料理研究家・栗原はるみ、レシピを考えるときの理想は「“暮らし”が見えること」

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。6月12日(火)のオンエアでは、料理研究家の栗原はるみさんが登場。仕事や日々の料理について伺いました。

ご主人でテレビキャスターの栗原玲児さんが、自宅にテレビ関係者を連れてきた際に料理でもてなしていたことがきっかけで、料理番組の裏方アシスタントに。その後、1992年に発表した料理本『ごちそうさまが、ききたくて。』がミリオンセラー。現在は自身の生活雑貨ショップを開くなど、幅広く活躍中です。料理の仕事に携わるまでは専業主婦で、アルバイトもしたことがなかったという栗原さん。「こうなるとは夢にも思わなかった。不思議ですよね」と語りました。


■レシピのコツは?

家庭料理を中心に数多くのレシピ本を出版している栗原さん。料理のレシピについて伺うと、「だいたい年間400くらいレシピを考えるんです。いつもどこかで(レシピが)頭にあって、追われる感覚はありますね。でも続けていると出るんです。これでやめてしまうと出なくなっちゃうのかなと、継続がよかったのかなと思います」と明かしました。

飛躍しすぎない栗原さんならではのレシピのコツについては……。

栗原:やっぱりシェフでもなく主婦、主婦なんだけど主婦すぎない、その間ですよね、ちょうど。シェフと主婦の間、そこの距離感を自分でとって、やりすぎないこと。でも主婦の人や若い人が「あ、そうだよね」という共感がそこにはないと駄目なんでしょうね。
クリス:長年やってらしてレシピも含め、流行だとか変わってきてると思いますけど?
栗原:そうですね、それはちょっと感じながら、あまり外さないように気をつけてます。
クリス:レシピを考えるときに大事にされていることは何ですか?
栗原:私が一番大事にしているのは丁寧にやることです。あと続けること。暮らしがみえるような料理とか、盛り付け。だから料理だけじゃなくて、暮らしが見えるのが私の理想とするところです。


■じっとしているのが大の苦手

クリス:1日の暮らしは、どんな感じなんですか?
栗原:何しろ忙しい人で、じっとしているのが大の苦手(笑)。朝は5時に起きて、主人が起きるまでの3時間半くらいがプライベートな時間ですね。音楽を聴いたり、ちょっと英語の勉強をしたり、残った仕事や雑務をしたり、色々してます。本を読んだり。朝食は6年前から主人が作るんですよ。ミルクティーと色々なパンを焼いて、果物が添えられる簡単なものなんですけど、「忙しすぎるから」というのが理由で、もう6年もしてますね。素晴らしいですよね。それで私は全てを許してます(笑)。
クリス:(笑)。


■英語を勉強…レシピにも英訳を

5月に発売した最新刊『Harumi』では、初めて和食をつくる人に覚えてほしい料理56品を厳選して紹介。レシピの英訳も載っています。

栗原:英語の勉強をしているので、英語と日本語がついているといいかなというのと、あとハワイの大学で和食を教えているので、これが教材になったら素晴らしいと思って。「1回出したいな」と思っていたので、私としては非常に嬉しいです。授業は英語ですけど、レシピはできるんです、勉強すると。自分でしゃべって書くこともできるんですけど、やっぱり受け答えが、自分の心を伝えられないんですよね、英語で。全然上手くいかなくてイライラしているところです(笑)。

栗原さんのレシピ本、気になった方はぜひ手にとってみてください。トーク後半では、「最近食べて美味しかったものは?」「挑戦したい料理は?」など、栗原さんがリスナーからの質問に答える時間もありました。この模様はぜひradikoでチェックしてみてください!

【オンエアを聴く】栗原はるみさんがリスナーからの質問に回答

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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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