J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』（ナビゲーター：サッシャ・寺岡歩美）のワンコーナー「MUSIC +1」。11日（月）から14日（木）の4日間は、「ミュージシャンたちのデビュー物語。～原点へのタイムトラベル～」と題して、ミュージシャンたちにデビュー時の思い出を訊いています。ここでは12日（火）にオンエアした、藤原さくらさんのデビュー当時のお話をお伝えします。
■東京ではじめて住んだ場所
2014年春、高校卒業とともに地元・福岡から上京した藤原さん。約1年後の2015年3月にミニアルバム『à la carte』でデビューしました。その後も活動の幅を広げ、音楽のみならず女優デビューも果たし、活躍しています。そんな彼女のデビュー当時の思い出の場所は、世田谷区上町です。
藤原：一番最初に福岡から上京してきてはじめて住んだのが、世田谷の上町でした。そもそも土地勘がないから、どこだったら家賃が安いとか高いとか、ここはあまり住まないほうがいいという場所を教えてもらって。マネージャーさんが上町に住んでいて、いいところだと教えてもらっていたので。今となってはマネージャーさんの家の近くに住むのはどうなんだろうと思うんですけど（笑）、出てきてすぐ18歳のときだったので、お母さんも安心するし、すごく心強かったです。
■周りがおじさんばかりで（笑）
上京当時はホームシックでつらい時期があったそうです。
藤原：上京したてのときは本当に友だちがいなくて。大学で東京に出てきている友だちもいたけど、その子たちは新しい友だちができていくわけじゃないですか。私は周りがおじさんばかりで、事務所のおじさん、レーベルのおじさん、ラジオのおじさん（笑）……それが嫌だったわけじゃないんですけど、同年代の友だちがどうしてもできなくて、出てきたときはデビューまで1年、時間があったので、暇で暇でしょうがなかったです。
サッシャ：ライブとかはやらなかったんですか？
藤原：ライブも毎日のようにはやらないので、寂しいなと思うことが多くて、馬事公苑の競走馬をひとりでみに行って……ずっと行ってましたね。ひとりでお花見したりとか。あとは近くに図書館があって、中にプラネタリウムも入っているのでプラネタリウムをひとりで観にいったり。2週間に1回本を借りて本を読んで、スーパーに行って、馬事公苑に行って。このころ作った『ありがとうが言える』は、ホームシックで寂しいときに作った曲です。自炊も片付けも自分で全部しなければいけないし、誰かが洗濯機を回さないと完了しないわけじゃないですか。だから「本当にありがたいな、家族」って思って作った曲ですね。
■当時の自分に声をかけるなら？
上京から1年たちデビュー後は、「友だちもできて、生活も変わって、輪がちょっとずつ広がって、出会う人も増えました」と語る藤原さん。
サッシャ：今、その頃の自分についてはどう思いますか？
藤原：そうですね……友だちがほしいと思っているかわいそうな子ではありましたが、今振り返るとすごい大事な時期だったなと思っていて。大学に行きたいけど行けない立場だったから、図書館でずっと勉強していたんですよね。本も中国の歴史とか、無宗教ですが宗教の本とか、色々なことに興味が増えて、いい時期だったなと。本もたくさん読めたし、映画も観れたりインプットの時期だったなと思います。
サッシャ：もし当時の自分に声をかけるとしたら？
藤原：暇でしょうがないと思うけど、ある程度忙しくはなるよと伝えたいです（笑）。
演技から学んだことも作曲に活かされていると明かし「また機会があればやってみたいと思うような、楽しい経験でした」と話しました。最後に、藤原さくらさんが、2015年当時の自分へ、そして同じような境遇のリスナーへ向けて、メッセージを寄せてくれました。
「上京したての君は、今ホームシックになっているかもしれないけど、安心してください。2週間くらいたてば、勝手に通販ができる喜び、門限のない喜び、成人すればお酒の喜びを知ります。大丈夫、東京はやりたいことさえあれば、苦しくても楽しい場所です。ビバ東京ライフ！」
そんな藤原さんは、1年ぶりとなる最新EP『green』を6月13日（水）にリリースします。7月15日（日）には初となる日比谷野外大音楽堂で「藤原さくら 野外音楽会 2018」も開催、その後全国ツアーが控えています。こちらもぜひチェックしてみてください！
さて本日13日（水）の「MUSIC +1」は、Crystal Kayさんのデビュー物語を伺いました。明日14日（木）の「MUSIC +1」は、土岐麻子さんのデビュー物語をお届けします。お楽しみに！
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名：『STEP ONE』
放送日時：月・火・水・木曜 9時－13時
オフィシャルサイト：http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■東京ではじめて住んだ場所
2014年春、高校卒業とともに地元・福岡から上京した藤原さん。約1年後の2015年3月にミニアルバム『à la carte』でデビューしました。その後も活動の幅を広げ、音楽のみならず女優デビューも果たし、活躍しています。そんな彼女のデビュー当時の思い出の場所は、世田谷区上町です。
藤原：一番最初に福岡から上京してきてはじめて住んだのが、世田谷の上町でした。そもそも土地勘がないから、どこだったら家賃が安いとか高いとか、ここはあまり住まないほうがいいという場所を教えてもらって。マネージャーさんが上町に住んでいて、いいところだと教えてもらっていたので。今となってはマネージャーさんの家の近くに住むのはどうなんだろうと思うんですけど（笑）、出てきてすぐ18歳のときだったので、お母さんも安心するし、すごく心強かったです。
■周りがおじさんばかりで（笑）
上京当時はホームシックでつらい時期があったそうです。
藤原：上京したてのときは本当に友だちがいなくて。大学で東京に出てきている友だちもいたけど、その子たちは新しい友だちができていくわけじゃないですか。私は周りがおじさんばかりで、事務所のおじさん、レーベルのおじさん、ラジオのおじさん（笑）……それが嫌だったわけじゃないんですけど、同年代の友だちがどうしてもできなくて、出てきたときはデビューまで1年、時間があったので、暇で暇でしょうがなかったです。
サッシャ：ライブとかはやらなかったんですか？
藤原：ライブも毎日のようにはやらないので、寂しいなと思うことが多くて、馬事公苑の競走馬をひとりでみに行って……ずっと行ってましたね。ひとりでお花見したりとか。あとは近くに図書館があって、中にプラネタリウムも入っているのでプラネタリウムをひとりで観にいったり。2週間に1回本を借りて本を読んで、スーパーに行って、馬事公苑に行って。このころ作った『ありがとうが言える』は、ホームシックで寂しいときに作った曲です。自炊も片付けも自分で全部しなければいけないし、誰かが洗濯機を回さないと完了しないわけじゃないですか。だから「本当にありがたいな、家族」って思って作った曲ですね。
■当時の自分に声をかけるなら？
上京から1年たちデビュー後は、「友だちもできて、生活も変わって、輪がちょっとずつ広がって、出会う人も増えました」と語る藤原さん。
サッシャ：今、その頃の自分についてはどう思いますか？
藤原：そうですね……友だちがほしいと思っているかわいそうな子ではありましたが、今振り返るとすごい大事な時期だったなと思っていて。大学に行きたいけど行けない立場だったから、図書館でずっと勉強していたんですよね。本も中国の歴史とか、無宗教ですが宗教の本とか、色々なことに興味が増えて、いい時期だったなと。本もたくさん読めたし、映画も観れたりインプットの時期だったなと思います。
サッシャ：もし当時の自分に声をかけるとしたら？
藤原：暇でしょうがないと思うけど、ある程度忙しくはなるよと伝えたいです（笑）。
演技から学んだことも作曲に活かされていると明かし「また機会があればやってみたいと思うような、楽しい経験でした」と話しました。最後に、藤原さくらさんが、2015年当時の自分へ、そして同じような境遇のリスナーへ向けて、メッセージを寄せてくれました。
「上京したての君は、今ホームシックになっているかもしれないけど、安心してください。2週間くらいたてば、勝手に通販ができる喜び、門限のない喜び、成人すればお酒の喜びを知ります。大丈夫、東京はやりたいことさえあれば、苦しくても楽しい場所です。ビバ東京ライフ！」
そんな藤原さんは、1年ぶりとなる最新EP『green』を6月13日（水）にリリースします。7月15日（日）には初となる日比谷野外大音楽堂で「藤原さくら 野外音楽会 2018」も開催、その後全国ツアーが控えています。こちらもぜひチェックしてみてください！
さて本日13日（水）の「MUSIC +1」は、Crystal Kayさんのデビュー物語を伺いました。明日14日（木）の「MUSIC +1」は、土岐麻子さんのデビュー物語をお届けします。お楽しみに！
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※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『STEP ONE』
放送日時：月・火・水・木曜 9時－13時
オフィシャルサイト：http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/