海外で人気の「WAGYU」は日本産じゃない!?

J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。8月25日(土)のオンエアでは、岩手県のブランド肉・門崎熟成肉の専門店「格之進」代表取締役で“肉おじさん”こと千葉祐士さんをお迎えし、ロンドンの牛肉文化や世界に流通する和牛についてお話を伺いました。

千葉さんは牛の目利きをなりわいとする家に生まれました。焼肉屋「五代格之進」を創業し、ブームが始まる前から熟成肉に注目し研究を続けています。格之進グループは現在首都圏に13店舗、岩手県に3店舗を構え、肉好き屈指の人気店となっています。


■海外で人気「WAGYU」の驚きの事実

先日ロンドンに訪れたという千葉さんに、海外で人気の「WAGYU」について伺いました。響きこそ「わぎゅう」ですが、なんと驚くべき事実が……。

葉加瀬:イギリスでは和牛が流行っているでしょ?
千葉:「WAGYU」として人気でしたね。
葉加瀬:「WAGYU」は普通の牛肉より値段が2倍くらいしますよね。
千葉:日本人はなかなか知られてないことですけど、「WAGYU」として売り出される牛肉って日本産ではないんです。海外に行くと「『WAGYU』ってオーストラリア産でしょ」とか言われるし、フランスに行ってシェフと話した時に、「私も和牛のレストランを16店舗やっているんだ」と話すと、そのシェフが「俺はスペイン産の『WAGYU』を使ってるけど、お前はどこ産の牛肉を使ってるんだ?」って言われて驚いちゃって。
葉加瀬:どんな基準で「WAGYU」って呼ばれているんですか。
千葉:ほとんど純粋な和牛の流通はしていません。和牛とアンガス牛など、和牛の種に現地の牛を合わせたF1と呼ばれる牛肉がほとんどですね。世界で流通している純粋な黒毛和牛は1割もないと思います。

このような状況のなか、さらに和牛が世界に進出して人気になる可能性はあるのでしょうか。

千葉:シカゴのレストランオーナーと話す機会がありました。現地では和牛がすごい人気で、2倍どころではない価格でレストランに流通しているのだそう。世界のほとんどの人たちが日本産の牛肉は神戸牛だと思っていて、「神戸牛はWAGYUよりもすごい!」と認知されているんです。和牛自体が日本のものだという認知が全くされていないので、その情報をちゃんと伝えていければ日本のアドバンテージはものすごく大きいと思います。



果たしてこの先、和牛は世界中で楽しまれる存在になるのか? そちらも注目しつつ、ぜひ千葉さんの思いが詰まった熟成肉を食べに、「格之進」を訪れてみはいかがでしょうか。

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【番組情報】
番組名:『ANA WORLD AIR CURRENT』
放送日時:土曜 19時?19時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/worldaircurrent/

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