J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。7月26日(木)のオンエアでは、いきものがかり・水野良樹とのコンビでお届けしました。
週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていく「FEATURE TOPICS」のコーナーではDrakeを特集。全米チャートを席巻している最新アルバム『Scorpion』の快進撃や、Drakeが目指している理想のアーティスト像にフォーカスしました。
■Drakeが怒った理由
カナダ・トロント出身のDrake。先月末にリリースしたニューアルバム『Scorpion』は、24時間におけるApple Musicの再生回数が1億7000万回、Spotifyは1億3200万回という驚異的な数字を記録しました。
2016年にリリースしたアルバム『Views』に収録された『One Dance』は、Spotifyで10億回再生と史上最高記録を達成し、15カ国でナンバーワンに輝きました。その他にも、アメリカ最大級のフェス「Coachella Valley Music and Arts Festival」でヘッドライナーを務め、『Hotline Bling』のミュージックビデオのパロディがネット上で人気を博したり、ゴシップ誌に恋愛が取り上げられたりするなど、一躍時の人となったDrakeです。しかし、本人はまだまだ現状には満足していません。
Drakeは、2010年にアメリカ最高峰の音楽賞「グラミー賞」にノミネートされて以来、毎年ノミネート。2013年のアルバム『Take Care』では「ベスト・ラップ・アルバム賞」を受賞しました。2017年には8部門にノミネートされ、『Hotline Bling』で、「最優秀ラップ・ソング賞」「最優秀ラップ/サング・パフォーマンス賞」を受賞していますが、納得していません。
滅多にインタビューに応じないDrakeが、Apple Musicによるラジオ局「Beats 1」に出演した際に、怒り混じりにこのような発言をしています。
Drake:黒人アーティストだから、俺はラッパーということらしい。でも『Hotline Bling』はラップじゃない。彼らにとって、俺を当てはめられるカテゴリーがラップ部門なんだろう。でも、俺の曲はポップソングだ。なのに、ポップソングとして認められたことは一度もないんだよ。
ラップというジャンルを越えてDrakeが目指しているアーティストは、マイケル・ジャクソン。インタビューでDrakeは、このように語っています。
Drake:俺はマイケル・ジャクソンみたいになりたいんだ。自分で尊敬するアーティストたちみたいになりたい。
Drakeはヨーロッパツアーを理由に、受賞式は不参加。さらに、2017年にリリースした『More Life』は、2018年のグラミー賞候補作に登録しないことを表明し、ニュースになりました。
■ダンスチャレンジが話題に!
その後の動向が注目されるなか、Drakeは先月、アルバム『Scorpion』をリリース。さらに、自身のヒーローであるマイケル・ジャクソンとのコラボも楽曲『Don't Matter To Me』で実現しました。これは、マイケル・ジャクソンの未発表曲の歌声を使用した楽曲です。収録されているアルバム『Scorpion』は、現在大ヒット中。アメリカのビルボードチャートで3週連続1位を記録。発売1週間で世界のストリーミング再生回数は10億回を達成した、初のアルバムとなりました。
ネット上では『In My Feelings』のダンスチャレンジが話題になり、Will Smith、Ciara、Steve Aokiなども参戦。楽曲にあわせて、ダンスを披露しています。
藤田は、現在のDrakeの成功について、このように分析しました。
藤田:ヒップホップだけじゃなくて、シンガーとしての要素でいろんな人を取り込んでいるのかなと思います。ラッパーとしてラップで売れるという人も目標としてあるんでしょうけど、Drakeはまた全然違うところをみている。それが成功しているからこそ、記録を残しているのではないかと思います。あと、表現の仕方、ミックステープだったりプレイリストだったりという形で作品を発表していることが時代に合っている。いろんなものを駆使して、彼がのし上がっている感じがあります。音楽ストリーミングという形態により、音楽がより気軽に聴ける環境になったのも、それを活かしているのも、彼の人気を語る上で外せません。最新アルバムは25曲ありますが、アルバム外の曲も含め、27曲が「ビルボード・ホット100」にチャート入りし、およそ3分の1を独占しています。
水野:すげえな!
藤田:前作でも22曲をチャート100位内に入れて、全体の再生回数を稼いでいます。リリースのペースも、ミックステープという形態を使って頻発できることや、さまざまな人とフィーチャリングして、常にDrakeの曲がどこかで流れているところにも、成功の秘訣があるのかなと、僕は思います。
さて、今週(7月30日~8月2日)の「FEATURE TOPICS」のコーナーでは、いよいよ再始動するELLEGARDENを特集。ぜひお聴きください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていく「FEATURE TOPICS」のコーナーではDrakeを特集。全米チャートを席巻している最新アルバム『Scorpion』の快進撃や、Drakeが目指している理想のアーティスト像にフォーカスしました。
■Drakeが怒った理由
カナダ・トロント出身のDrake。先月末にリリースしたニューアルバム『Scorpion』は、24時間におけるApple Musicの再生回数が1億7000万回、Spotifyは1億3200万回という驚異的な数字を記録しました。
2016年にリリースしたアルバム『Views』に収録された『One Dance』は、Spotifyで10億回再生と史上最高記録を達成し、15カ国でナンバーワンに輝きました。その他にも、アメリカ最大級のフェス「Coachella Valley Music and Arts Festival」でヘッドライナーを務め、『Hotline Bling』のミュージックビデオのパロディがネット上で人気を博したり、ゴシップ誌に恋愛が取り上げられたりするなど、一躍時の人となったDrakeです。しかし、本人はまだまだ現状には満足していません。
Drakeは、2010年にアメリカ最高峰の音楽賞「グラミー賞」にノミネートされて以来、毎年ノミネート。2013年のアルバム『Take Care』では「ベスト・ラップ・アルバム賞」を受賞しました。2017年には8部門にノミネートされ、『Hotline Bling』で、「最優秀ラップ・ソング賞」「最優秀ラップ/サング・パフォーマンス賞」を受賞していますが、納得していません。
滅多にインタビューに応じないDrakeが、Apple Musicによるラジオ局「Beats 1」に出演した際に、怒り混じりにこのような発言をしています。
Drake:黒人アーティストだから、俺はラッパーということらしい。でも『Hotline Bling』はラップじゃない。彼らにとって、俺を当てはめられるカテゴリーがラップ部門なんだろう。でも、俺の曲はポップソングだ。なのに、ポップソングとして認められたことは一度もないんだよ。
ラップというジャンルを越えてDrakeが目指しているアーティストは、マイケル・ジャクソン。インタビューでDrakeは、このように語っています。
Drake:俺はマイケル・ジャクソンみたいになりたいんだ。自分で尊敬するアーティストたちみたいになりたい。
Drakeはヨーロッパツアーを理由に、受賞式は不参加。さらに、2017年にリリースした『More Life』は、2018年のグラミー賞候補作に登録しないことを表明し、ニュースになりました。
■ダンスチャレンジが話題に!
その後の動向が注目されるなか、Drakeは先月、アルバム『Scorpion』をリリース。さらに、自身のヒーローであるマイケル・ジャクソンとのコラボも楽曲『Don't Matter To Me』で実現しました。これは、マイケル・ジャクソンの未発表曲の歌声を使用した楽曲です。収録されているアルバム『Scorpion』は、現在大ヒット中。アメリカのビルボードチャートで3週連続1位を記録。発売1週間で世界のストリーミング再生回数は10億回を達成した、初のアルバムとなりました。
ネット上では『In My Feelings』のダンスチャレンジが話題になり、Will Smith、Ciara、Steve Aokiなども参戦。楽曲にあわせて、ダンスを披露しています。
藤田は、現在のDrakeの成功について、このように分析しました。
藤田:ヒップホップだけじゃなくて、シンガーとしての要素でいろんな人を取り込んでいるのかなと思います。ラッパーとしてラップで売れるという人も目標としてあるんでしょうけど、Drakeはまた全然違うところをみている。それが成功しているからこそ、記録を残しているのではないかと思います。あと、表現の仕方、ミックステープだったりプレイリストだったりという形で作品を発表していることが時代に合っている。いろんなものを駆使して、彼がのし上がっている感じがあります。音楽ストリーミングという形態により、音楽がより気軽に聴ける環境になったのも、それを活かしているのも、彼の人気を語る上で外せません。最新アルバムは25曲ありますが、アルバム外の曲も含め、27曲が「ビルボード・ホット100」にチャート入りし、およそ3分の1を独占しています。
水野:すげえな!
藤田:前作でも22曲をチャート100位内に入れて、全体の再生回数を稼いでいます。リリースのペースも、ミックステープという形態を使って頻発できることや、さまざまな人とフィーチャリングして、常にDrakeの曲がどこかで流れているところにも、成功の秘訣があるのかなと、僕は思います。
さて、今週(7月30日~8月2日)の「FEATURE TOPICS」のコーナーでは、いよいよ再始動するELLEGARDENを特集。ぜひお聴きください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/