J-WAVEで放送中の番組『SEASONS』(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「ESTÉE LAUDER MAKE TOMORROW BEAUTIFUL」。7月21日(土)のオンエアでは、人気ミュージカル俳優の山崎育三郎さんを迎えて、今の仕事を目指したきっかけやアルバムの話をお訊きしました。
【関連記事】山崎育三郎「こんな声が出る人間がいるんだ」震えるほど感動した瞬間を明かす
■夏バテ対策
山崎さんは現在、ミュージカル『モーツァルト!』に出演中。先日、大阪公演が終わり、8月1日(水)からは名古屋公演が始まります。多忙な山崎さんに、まずは夏バテ防止策についてお訊きしました。
山崎:外に出ないことですね(笑)。水分はものすごくとってます。舞台上でも汗だくなので、公演中にペットボトル2本ぐらいは、すぐになくなっちゃいます。グビグビ飲んでますね。
マリエ:お肌がツルツルですもんね!
山崎:ほんとですか。水分は大事ですね(笑)。
■ミュージカル俳優を目指したきっかけ
山崎さんはミュージカル俳優として、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』など、数々の有名作品に出演してきました。
マリエ:ミュージカル俳優を目指したきっかけは何だったんですか?
山崎:母がミュージカルを好きで、家族でミュージカルに行くことがよくあって。宝塚歌劇団とか、子どもの頃はミュージカル『アニー』によく連れてってもらってました。僕は人前が苦手で内向的でおとなしい子だったんですけど、幼稚園とか小学校低学年の頃に観て衝撃を受けました。自分と同世代の子たちがあそこで歌ったり踊ったりしているのを観て、「悔しい」という気持ちが生まれたんです。そのミュージカルのCDを買ってもらって、家で歌ってる声を母が聴いて「いい声かもしれない。音程がしっかりしてるし、歌を歌わせてみよう。普段は暗いし、歌うことで明るくなるんじゃないか」ということで、小学3年生のときに近所にある歌のレッスンに通い始めたんです。
マリエ:へぇ〜!
山崎:小学6年生のときにミュージカルのオーディションがありました。小椋 佳さんが企画されているミュージカルのオーディションを受けて、初舞台で主演に抜擢されたんです。それがミュージカルとの出会いです。
マリエ:いきなりの主演で、恥ずかしさは克服したんですか?
山崎:大変でした。稽古中に相手役の女の子から「私の目を見てお芝居してよ」と言われました。芝居すると恥ずかしくて、下を向いてボソボソ言っちゃってたんですけど、先生に怒られながら「お前は駄目だ」って鍛えていただいて。半年ぐらい稽古があって、なんとか形にしていただいて出ました。
マリエ:そこを突破する大きなきっかけはあったんですか?
山崎:子どもだったので、吸収が早かったっていうのはあるんですけど、役になりきって人前に出て歌ったりお芝居をすることは、自分にはすごく合ってたみたいで、自信を持ってできました。初めてカーテンコールでお客様から拍手をいただいたときに、ものすごく感動して、これをお仕事にしたいと思いました。
■ドラマでも活躍!
そんな山崎さんは、舞台だけではなく、ドラマやバラエティなどでも活躍しています。
マリエ:かつては、ミュージカル以外は出ないと決めていたと聞いていましたが……。
山崎:ボーイソプラノで歌ってたんですが、変声期を迎えて声が出なくなったんです。そのときに一回だけドラマに出させていただいたことがあって、楽しみ方がわからなかったというか、生のステージで2〜3時間のステージをやって、稽古も何カ月もあって芝居を作る事がベースにあったので、カット割りというか、画面も飛んで撮影するし、失敗してももう1回できるドラマの撮影の仕方が僕には合わないんじゃないかと思って。それ以来、映像ではなくて舞台の世界でやっていこうと思ったんです。でも、20代で僕がずっと憧れてた作品を全てやらせてもらえたことが大きくて、もっといろいろな人にこの素敵な世界を知ってもらいたいという気持ちが強くなって、ドラマの話をいただいてチャレンジしてみました。
このところ、ミュージカルスターの活躍はめざましく、ディズニー映画『美女と野獣』の吹き替え版のキャスティングは、ほぼミュージカル俳優でした。ほかにも、音楽番組でミュージカル特集が組まれるなど、数年前では考えられなかったことだと山崎さんは言います。
山崎:5~8月までロングランで『モーツァルト!』の公演が続くんですけど、チケットが1枚もない状態なんです。この作品は16年間続いていますが、こんなことは今までなかったんです。今のミュージカルブームのおかげもあると思うんですけど、ありがたいです。
■1対1の関係を大事に
山崎さんは7月25日(水)にニューアルバム『I LAND』をリリースします。今までにない新しい音楽のジャンルを作りたいという思いで“ミュージカルPOPS”というジャンルを作りました。
山崎:僕がミュージカル出身ということもあり、楽曲の中でミュージカルの要素を感じられるものをたくさん入れました。管楽器や弦楽器、ジャズなリズムを入れたり、曲によってはセリフが少し入ってたり、僕が経験した物語を一曲の楽曲にしてみたり、新しい挑戦をしています。これで歌手としてのスタートラインに立てたかなと。
マリエ:普段は誰かの物語に感情を込めるじゃないですか。今回は自分のストーリーということで、歌い方が変わってきたりしますか?
山崎:ミュージカルは基本的には劇場が大きいので、2000人ぐらいいらっしゃるお客様の2階席や3階席のうしろまで自分の気持ちが届くような発声をします。アーティスト活動のときに僕がいつもイメージしているのは、1対1の関係で歌うことです。ラジオもそうだけど、聴く人は車でひとりで聴いてたり、イヤホンで聴いたり、関係性は1対1だと思うんです。そこを大事にしてますね。
最後に、明日を美しくするためのヒントをお訊きしました。
山崎:“今”を大事にしています。あまり先を見ないようにしていて、今、この瞬間にどれだけ自分の思いを乗せていられるか、というのが、明日そして未来に繋がっていくということを大事にしたいと思っているので、今をしっかり生きていれば明日に繋がるという気持ちでいます。
今後の山崎さんの活躍にも注目してみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【話題の記事】
山崎育三郎「だから僕はこの仕事が好きなんだな」
恐竜くんが明かす驚愕の真実「スズメも恐竜」「恐竜を蘇らせることは…」
夏フェスシーズン到来!ファッションのトレンドをチェック…履いてる気がしないパンツも!
【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/seasons/
【関連記事】山崎育三郎「こんな声が出る人間がいるんだ」震えるほど感動した瞬間を明かす
■夏バテ対策
山崎さんは現在、ミュージカル『モーツァルト!』に出演中。先日、大阪公演が終わり、8月1日(水)からは名古屋公演が始まります。多忙な山崎さんに、まずは夏バテ防止策についてお訊きしました。
山崎:外に出ないことですね(笑)。水分はものすごくとってます。舞台上でも汗だくなので、公演中にペットボトル2本ぐらいは、すぐになくなっちゃいます。グビグビ飲んでますね。
マリエ:お肌がツルツルですもんね!
山崎:ほんとですか。水分は大事ですね(笑)。
■ミュージカル俳優を目指したきっかけ
山崎さんはミュージカル俳優として、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』など、数々の有名作品に出演してきました。
マリエ:ミュージカル俳優を目指したきっかけは何だったんですか?
山崎:母がミュージカルを好きで、家族でミュージカルに行くことがよくあって。宝塚歌劇団とか、子どもの頃はミュージカル『アニー』によく連れてってもらってました。僕は人前が苦手で内向的でおとなしい子だったんですけど、幼稚園とか小学校低学年の頃に観て衝撃を受けました。自分と同世代の子たちがあそこで歌ったり踊ったりしているのを観て、「悔しい」という気持ちが生まれたんです。そのミュージカルのCDを買ってもらって、家で歌ってる声を母が聴いて「いい声かもしれない。音程がしっかりしてるし、歌を歌わせてみよう。普段は暗いし、歌うことで明るくなるんじゃないか」ということで、小学3年生のときに近所にある歌のレッスンに通い始めたんです。
マリエ:へぇ〜!
山崎:小学6年生のときにミュージカルのオーディションがありました。小椋 佳さんが企画されているミュージカルのオーディションを受けて、初舞台で主演に抜擢されたんです。それがミュージカルとの出会いです。
マリエ:いきなりの主演で、恥ずかしさは克服したんですか?
山崎:大変でした。稽古中に相手役の女の子から「私の目を見てお芝居してよ」と言われました。芝居すると恥ずかしくて、下を向いてボソボソ言っちゃってたんですけど、先生に怒られながら「お前は駄目だ」って鍛えていただいて。半年ぐらい稽古があって、なんとか形にしていただいて出ました。
マリエ:そこを突破する大きなきっかけはあったんですか?
山崎:子どもだったので、吸収が早かったっていうのはあるんですけど、役になりきって人前に出て歌ったりお芝居をすることは、自分にはすごく合ってたみたいで、自信を持ってできました。初めてカーテンコールでお客様から拍手をいただいたときに、ものすごく感動して、これをお仕事にしたいと思いました。
■ドラマでも活躍!
そんな山崎さんは、舞台だけではなく、ドラマやバラエティなどでも活躍しています。
マリエ:かつては、ミュージカル以外は出ないと決めていたと聞いていましたが……。
山崎:ボーイソプラノで歌ってたんですが、変声期を迎えて声が出なくなったんです。そのときに一回だけドラマに出させていただいたことがあって、楽しみ方がわからなかったというか、生のステージで2〜3時間のステージをやって、稽古も何カ月もあって芝居を作る事がベースにあったので、カット割りというか、画面も飛んで撮影するし、失敗してももう1回できるドラマの撮影の仕方が僕には合わないんじゃないかと思って。それ以来、映像ではなくて舞台の世界でやっていこうと思ったんです。でも、20代で僕がずっと憧れてた作品を全てやらせてもらえたことが大きくて、もっといろいろな人にこの素敵な世界を知ってもらいたいという気持ちが強くなって、ドラマの話をいただいてチャレンジしてみました。
このところ、ミュージカルスターの活躍はめざましく、ディズニー映画『美女と野獣』の吹き替え版のキャスティングは、ほぼミュージカル俳優でした。ほかにも、音楽番組でミュージカル特集が組まれるなど、数年前では考えられなかったことだと山崎さんは言います。
山崎:5~8月までロングランで『モーツァルト!』の公演が続くんですけど、チケットが1枚もない状態なんです。この作品は16年間続いていますが、こんなことは今までなかったんです。今のミュージカルブームのおかげもあると思うんですけど、ありがたいです。
■1対1の関係を大事に
山崎さんは7月25日(水)にニューアルバム『I LAND』をリリースします。今までにない新しい音楽のジャンルを作りたいという思いで“ミュージカルPOPS”というジャンルを作りました。
山崎:僕がミュージカル出身ということもあり、楽曲の中でミュージカルの要素を感じられるものをたくさん入れました。管楽器や弦楽器、ジャズなリズムを入れたり、曲によってはセリフが少し入ってたり、僕が経験した物語を一曲の楽曲にしてみたり、新しい挑戦をしています。これで歌手としてのスタートラインに立てたかなと。
マリエ:普段は誰かの物語に感情を込めるじゃないですか。今回は自分のストーリーということで、歌い方が変わってきたりしますか?
山崎:ミュージカルは基本的には劇場が大きいので、2000人ぐらいいらっしゃるお客様の2階席や3階席のうしろまで自分の気持ちが届くような発声をします。アーティスト活動のときに僕がいつもイメージしているのは、1対1の関係で歌うことです。ラジオもそうだけど、聴く人は車でひとりで聴いてたり、イヤホンで聴いたり、関係性は1対1だと思うんです。そこを大事にしてますね。
最後に、明日を美しくするためのヒントをお訊きしました。
山崎:“今”を大事にしています。あまり先を見ないようにしていて、今、この瞬間にどれだけ自分の思いを乗せていられるか、というのが、明日そして未来に繋がっていくということを大事にしたいと思っているので、今をしっかり生きていれば明日に繋がるという気持ちでいます。
今後の山崎さんの活躍にも注目してみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【話題の記事】
山崎育三郎「だから僕はこの仕事が好きなんだな」
恐竜くんが明かす驚愕の真実「スズメも恐竜」「恐竜を蘇らせることは…」
夏フェスシーズン到来!ファッションのトレンドをチェック…履いてる気がしないパンツも!
【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/seasons/