J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)のワンコーナー『FEATURE TOPICS』。このコーナーでは注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げています。
6月6日(水)にスプリットCD『Ken Yokoyama VS NAMBA69』をリリースするKen YokoyamaとNAMBA69。今週は横山健さんご本人をお迎えしています。2日目は「Ken Yokoyamaの今」をテーマにお話をお聞きしました。
【1回目】横山健、音楽ヒストリーを語る「THE BLUE HEARTSがバンドを始める決定打に」
■Ken Yokoyamaで活動を始めたきっかけ
2000年にHi-STANDARDの活動を休止し、BBQ CHICKENSの活動を経て、2004年からKen Yokoyama名義で活動をスタートしました。そのきっかけは何だったのでしょうか。
横山:僕、2002年にHawaiian6っていうバンドの1stアルバムをプロデュースしたんです。彼らはメロディックパンクを鳴らしてて、ちょうどそのとき、僕はBBQ CHICKENSっていうすごいハードなバンドをやってた時期で、でもHawaiian6のプロデュースをやることで、彼らの楽曲の全部を把握してアレンジにも口出ししたり、そういうことをしているうちに、「あれ? やっぱ俺ってこういったサウンドをやるのが一番得意なんじゃないかな」って気がついて。
そこで、ひとりでデモテープを作り始めたという横山さん。2年ほどかけて、Ken Yokoyamaの1stアルバムにつながりました。最初はアコースティック・ギターでメロディアスな曲をやろうと思ったそうですが、やっぱりバンドサウンドもほしいということになり、最終的には2対1くらいの割合で後者が多い作品に仕上がりました。
横山:当時はバンドじゃなくてソロのつもりだったんですよ。ソロの1stアルバム。そういうのがあってもおもしろいかなって思って。
しかし「アルバムを出すのであればツアーがしたいよね」となり、「ツアーをするならバンドを組んじゃおう」と、2ndアルバム以降は完全にバンドスタイルになります。
■ハイスタとの棲み分けは?
昨年は、復活したHi-STANDARDのアルバムやツアー活動を中心に行なってきた横山さん。2018年はHi-STANDARDとKen Yokoyamaの棲み分けはどう考えているのでしょうか?
横山:実はそこが自分でもまだちゃんとできてなくて模索中で。僕は特にライブにおいてはあんまりごっちゃにしたくなんですよ。Ken Yokoyamaをやる時期はKen Yokoyama、Hi-STANDARDをやる時期はHi-STANDARDにしたい。それは一緒にやったら僕がおもしろくないから。
2017年はHi-STANDARDの曲作り、レコーディング、ツアーがあり、Ken Yokoyamaのツアーをしつつも、気持ち的にはHi-STANDARDに注いだ1年だったと横山さん。
横山:今後それを月単位とか週単位とか、わかんないけど、そういう感じでうまく自分の中で分けていければいいなと。頭の中ではいつも結局ふたつ走ってるから。それを待ってくれている人たちにどう提示するかっていう、自分にとっての問題だと思うので。まだ模索中だけどうまくやります(笑)。
その提示が一番わかりやすくカタチとなって届けられたのが、今回のスプリットCD『Ken Yokoyama VS NAMBA69』だと藤田。同作は、NAMBA69の難波章浩さんとはどういう曲を入れるかという相談は一切せず、マスタリング(※レコーディングの最終作業)までお互いの曲はまったく知らなかったそう。
横山:聴いてる人は何のことを話しているのかわかんないと思うけど、すごく精神的な作品だと思う。それぞれKen YokoyamaもHi-STANDARDという存在と戦わなきゃいけなかったし、NAMBA69のことを意識せざるを得なかった。
そしてそれはNAMBA69も同じだったと思うと横山さん。さらに横山さんはタイトルを「VS」にした理由も明かしてくれました。
横山:僕がタイトルをつけたんだけど、理由はひとつで、わかりやすいから。VSの方が、「あいつらファイトするんだ!」ってわかりやすいかなと。でも一番、VSの意識が低いのは僕かもしれない(笑)。
横山健さんの話は次回の記事に続きます。更新をお楽しみに。
さて、次週6月11日(月)はスペシャルウィーク! 4日間にわたって2018年上半期のBEST SONG100曲をオンエア! 生放送でしか聴けなかった貴重なスタジオライブ音源などもオンエアするので、お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
6月6日(水)にスプリットCD『Ken Yokoyama VS NAMBA69』をリリースするKen YokoyamaとNAMBA69。今週は横山健さんご本人をお迎えしています。2日目は「Ken Yokoyamaの今」をテーマにお話をお聞きしました。
【1回目】横山健、音楽ヒストリーを語る「THE BLUE HEARTSがバンドを始める決定打に」
■Ken Yokoyamaで活動を始めたきっかけ
2000年にHi-STANDARDの活動を休止し、BBQ CHICKENSの活動を経て、2004年からKen Yokoyama名義で活動をスタートしました。そのきっかけは何だったのでしょうか。
横山:僕、2002年にHawaiian6っていうバンドの1stアルバムをプロデュースしたんです。彼らはメロディックパンクを鳴らしてて、ちょうどそのとき、僕はBBQ CHICKENSっていうすごいハードなバンドをやってた時期で、でもHawaiian6のプロデュースをやることで、彼らの楽曲の全部を把握してアレンジにも口出ししたり、そういうことをしているうちに、「あれ? やっぱ俺ってこういったサウンドをやるのが一番得意なんじゃないかな」って気がついて。
そこで、ひとりでデモテープを作り始めたという横山さん。2年ほどかけて、Ken Yokoyamaの1stアルバムにつながりました。最初はアコースティック・ギターでメロディアスな曲をやろうと思ったそうですが、やっぱりバンドサウンドもほしいということになり、最終的には2対1くらいの割合で後者が多い作品に仕上がりました。
横山:当時はバンドじゃなくてソロのつもりだったんですよ。ソロの1stアルバム。そういうのがあってもおもしろいかなって思って。
しかし「アルバムを出すのであればツアーがしたいよね」となり、「ツアーをするならバンドを組んじゃおう」と、2ndアルバム以降は完全にバンドスタイルになります。
■ハイスタとの棲み分けは?
昨年は、復活したHi-STANDARDのアルバムやツアー活動を中心に行なってきた横山さん。2018年はHi-STANDARDとKen Yokoyamaの棲み分けはどう考えているのでしょうか?
横山:実はそこが自分でもまだちゃんとできてなくて模索中で。僕は特にライブにおいてはあんまりごっちゃにしたくなんですよ。Ken Yokoyamaをやる時期はKen Yokoyama、Hi-STANDARDをやる時期はHi-STANDARDにしたい。それは一緒にやったら僕がおもしろくないから。
2017年はHi-STANDARDの曲作り、レコーディング、ツアーがあり、Ken Yokoyamaのツアーをしつつも、気持ち的にはHi-STANDARDに注いだ1年だったと横山さん。
横山:今後それを月単位とか週単位とか、わかんないけど、そういう感じでうまく自分の中で分けていければいいなと。頭の中ではいつも結局ふたつ走ってるから。それを待ってくれている人たちにどう提示するかっていう、自分にとっての問題だと思うので。まだ模索中だけどうまくやります(笑)。
その提示が一番わかりやすくカタチとなって届けられたのが、今回のスプリットCD『Ken Yokoyama VS NAMBA69』だと藤田。同作は、NAMBA69の難波章浩さんとはどういう曲を入れるかという相談は一切せず、マスタリング(※レコーディングの最終作業)までお互いの曲はまったく知らなかったそう。
横山:聴いてる人は何のことを話しているのかわかんないと思うけど、すごく精神的な作品だと思う。それぞれKen YokoyamaもHi-STANDARDという存在と戦わなきゃいけなかったし、NAMBA69のことを意識せざるを得なかった。
そしてそれはNAMBA69も同じだったと思うと横山さん。さらに横山さんはタイトルを「VS」にした理由も明かしてくれました。
横山:僕がタイトルをつけたんだけど、理由はひとつで、わかりやすいから。VSの方が、「あいつらファイトするんだ!」ってわかりやすいかなと。でも一番、VSの意識が低いのは僕かもしれない(笑)。
横山健さんの話は次回の記事に続きます。更新をお楽しみに。
さて、次週6月11日(月)はスペシャルウィーク! 4日間にわたって2018年上半期のBEST SONG100曲をオンエア! 生放送でしか聴けなかった貴重なスタジオライブ音源などもオンエアするので、お楽しみに!
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/