J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。5月9日(水)のオンエアでは、話題のドラマ『ブラックペアン』をはじめ、人気シリーズ『チーム・バチスタ』の原作者で作家の海堂 尊さんをお迎えし、最新著書『玉村警部補の巡礼』についてお話を伺いました!
■ドラマ『ブラックペアン』について
はじめに、海堂さんの作品を映像化した放送中のドラマ『ブラックペアン』について伺いました。
別所:『ブラックペアン』は実際にご覧になっていますか?
海堂:毎回、欠かさず見ています。映像化に関してはいつも同じで、作品は自分の子どもみたいなもの。(映像化の作品は)その作品が生んだものなので、孫みたいなものです。
『チーム・バチスタ』シリーズをはじめ、海堂さんの作品の映像化は大ヒットにつながっています。そのヒットの理由について、海堂さんはこう話します。
海堂:世の中では「原作が面白いからだ」って言ってくださる人がいて、それは鼻高々なのですが、現実は映像を作ってくださる方が死に物狂いで努力してくださっている結果だと素直に思っています。
■最新著書『玉村警部補の巡礼』について
4月に海堂さんの最新著書『玉村警部補の巡礼』が発売になりました。この作品は『チーム・バチスタ』シリーズに登場する警察官“加納&玉村”コンビが主人公になっています。
海堂:加納&玉村の警察官コンビですね。このふたりが今回は遍路にいって事件を解決するという内容です。
別所:なぜこのふたりを主人公にしようと考えたのですか?
海堂:もともと『チーム・バチスタ』シリーズは医療がベースなんですけど、そこに入ってきた警察関係者がいて。医療小説と同時に警察小説、あるいは犯罪捜査小説っていうのはひとつの主流なので「それをやるんだったら、このふたりにやらそう」とわりと行き当たりばったりで(笑)。
ちなみにこの作品は『玉村警部補』シリーズ2作目なので、1作目の『玉村警部補の災難』から続けて読むと面白さが倍増するそうです!
別所:今回、『玉村警部補の巡礼』の舞台をお遍路にした理由は?
海堂:『チーム・バチスタ』シリーズ第2作目の『ナイチンゲールの沈黙』で加納&玉村コンビは出てきました。そのなかで、上司の加納は部下の玉村がドジをするたびに「そんなことしてると遍路に送るぞ」って書いたのがきっかけだったんです。それを後の作品でも何回か繰り返していくうちに「こいつら遍路に送ったら面白いんじゃない?」と思いまして(笑)。
■執筆にあたり、実際にお遍路に
海堂さんはこの作品を書くにあたり、実際に四国へお遍路に行ったそうです。
海堂:そろそろ作品を書こうかなと思って。でも遍路に全く行ったことがないのに書くのはさすがにマズいから、最初の2、3の寺にまわってみようと思って行ったんです。
別所:それはいつ頃になりますか?
海堂:2014年の8月か9月ですね。そこで遍路に行ったらすごく面白くてはまりました。当時は四国八十八ヶ所霊場開創1200年のメモリアルイヤーで、納経帳に押すハンコが普段は赤い3つなのに、このときは特別なカラフル印がもれなくついてくるという(笑)。それを聞いてこの年になんとしても結願(けちがん)せねばならないと思いまして、そうやって集中するのだったら、この小説も書いてしまおうという一石二鳥効果を考えて始めました。
このお遍路の経験を通していろいろな発見があったと海堂さん。「そのなかのエッセンスを煮詰めてこの小説を書いてみました」と教えてくれました。
そんな海堂さんの最新作『玉村警部補の巡礼』、ぜひお読みください! ドラマ『ブラックペアン』も見逃せません!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
■ドラマ『ブラックペアン』について
はじめに、海堂さんの作品を映像化した放送中のドラマ『ブラックペアン』について伺いました。
別所:『ブラックペアン』は実際にご覧になっていますか?
海堂:毎回、欠かさず見ています。映像化に関してはいつも同じで、作品は自分の子どもみたいなもの。(映像化の作品は)その作品が生んだものなので、孫みたいなものです。
『チーム・バチスタ』シリーズをはじめ、海堂さんの作品の映像化は大ヒットにつながっています。そのヒットの理由について、海堂さんはこう話します。
海堂:世の中では「原作が面白いからだ」って言ってくださる人がいて、それは鼻高々なのですが、現実は映像を作ってくださる方が死に物狂いで努力してくださっている結果だと素直に思っています。
■最新著書『玉村警部補の巡礼』について
4月に海堂さんの最新著書『玉村警部補の巡礼』が発売になりました。この作品は『チーム・バチスタ』シリーズに登場する警察官“加納&玉村”コンビが主人公になっています。
海堂:加納&玉村の警察官コンビですね。このふたりが今回は遍路にいって事件を解決するという内容です。
別所:なぜこのふたりを主人公にしようと考えたのですか?
海堂:もともと『チーム・バチスタ』シリーズは医療がベースなんですけど、そこに入ってきた警察関係者がいて。医療小説と同時に警察小説、あるいは犯罪捜査小説っていうのはひとつの主流なので「それをやるんだったら、このふたりにやらそう」とわりと行き当たりばったりで(笑)。
ちなみにこの作品は『玉村警部補』シリーズ2作目なので、1作目の『玉村警部補の災難』から続けて読むと面白さが倍増するそうです!
別所:今回、『玉村警部補の巡礼』の舞台をお遍路にした理由は?
海堂:『チーム・バチスタ』シリーズ第2作目の『ナイチンゲールの沈黙』で加納&玉村コンビは出てきました。そのなかで、上司の加納は部下の玉村がドジをするたびに「そんなことしてると遍路に送るぞ」って書いたのがきっかけだったんです。それを後の作品でも何回か繰り返していくうちに「こいつら遍路に送ったら面白いんじゃない?」と思いまして(笑)。
■執筆にあたり、実際にお遍路に
海堂さんはこの作品を書くにあたり、実際に四国へお遍路に行ったそうです。
海堂:そろそろ作品を書こうかなと思って。でも遍路に全く行ったことがないのに書くのはさすがにマズいから、最初の2、3の寺にまわってみようと思って行ったんです。
別所:それはいつ頃になりますか?
海堂:2014年の8月か9月ですね。そこで遍路に行ったらすごく面白くてはまりました。当時は四国八十八ヶ所霊場開創1200年のメモリアルイヤーで、納経帳に押すハンコが普段は赤い3つなのに、このときは特別なカラフル印がもれなくついてくるという(笑)。それを聞いてこの年になんとしても結願(けちがん)せねばならないと思いまして、そうやって集中するのだったら、この小説も書いてしまおうという一石二鳥効果を考えて始めました。
このお遍路の経験を通していろいろな発見があったと海堂さん。「そのなかのエッセンスを煮詰めてこの小説を書いてみました」と教えてくれました。
そんな海堂さんの最新作『玉村警部補の巡礼』、ぜひお読みください! ドラマ『ブラックペアン』も見逃せません!
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番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
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