「東京以外の食がおもしろい」 雑誌『dancyu』編集長が注目する2019年の食とは?

J-WAVEで放送中の番組『SUNRISE FUNRISE』(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「SARAYA ENJOY! NATURAL STYLE」。12月16日(日)のオンエアでは、フードディレクターの野村友里が、雑誌『dancyu』編集長・植野広生さんをお迎えし、宴会の楽しみ方や、2019年に注目する食を教えていただきました。


■宴会は工夫次第でいくらでも楽しくなる

2018年に『dancyu』で特に反響が大きかった特集は「羊」「食パン」「おにぎり」。そして、最新号の2019年1月号の特集は「たのしい宴会」です。

植野:若い人たちにとって宴会は少しネガティブなイメージがあるじゃないですか。「会社の宴会にでなきゃいけないんだよ」「面倒くさいな」みたいな。でも、「宴会って工夫すればいくらでも楽しくなるよ」っていうプレゼンテーションです。
野村:少しその内容を教えていただけますか?
植野:宴会って、「居酒屋で2時間飲み放題」とか思うかもしれないですけど、たとえばネパール料理宴会とか洋食宴会もあるし、家飲みの極意なども掲載しています。ホームパーティーはもてなす側が、お客さんにいろんな料理とかお酒を用意したりと、すごく頑張っちゃうじゃないですか。もてなす側の奥さんが台所にこもって出てこられないとか、みんなが帰ったあとに片付けものが山になっているとか。そういう疲れる宴会はやめましょうと提案しています。

植野さんは、みんなで一緒に飲むことがホームパーティー宴会のコツ、と続けます。

植野:宴会は全員参加した方がいいですよね。「お客さん」と「もてなす側」じゃなくて、お客さんも「最後に食器を洗って帰ってね」っていう方が気は楽になりますよね。
野村:ちなみに今年の『dancyu』の忘年会はどうするんですか?
植野:うちは忘年会とか新年会はないんですよ。スタッフが毎日あちこち食べに行っているから、日々宴会みたいなものなので。
野村:(笑)。


■東京以外の食がおもしろい

2018年に『dancyu』は、400軒ほどの飲食店を取材しました。そのなかで植野さんが考える「ベストオブ2018」を教えていただきました。

植野:いちばん行っているお店は、築地から豊洲に移転したラーメン屋の「やじ満」ですね。麺類の他に、必ずシューマイを食べます。シューマイは一皿4個入りですけど、それだと多いので半個(2個入り)を頼んでいます。最近は「やじ満」に行くと、何も注文していないのにシューマイが出てきます。
野村:ここのシューマイをよくスタッフへのお土産で持って帰ると、すごく喜んでくれます。

続いて、2019年に注目している食の動向を訊くと、「東京以外の食がおもしろい」と植野さん。

植野:東京の店もすごいんですけど、全国各地で知らなかった美味しいものやいい店がたくさんあるなって本当に思った一年でした。
野村:2019年はもっと東京以外に行く感じですか?
植野:行きたいですね。最近は高知によく行っています。高知の人って本当に酒を楽しむのが上手です。魚や野菜、肉や果物など食材も豊富な場所です。青森も食材の宝庫です。長崎はイカなど魚介も美味しいですよね。長崎はお客さんが来るとちゃんぽんや皿うどんを大皿でとることが昔ながらの文化としてあります。異国的でエスニックなものが入ってるし、ちょっと見つけたビストロが美味しかったりとか、長崎は街が面白いですね。本当にそれぞれの場所にいろんな美味しいものがあります。

みなさんも2019年は全国各地の食を楽しんでみてはいかがでしょうか。発売中の『dancyu』もぜひ手に取ってみてください!

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【番組情報】
番組名:『SUNRISE FUNRISE』
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sunrise/

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