでみました。“普通のあんちゃん”みたいで、なんかいいなと。実家でやってらっしゃるんですね。
藤巻:最近、弟が継いだんです。山梨に帰るたび、家族や仲間と、すごくローカルな話をすることが増えましたね。そうすると、魅力だけじゃなくて問題点にも気づきます。そのひとつが「耕作放棄地」。もう農業ができなくなった畑が山にかえってるんです。そういう土地をどうするのかとか、シャッター街をどうするのかとか……たくさん問題が公害化しています。その問題意識は、ゆくゆく僕にとって音楽になっていくと思うし、「Mt.FUJIMAKI 」のような音楽の演奏をする場所、人が出会う場所で、何かメッセージを発信できるんじゃないかと思っています。そのような意味でも、精一杯オーガナイザーを務めさせていただきます。
「Mt.FUJIMAKI 2018」には、ASIAN KUNG-FU GENERATION、浜崎貴司さん(FLYING KIDS)、宮沢和史さん、山内総一郎さん(フジファブリック)、和田 唱さん(TRICERATOPS)が出演するほか、アルピニスト・野口 健さんがスペシャルサポーターを務めます。10月7日(日)山梨・山中湖交流プラザ きららで開催。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■9年ぶりに富士山へ
山梨県出身の藤巻さんは最近、9年ぶりに富士山に登ったそうです。登ることは2度目だとか。
藤巻:30代になるときに、地元の山である富士山を登っておきたいなと思って、登ったんです。富士山に登るとご縁がいただけて、1度目に登ったときは雑誌の対談でアルピニストの野口 健さんに出会いました。野口さんに出会ってから、僕は世界中の秘境へと旅に連れて行ってもらったりとか、一緒に活動もさせていただいたりしました。今回9年ぶりに富士山に登って、今度は地元でフェスを開催するというご縁をいただいて。「晴れますように」と願掛けしてきました。
クリス:8月に私も富士山に登ったんですけど、ちょっと他の山と違うというのも、私も2度目で感じました。
藤巻:御来光を見られたんですけど、日本で一番高いところから見る夜明けなので、山梨側からみると、地平線から登ってくるんですよね。地球が自転していることを感じますよね。色もすごくきれいですし。
■地元の魅力や問題点…いつか音楽に
続いて、「富士山世界文化遺産登録5周年記念 Mt.FUJIMAKI 2018」についてお話を伺いました。
藤巻:「Mt. FUJI」と「Mr. FUJIMAKI」をかけまして、「Mt. FUJIMAKI」という大きな名前を、「大きく出たな」という感じで。準備の時間は短かったんですけど、そのなかでも多くの方に手伝っていただいたり、出演者の方に快諾していただいたりとかしながら、1カ月を切っているので、日々準備しています。
クリス:初めてのフェスオーガナイズはいかがですか。
藤巻:山梨は自分のルーツで、いろんなものをもらっていると感じます。たとえば『3月9日』という曲を作ったときも、たぶん山梨の景色を歌っていると思うんですよね。僕はもうすぐ40歳になるんですけど、そのタイミングで山梨の魅力を伝えるお手伝いができたらいいなと。地元の問題って、山梨も他の地域も似ているところがあると思うんです。だから、地元にぐっとコミットしてローカルな視点で見ると、グローバルな視点も逆に得られるかもしれない。いろんな人に会って、話をきいて、地元について勉強しています。
クリス:たとえば、どんな方に会ったのですか?
藤巻:信玄餅の「桔梗屋」や、鹿革を使った小物の「印傳屋」ですね。みなさん地元に根付き、文化伝統を守りながら、どうすれば自分たちの作ったものを世に届けられるか、必死で努力されていました。お話を聴いた僕も、音楽でできることを少しずつ探しています。あと、僕の実家は農業をやっていて、モモとブドウを作っているんですけど、そこで最近、収穫を手伝ったりしています。
クリス:インスタグラムでみました。“普通のあんちゃん”みたいで、なんかいいなと。実家でやってらっしゃるんですね。
藤巻:最近、弟が継いだんです。山梨に帰るたび、家族や仲間と、すごくローカルな話をすることが増えましたね。そうすると、魅力だけじゃなくて問題点にも気づきます。そのひとつが「耕作放棄地」。もう農業ができなくなった畑が山にかえってるんです。そういう土地をどうするのかとか、シャッター街をどうするのかとか……たくさん問題が公害化しています。その問題意識は、ゆくゆく僕にとって音楽になっていくと思うし、「Mt.FUJIMAKI 」のような音楽の演奏をする場所、人が出会う場所で、何かメッセージを発信できるんじゃないかと思っています。そのような意味でも、精一杯オーガナイザーを務めさせていただきます。
「Mt.FUJIMAKI 2018」には、ASIAN KUNG-FU GENERATION、浜崎貴司さん(FLYING KIDS)、宮沢和史さん、山内総一郎さん(フジファブリック)、和田 唱さん(TRICERATOPS)が出演するほか、アルピニスト・野口 健さんがスペシャルサポーターを務めます。10月7日(日)山梨・山中湖交流プラザ きららで開催。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/