J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。6月26日(火)のオンエアでは、シンガーソングライターのさかいゆうさんが登場。スタジオでの生演奏とともに、先日発売された新作EP『Fight & Kiss』について訊きました。
■年に2回会っていた父への思い描いた歌
6月20日にEP『Fight & Kiss』をリリースしたさかいさん。「変化と進化」というテーマが感じられ、ジャケットからも違いが垣間見えるとクリス。
さかい:僕、けっこう作品ごとに「作品ベスト型シンガー」だと思うんです。楽曲によってアレンジとかジャケットとか考えて、「これをやったから次はこれ」という歴史というよりは、ひとつひとつが作品ごとに違っていて。前作から2年くらいあいたので、その間に作った何十曲も増えちゃった中のベストを収録しました。
そんな最新作から「父親のことを歌った日記のような曲」という『父さんの汽笛』を、弾き語りで披露しました。
【放送はこちら】『父さんの汽笛』の生演奏音源をradikoで聴く
さかい:小学校4年くらいのとき書いた「ポッポッポー」と音からはじまる日記が出てきて、ヘンなヤツだったんだなと(笑)。他の人の日記とは全然違う、けっこう面白くて何回も読んじゃって。そのときの父親への思いというか、そういうのを綴ってて。僕が普段父親に書けなかったようなことを書いています。父親とはほとんど会話がなくて、今でもそんなに関係性は変わっていないですけど。
クリス:何でこれを歌に起こそうと思ったんですか?
さかい:何でですかね。僕、曲つくるとき理由を考えないんですよね。(日記が)出てきたから音にしようと、いつもそんな感じです。
クリス:お父さんは漁師さんで、いつも一緒だったわけじゃないんですもんね。
さかい:年に2回会っていたんです、小さい頃。今もそんなもんなんですけど、夏の8月のドックといって、船の調整期間に1週間か2週間、長くてそれくらい。冬で長期の滞在が1ヵ月くらいだったかな……だから年に1ヵ月強くらいしか会ったことがないので、12年で1年みたいな、あんまり会ってないんですよね。
クリス:大人になってわかるという感覚はあると思いますけど。
さかい:寂しかったと思いますよ。僕は小さい頃は父親が帰ってきたときに「知らないおじさんが帰ってきた」と泣いていたらしくて。いつも母と弟と3人だったんで。
■「シンガー」という自覚がない!?
さて、歌唱法も含め色々なタイプのサウンドを探りながら表現を続けているさかいさんですが、ご自身はシンガーという自覚がないのだとか。
さかい:僕、自分のことをシンガーと思ってないんですよね。たまたま歌っているだけで、音楽が好きなんで。音楽に自分の声を参加させているというイメージなんで、けっこう平気なんですよね、全然違う声で歌うのは。
クリス:そういうところなんでしょうね、結局いろいろな曲を越えたさかいさんの声が一番になっちゃうという。
さかい:自分の好きな人もそんな感じですね。マーヴィン・ゲイとか、曲によって時代によって声が違う。そのときにしかでない「このときこんな歌い方流行っていたんだろうな」みたいな。昔の僕のデビュー曲の『ストーリー』なんて、ほとんどロー(低い)音を出さずに(ハイトーンで歌って)、それ流行ってたんですよ。あれ多分KREVAさんに褒められて、「お前のそのサラッサラ声、いいな!」ってものまねされるんですけど(笑)。時代によって体重も変わったり、10キロくらい。声って太ると重い声になるし、そういうので変わってくると思うんですけど。
最後に、「僕のことが好きな人は、このEPは大好きだと思いますね」と『Fight & Kiss』について語ったさかいさん。
さかい:土岐麻子ちゃんからよくメールがくるんですけど、『倒れそうだ』って(笑)。自分で言うなって感じですけど、何かわかるんですよね、彼女が好きな感じ。ファンキーだけどポップなものが好きだから。
同じミュージシャンからも好評な『Fight & Kiss』、ぜひチェックしてみてください。
8月6日(月)には、Billboard Live TOKYOで「さかいゆう Billboard SPECIAL LIVE “Fight & Kiss”」が開催。さらに次作のアルバムの制作も、すでにロサンゼルスで進めているとのこと。「『Fight & Kiss』を10倍くらいに広げた感じの作品」と自信作であることも明かしました。こちらも期待です!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■年に2回会っていた父への思い描いた歌
6月20日にEP『Fight & Kiss』をリリースしたさかいさん。「変化と進化」というテーマが感じられ、ジャケットからも違いが垣間見えるとクリス。
さかい:僕、けっこう作品ごとに「作品ベスト型シンガー」だと思うんです。楽曲によってアレンジとかジャケットとか考えて、「これをやったから次はこれ」という歴史というよりは、ひとつひとつが作品ごとに違っていて。前作から2年くらいあいたので、その間に作った何十曲も増えちゃった中のベストを収録しました。
そんな最新作から「父親のことを歌った日記のような曲」という『父さんの汽笛』を、弾き語りで披露しました。
【放送はこちら】『父さんの汽笛』の生演奏音源をradikoで聴く
さかい:小学校4年くらいのとき書いた「ポッポッポー」と音からはじまる日記が出てきて、ヘンなヤツだったんだなと(笑)。他の人の日記とは全然違う、けっこう面白くて何回も読んじゃって。そのときの父親への思いというか、そういうのを綴ってて。僕が普段父親に書けなかったようなことを書いています。父親とはほとんど会話がなくて、今でもそんなに関係性は変わっていないですけど。
クリス:何でこれを歌に起こそうと思ったんですか?
さかい:何でですかね。僕、曲つくるとき理由を考えないんですよね。(日記が)出てきたから音にしようと、いつもそんな感じです。
クリス:お父さんは漁師さんで、いつも一緒だったわけじゃないんですもんね。
さかい:年に2回会っていたんです、小さい頃。今もそんなもんなんですけど、夏の8月のドックといって、船の調整期間に1週間か2週間、長くてそれくらい。冬で長期の滞在が1ヵ月くらいだったかな……だから年に1ヵ月強くらいしか会ったことがないので、12年で1年みたいな、あんまり会ってないんですよね。
クリス:大人になってわかるという感覚はあると思いますけど。
さかい:寂しかったと思いますよ。僕は小さい頃は父親が帰ってきたときに「知らないおじさんが帰ってきた」と泣いていたらしくて。いつも母と弟と3人だったんで。
■「シンガー」という自覚がない!?
さて、歌唱法も含め色々なタイプのサウンドを探りながら表現を続けているさかいさんですが、ご自身はシンガーという自覚がないのだとか。
さかい:僕、自分のことをシンガーと思ってないんですよね。たまたま歌っているだけで、音楽が好きなんで。音楽に自分の声を参加させているというイメージなんで、けっこう平気なんですよね、全然違う声で歌うのは。
クリス:そういうところなんでしょうね、結局いろいろな曲を越えたさかいさんの声が一番になっちゃうという。
さかい:自分の好きな人もそんな感じですね。マーヴィン・ゲイとか、曲によって時代によって声が違う。そのときにしかでない「このときこんな歌い方流行っていたんだろうな」みたいな。昔の僕のデビュー曲の『ストーリー』なんて、ほとんどロー(低い)音を出さずに(ハイトーンで歌って)、それ流行ってたんですよ。あれ多分KREVAさんに褒められて、「お前のそのサラッサラ声、いいな!」ってものまねされるんですけど(笑)。時代によって体重も変わったり、10キロくらい。声って太ると重い声になるし、そういうので変わってくると思うんですけど。
最後に、「僕のことが好きな人は、このEPは大好きだと思いますね」と『Fight & Kiss』について語ったさかいさん。
さかい:土岐麻子ちゃんからよくメールがくるんですけど、『倒れそうだ』って(笑)。自分で言うなって感じですけど、何かわかるんですよね、彼女が好きな感じ。ファンキーだけどポップなものが好きだから。
同じミュージシャンからも好評な『Fight & Kiss』、ぜひチェックしてみてください。
8月6日(月)には、Billboard Live TOKYOで「さかいゆう Billboard SPECIAL LIVE “Fight & Kiss”」が開催。さらに次作のアルバムの制作も、すでにロサンゼルスで進めているとのこと。「『Fight & Kiss』を10倍くらいに広げた感じの作品」と自信作であることも明かしました。こちらも期待です!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/