J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。4月26日(木)のオンエアでは、近未来のバーチャルの時代を描いたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作映画『レディ・プレイヤー1』に注目。本作に出演している森崎ウィンさんをお迎えし、話を訊きました。
『レディ・プレイヤー1』でハリウッド・デビューを果たした森崎さんは、ミャンマー出身。ダンスボーカルユニット・PrizmaXのリードボーカルとして活躍する一方で、数々の日本のテレビドラマにも出演しています。
映画『レディ・プレイヤー1』の舞台は、現在から27年後の未来の世界。新世代のVRワールド「オアシス」で大半の時間を過ごすようになった人類。憧れのヒーローの姿になったり、大好きな乗り物に乗ったりと、夢のような世界を生きていましたが、オアシス創設者の遺言に仕掛けられた3つの謎と財産をめぐって争奪戦が始まる……というストーリーです。
■オーディションでいきなりスピルバーグ監督と対面
森崎さんは本作への出演をオーディションで勝ち取ったそうです。
森崎:オーディションは2015年でした。最初は広告代理店さんが日本のキャスティングを担当していて、そこに行ってビデオで向こうに送って。1次オーディションが通って、2次はLAに呼ばれたんですけど、そこで初めて作品がこういう作品で、監督がスティーヴン・スピルバーグという話を聞いて。それまでは何にも知らなかったですね。ただ「ハリウッドの英語の作品だけどどうする?」って訊かれて「受けてみます」と。
2次審査では、なんとスピルバーグさんといきなり対面するサプライズがあったそうです。
森崎:2次でLAに行くと監督ご本人がいらっしゃって。ポケットに手を入れて「ハイ・ウィン! サンキュー・フォー・カミング(来てくれてありがとう)」と握手。僕は緊張しすぎてそこから半分くらい記憶をなくしました(笑)。偉大な方ですし、レジェンド、神様みたいな人なので近寄りがたいのかなと勝手に思ってたんですよ。でも握手のときから僕の目線まで下がって来てくれて、僕が下手な英語を一生懸命しゃべっているのをすごい理解しようとして聞いてくれるんですよ、目をみながら。(合否は)その場では言われなくて、終わって、日本に着いたときに「ウィンはキープです」と聞かされました。その直後に、全世界向けにオーディション情報を配信したんですよ。「えっ。世界オーディションじゃ、俺はもう無理じゃん」と思ったのですが、8ヶ月待ったあとに合格しました。
■撮影について
オンエアでは、『レディ・プレイヤー1』の撮影についても訊きました。
森崎:撮影はイギリスで、約4ヶ月ずっと行きっぱなしですね。ロンドンの郊外のワトフォードにリーブスデン・スタジオというのがありまして、そこでやってました。セットは僕が想像していた以上で、予告編でも見られるスタック(集合住宅)を現地でリアルで建てていて。奥の部分はCGで足しているんですけど、そのスタックがかなりの高さで「建設現場にいるんじゃないか」というくらい。
森崎さんは、ダイトウ/トシロウ役を演じています。
森崎:トシロウがアバターのダイトウになるときに、三船敏郎さんの顔になってるんですよ。
スピルバーグ監督の現場での演出はどのようなものだったのでしょうか。
森崎:僕に対してはダイトウを作る上で「日本のサムライでいてほしい」と。「マフニ、マフニ」と監督が言うので誰だろうと思ったら「ミフネ」なんですよね。「映画『1941』で一緒に仕事をしたんだ」と話していました。イギリスにいたので、映画を借りに行けず、動画サイトで白黒の黒澤映画の断片やメイキングをみました。(動きは)モーションキャプチャーで、そのまま反映されてしまうので、事前に道場に行って、扱い方や所作を学んだのがためになりました。礼をするシーンとかも「刀持っていたら、こういう礼の仕方をすると習ったんですけどどうですか?」と言ったり。すると「それいいね、それやろう」と。それが映画で使われています。
■「弟に観てほしい」
映画を通して「リアルの世界で、人と人が触れ合うことが大事なんだなと感じた」という森崎さん。特に弟に、この作品を観せたいのだそう。
森崎:僕の弟にすごい観せたいと思いました。弟は初彼女とツイキャスを通して出会ったんです。アイツずっと家に引きこもりで、ずっとネットばかりやってるんで、外に出て、本当に触れ合って、目と目でみながら話し合うことがいかに大事かと。外に出ないとおいしいものも味わえないし……。
別所も「さすがスピルバーグ、いろいろなアイディア、80'sの世界観が満載でそこも観ていただきたい!」と絶賛していました。映画『レディ・プレイヤー1』は現在公開中です。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
『レディ・プレイヤー1』でハリウッド・デビューを果たした森崎さんは、ミャンマー出身。ダンスボーカルユニット・PrizmaXのリードボーカルとして活躍する一方で、数々の日本のテレビドラマにも出演しています。
映画『レディ・プレイヤー1』の舞台は、現在から27年後の未来の世界。新世代のVRワールド「オアシス」で大半の時間を過ごすようになった人類。憧れのヒーローの姿になったり、大好きな乗り物に乗ったりと、夢のような世界を生きていましたが、オアシス創設者の遺言に仕掛けられた3つの謎と財産をめぐって争奪戦が始まる……というストーリーです。
■オーディションでいきなりスピルバーグ監督と対面
森崎さんは本作への出演をオーディションで勝ち取ったそうです。
森崎:オーディションは2015年でした。最初は広告代理店さんが日本のキャスティングを担当していて、そこに行ってビデオで向こうに送って。1次オーディションが通って、2次はLAに呼ばれたんですけど、そこで初めて作品がこういう作品で、監督がスティーヴン・スピルバーグという話を聞いて。それまでは何にも知らなかったですね。ただ「ハリウッドの英語の作品だけどどうする?」って訊かれて「受けてみます」と。
2次審査では、なんとスピルバーグさんといきなり対面するサプライズがあったそうです。
森崎:2次でLAに行くと監督ご本人がいらっしゃって。ポケットに手を入れて「ハイ・ウィン! サンキュー・フォー・カミング(来てくれてありがとう)」と握手。僕は緊張しすぎてそこから半分くらい記憶をなくしました(笑)。偉大な方ですし、レジェンド、神様みたいな人なので近寄りがたいのかなと勝手に思ってたんですよ。でも握手のときから僕の目線まで下がって来てくれて、僕が下手な英語を一生懸命しゃべっているのをすごい理解しようとして聞いてくれるんですよ、目をみながら。(合否は)その場では言われなくて、終わって、日本に着いたときに「ウィンはキープです」と聞かされました。その直後に、全世界向けにオーディション情報を配信したんですよ。「えっ。世界オーディションじゃ、俺はもう無理じゃん」と思ったのですが、8ヶ月待ったあとに合格しました。
■撮影について
オンエアでは、『レディ・プレイヤー1』の撮影についても訊きました。
森崎:撮影はイギリスで、約4ヶ月ずっと行きっぱなしですね。ロンドンの郊外のワトフォードにリーブスデン・スタジオというのがありまして、そこでやってました。セットは僕が想像していた以上で、予告編でも見られるスタック(集合住宅)を現地でリアルで建てていて。奥の部分はCGで足しているんですけど、そのスタックがかなりの高さで「建設現場にいるんじゃないか」というくらい。
森崎さんは、ダイトウ/トシロウ役を演じています。
森崎:トシロウがアバターのダイトウになるときに、三船敏郎さんの顔になってるんですよ。
スピルバーグ監督の現場での演出はどのようなものだったのでしょうか。
森崎:僕に対してはダイトウを作る上で「日本のサムライでいてほしい」と。「マフニ、マフニ」と監督が言うので誰だろうと思ったら「ミフネ」なんですよね。「映画『1941』で一緒に仕事をしたんだ」と話していました。イギリスにいたので、映画を借りに行けず、動画サイトで白黒の黒澤映画の断片やメイキングをみました。(動きは)モーションキャプチャーで、そのまま反映されてしまうので、事前に道場に行って、扱い方や所作を学んだのがためになりました。礼をするシーンとかも「刀持っていたら、こういう礼の仕方をすると習ったんですけどどうですか?」と言ったり。すると「それいいね、それやろう」と。それが映画で使われています。
■「弟に観てほしい」
映画を通して「リアルの世界で、人と人が触れ合うことが大事なんだなと感じた」という森崎さん。特に弟に、この作品を観せたいのだそう。
森崎:僕の弟にすごい観せたいと思いました。弟は初彼女とツイキャスを通して出会ったんです。アイツずっと家に引きこもりで、ずっとネットばかりやってるんで、外に出て、本当に触れ合って、目と目でみながら話し合うことがいかに大事かと。外に出ないとおいしいものも味わえないし……。
別所も「さすがスピルバーグ、いろいろなアイディア、80'sの世界観が満載でそこも観ていただきたい!」と絶賛していました。映画『レディ・プレイヤー1』は現在公開中です。
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番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
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