J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー『RECRUIT THE WORK SHIFT』。さまざまな企業が取り組んでいる働き方の今を知り、これからの変化や未来を考えます。 4月16日(月)のオンエアでは、文具でおなじみのコクヨ株式会社が取り組む働き方改革をシェアしました。
コクヨといえばキャンパスノートに代表される文具メーカーとしての顔に加え、オフィス家具の製造と販売、オフィス空間のデザイン構築、さらには働き方のコンサルティングなど、これまで多くの企業の働き方改革の実現を支援してきました。コクヨ株式会社ワークスタイルイノベーション部 部長の鈴木賢一さんにお話を伺いました。
鈴木:私だけでも年間50社以上の働き方に関する課題を聞かせていただいています。セミナーのアンケートでも、働き方改革に取り組んでいるお客さまが82%くらいいて、「上手く進んでいないな」と思っている方が79%くらいいるんです。会社で取り組みは始めたけど、手応えを感じるには時間がかかっている方が多いです。働き方改革そのものを、経費ではなく投資と考える経営者が増えて浸透していると思いますが、その一方で成果がなかなか出ないと焦る企業も出てきているかなと実感しています。根本的に働き方改革そのものは風土改革に近いですので、組織の文化などを変えていく必要があります。近視眼的に成果を求めるというよりは、少し中長期的に見ながら成果を追いかけていくことが必要ではないかと考えています。
■今後オフィスは何に投資するべき?
続いて、未来のオフィスは何に投資すればいいのか伺いました。
鈴木:オフィス環境は従来経費として扱われていて、あまりコストをかけずにいかにパフォーマンスを発揮するかという世界だったのですが、今はこれから価値を生み出すのは人材になってきます。人に対していかに投資をして大きな価値をリターンとして得るかということが企業の大きな目的となりますので、これからは働く人たちへの投資、彼らが働くためのオフィスへの投資が非常に大事になってきます。
しかし、現時点で多くのオフィスは、人が活躍する場というよりは、デスクや椅子を単に並べる場と捉えられていると鈴木さんは言います。
鈴木:椅子と机が並ぶだけのオフィスで本当にこれからの時代勝てる価値が生まれますか? というところだと思います。今からは社内のコミュニケーションを活用すること、外部の方々と上手くミックスして新しい価値を生み出すことがテーマになってきますので、オフィスのあり方も随分変わってくると思います。そのようなことに目を向けながら働き方改革も合わせて考えていくことが重要です。
「投資すべきは人材」。その人材のためにどのような空間を作っていくか、人が活躍する環境にこそ投資が必要。社内の風土改革や、経費ではなく投資と考えるオフィスのあり方が、働き方の未来をつくるのかもしれません。
次回4月17日(火)のオンエアでは、コクヨが考える日本と世界の働き方に関する考えの変化について伺います。時間は6時15分頃からです。どうぞお聞き逃しなく。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
コクヨといえばキャンパスノートに代表される文具メーカーとしての顔に加え、オフィス家具の製造と販売、オフィス空間のデザイン構築、さらには働き方のコンサルティングなど、これまで多くの企業の働き方改革の実現を支援してきました。コクヨ株式会社ワークスタイルイノベーション部 部長の鈴木賢一さんにお話を伺いました。
鈴木:私だけでも年間50社以上の働き方に関する課題を聞かせていただいています。セミナーのアンケートでも、働き方改革に取り組んでいるお客さまが82%くらいいて、「上手く進んでいないな」と思っている方が79%くらいいるんです。会社で取り組みは始めたけど、手応えを感じるには時間がかかっている方が多いです。働き方改革そのものを、経費ではなく投資と考える経営者が増えて浸透していると思いますが、その一方で成果がなかなか出ないと焦る企業も出てきているかなと実感しています。根本的に働き方改革そのものは風土改革に近いですので、組織の文化などを変えていく必要があります。近視眼的に成果を求めるというよりは、少し中長期的に見ながら成果を追いかけていくことが必要ではないかと考えています。
■今後オフィスは何に投資するべき?
続いて、未来のオフィスは何に投資すればいいのか伺いました。
鈴木:オフィス環境は従来経費として扱われていて、あまりコストをかけずにいかにパフォーマンスを発揮するかという世界だったのですが、今はこれから価値を生み出すのは人材になってきます。人に対していかに投資をして大きな価値をリターンとして得るかということが企業の大きな目的となりますので、これからは働く人たちへの投資、彼らが働くためのオフィスへの投資が非常に大事になってきます。
しかし、現時点で多くのオフィスは、人が活躍する場というよりは、デスクや椅子を単に並べる場と捉えられていると鈴木さんは言います。
鈴木:椅子と机が並ぶだけのオフィスで本当にこれからの時代勝てる価値が生まれますか? というところだと思います。今からは社内のコミュニケーションを活用すること、外部の方々と上手くミックスして新しい価値を生み出すことがテーマになってきますので、オフィスのあり方も随分変わってくると思います。そのようなことに目を向けながら働き方改革も合わせて考えていくことが重要です。
「投資すべきは人材」。その人材のためにどのような空間を作っていくか、人が活躍する環境にこそ投資が必要。社内の風土改革や、経費ではなく投資と考えるオフィスのあり方が、働き方の未来をつくるのかもしれません。
次回4月17日(火)のオンエアでは、コクヨが考える日本と世界の働き方に関する考えの変化について伺います。時間は6時15分頃からです。どうぞお聞き逃しなく。
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