J-WAVEで放送中の番組『SUNRISE FUNRISE』(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「FUTURE DESIGNERS」。7月1日(日)のオンエアでは、フランス・ニースと東京にレストランを構えるシェフ・松嶋啓介さんをお迎えし、レストランのコンセプト、フランスの魅力や食の未来について伺いました。
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松嶋さんは1977年生まれ。福岡県出身。20歳でフランスに渡り、2002年、25歳でニースに日本人初のオーナーレストランをオープン。外国人シェフ最年少の28歳で、ミシュランガイドの星を獲得し、2009年には東京・原宿にも店をオープンしました。現在はレストラン以外にも食を軸にさまざまなビジネスを展開しています。
■レストランのコンセプトは「リラックス」
ニースのレストラン「KEISUKE MATSUSHIMA」は2017年で15周年を迎えました。
レイチェル:そもそも、なぜニースでお店を構えようと思ったのですか。
松嶋:1番の理由は「ニースに海があって太陽が美しいから」。それだけです。
レイチェル:出身の福岡とニースは共通点がありますか。
松嶋:福岡と似ている部分はありましたね。
レイチェル:福岡にも美味しい食べ物がありますしね。
松嶋:それも似ていますね。
ニースと東京、どちらの店も大切にしているコンセプトについて伺いました。
松嶋:ニースのお客さんに対しては、忘れかけているようなニースらしさを、もう1回見つめ直すためのきっかけにしたいと思っています。東京のお店はニースを伝えたいと考えています。両方のお店に共通しているものは、「リラックス」や「ゆっくり」ということ。時間をかけて作られたものや、時間をかけて食べるもの、いい意味での“間”があるのかもしれません。
■フランスの豊かさを伝えたい
フランスと日本、2カ国でオーナーシェフを務めることは「正直、大変です」と松嶋さんは話します。
松嶋:大変ですけど、大変だから学ぶことが多くあります。単純に美味しいものを作って、美味しいものを伝えるのではなくて、レストランを通して学んでいることを同時に日本に伝えることも大切だなと思っています。よく「働き方改革」と耳にしますが、その点についてフランスは随分と進んでいるので、フランスでの修業時代から感じていた働き方や豊かさのあり方を、自分のお店や会社で働くスタッフには同じような経験をしてもらいながら、人生が豊かになってほしいなと思います。
■フランスと日本の違いは「休むこと」
4月に松嶋さんは『「食」から考える発想のヒント やる気を引き出しチーム力を高める』を出版されました。
レイチェル:この本がビジネス本で驚きました。なぜ、この本を出版しようと思ったのですか。
松嶋:日本と往復しながら、フランスで働いて20年が経ちます。フランスで働いていると、日本とはちょっと違った働き方の考え方がたくさんあるなと自分自身感じていました。自分が経験したことを自分だけで消費するのではなくて、多くの人に知ってもらい、「世界基準ってどういうことか」と伝えられたらいいなと思い、この本を出版しました。
レイチェル:フランスと日本で違うと感じる1番のポイントは何ですか。
松嶋:1番は「休むこと」ですね。フランスは「年間で5週間のバカンスを摂らなくてはいけない」「完全週休2日で週39時間労働」という法律があります。休んで心身ともにリラックスしたり、リセットしたり、または遊ぶことによって自分が今まで見ていなかった新しい世界を経験し、次の発想が生まれるのだと思います。フランスは息を抜くのが上手です。
■料理をすることに、クリエイティブやデザインがある
松島さんは未来に向けて、以下のように話しました。
松嶋:食べ物はお金を払えば買えると思います。でも、自分の手で料理を作るところに、クリエイティブやデザインがあると思います。1年に1回だけでもいいから、自分で料理を作る機会を全ての人が持つべきじゃないかなと思います。健康のためにも作ってほしいですね。
食の魅力をたっぷり語ってくれた松嶋さんの著書『「食」から考える発想のヒント やる気を引き出しチーム力を高める』を、ぜひ手に取ってみてください。
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【番組情報】
番組名:『SUNRISE FUNRISE』
放送日時:毎週日曜6時ー9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sunrise/
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松嶋さんは1977年生まれ。福岡県出身。20歳でフランスに渡り、2002年、25歳でニースに日本人初のオーナーレストランをオープン。外国人シェフ最年少の28歳で、ミシュランガイドの星を獲得し、2009年には東京・原宿にも店をオープンしました。現在はレストラン以外にも食を軸にさまざまなビジネスを展開しています。
■レストランのコンセプトは「リラックス」
ニースのレストラン「KEISUKE MATSUSHIMA」は2017年で15周年を迎えました。
レイチェル:そもそも、なぜニースでお店を構えようと思ったのですか。
松嶋:1番の理由は「ニースに海があって太陽が美しいから」。それだけです。
レイチェル:出身の福岡とニースは共通点がありますか。
松嶋:福岡と似ている部分はありましたね。
レイチェル:福岡にも美味しい食べ物がありますしね。
松嶋:それも似ていますね。
ニースと東京、どちらの店も大切にしているコンセプトについて伺いました。
松嶋:ニースのお客さんに対しては、忘れかけているようなニースらしさを、もう1回見つめ直すためのきっかけにしたいと思っています。東京のお店はニースを伝えたいと考えています。両方のお店に共通しているものは、「リラックス」や「ゆっくり」ということ。時間をかけて作られたものや、時間をかけて食べるもの、いい意味での“間”があるのかもしれません。
■フランスの豊かさを伝えたい
フランスと日本、2カ国でオーナーシェフを務めることは「正直、大変です」と松嶋さんは話します。
松嶋:大変ですけど、大変だから学ぶことが多くあります。単純に美味しいものを作って、美味しいものを伝えるのではなくて、レストランを通して学んでいることを同時に日本に伝えることも大切だなと思っています。よく「働き方改革」と耳にしますが、その点についてフランスは随分と進んでいるので、フランスでの修業時代から感じていた働き方や豊かさのあり方を、自分のお店や会社で働くスタッフには同じような経験をしてもらいながら、人生が豊かになってほしいなと思います。
■フランスと日本の違いは「休むこと」
4月に松嶋さんは『「食」から考える発想のヒント やる気を引き出しチーム力を高める』を出版されました。
レイチェル:この本がビジネス本で驚きました。なぜ、この本を出版しようと思ったのですか。
松嶋:日本と往復しながら、フランスで働いて20年が経ちます。フランスで働いていると、日本とはちょっと違った働き方の考え方がたくさんあるなと自分自身感じていました。自分が経験したことを自分だけで消費するのではなくて、多くの人に知ってもらい、「世界基準ってどういうことか」と伝えられたらいいなと思い、この本を出版しました。
レイチェル:フランスと日本で違うと感じる1番のポイントは何ですか。
松嶋:1番は「休むこと」ですね。フランスは「年間で5週間のバカンスを摂らなくてはいけない」「完全週休2日で週39時間労働」という法律があります。休んで心身ともにリラックスしたり、リセットしたり、または遊ぶことによって自分が今まで見ていなかった新しい世界を経験し、次の発想が生まれるのだと思います。フランスは息を抜くのが上手です。
■料理をすることに、クリエイティブやデザインがある
松島さんは未来に向けて、以下のように話しました。
松嶋:食べ物はお金を払えば買えると思います。でも、自分の手で料理を作るところに、クリエイティブやデザインがあると思います。1年に1回だけでもいいから、自分で料理を作る機会を全ての人が持つべきじゃないかなと思います。健康のためにも作ってほしいですね。
食の魅力をたっぷり語ってくれた松嶋さんの著書『「食」から考える発想のヒント やる気を引き出しチーム力を高める』を、ぜひ手に取ってみてください。
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番組名:『SUNRISE FUNRISE』
放送日時:毎週日曜6時ー9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sunrise/