J-WAVEで放送中の番組『TOPPAN FUTURISM』(ナビゲーター:小川和也・南沢奈央)。4月15日(日)のオンエアでは、トップアスリートレベルの指導を誰でも手軽に受けることのできるR-body project代表の鈴木 岳さんをお迎え! 「病院に行きますか? ジムに行きますか?」というテーマでお届けしました。
鈴木さんは、1998年に全日本スキー連盟フリースタイルチームの専属トレーナーとなり、ソルトレイク、トリノ、ソチなど数々のオリンピックで、上村愛子選手や里谷多英選手の活躍を支えてきました。R-body projectのホームページを覗くと、トップ画面に「病院に行くか。R-bodyに行くか。」という衝撃的なキャッチコピーが現れます。どうしてカラダの具合が悪いときに行くところとして、ジムが選択肢に入るのでしょうか?
鈴木:誤解のないようになんですけど、もちろん、みなさんどこか痛くなった、体の不調を感じたというときには真っ先に病院に行って欲しいです。それは変わりませんし、日本は医療的には世界から見ても、とても素晴らしいと感じています。私が言いたいのは、痛くなったら行く場所は病院。でも、そもそも痛くならないカラダ作りって、その前に大事じゃないですか? というのが(このキャッチコピーの)メッセージなんです。
現在、フィットネスクラブに通う人の三大目的とよく言われているのが、「筋トレ・ダイエット・リフレッシュ」。これは、自分の生活をより良くするために素晴らしいことなのですが、「運動の価値というのはもっと高い気がする」と鈴木さん。運動は、ただ単に「筋肉がついた!」「痩せた!」「汗をかいて気持ちよかった!」だけではなく、カラダの機能改善や予防にすごく役立っていることが証明されてきているそうです。
R-body projectでは、一般の人と、オリンピックに出るようなトップアスリートやプロアスリートが同じフロアで、ほぼ同じ内容のトレーニングをしています。スポーツが好きでも嫌いでも、趣味が運動でも読書でも、まずは日常生活を過ごす上でなんの問題もないカラダ作りが必要。そこにはアスリートと一般の人との違いはないという考え方だそうです。
南沢:筋肉があるか無いかで言ったら、ケガのしやすさはやっぱり変わってくるんですか?
鈴木:正確に言うと、筋肉の量というよりも、自分の身体、関節、筋肉をちゃんとうまく使えているかというところ。筋力トレーニングというよりも、動作トレーニング、体操ですよね。大切なところはそこです。
オンエアでは鈴木さんに、いくつか体づくりの疑問に答えていただきました。
■トレーニングは自己流でも大丈夫?
トレーニングをジムではなく、自己流でやっている人も少なくないと思いますが、やはりトレーナーに教わったほうがいいのでしょうか?
鈴木:答えは「イエス&ノー」です。今の自分のカラダをより良い状態に整えていくために必要なのは、今の自分のカラダがどのような状態なのかを知らないと、闇雲にやっても成果が出ません。
小川:そこが一番難しくてわからないんですよ。自分のコンディションが。
鈴木:そこってすごい難しいですよね。なので、そこだけは専門家に見てもらってください。
■テニスのパフォーマンスを上げるトレーニングと腰痛・肩こりを治す方法は同じ!?
これまで、R-body projectでは、5000人に5000パターンのトレーニングメニューを作ってきたそうですが、その中で鈴木さんはあることに気づいたと言います。それは、テニスのパフォーマンスを上げたい人、腰が痛い人、肩が気になる人、いろんな目的を持ってトレーニングをしている人がいるのですが、効果が出ているトレーニングを見直してみると、ほとんど同じだったそう。
鈴木:つまり目的は何であれ、自分の身体についている関節が正常な状態にありさえすれば、すべての問題は解決するんですよね。
たとえば、腰痛の場合、痛くなったら病院に行ったほうがいいですが、もしかすると、腰痛を引き起こしている原因は股関節が硬くて動いていないことであったり、肩こりの原因は肩甲骨がぜんぜん動いていないことだったり、問題は別のところにある、と鈴木さん。
鈴木:それをちゃんとリセットしてあげればどんどん良くなるし、それはまさしくスポーツのパフォーマンスを上げるためにやることとまったく同じなんです。
ただし、人によってカラダの歪みや動作のクセがあるため、それをしっかりと知ることが重要で、その気づきを教えてくれるのがトレーナーの役割と鈴木さんは語りました。
この他、オンエアでは、生活の中で簡単にできる「良い姿勢の作りかた」も伝授してもらいました。
次回4月22日(日)の放送では、いま注目の予防医学研究者・石川善樹さんをお迎え。予防医学の観点から、これからの社会生活に適した健康維持をお聞きしていきます。ぜひチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:「TOPPAN FUTURISM」
放送日時:毎週日曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/futurism/
鈴木さんは、1998年に全日本スキー連盟フリースタイルチームの専属トレーナーとなり、ソルトレイク、トリノ、ソチなど数々のオリンピックで、上村愛子選手や里谷多英選手の活躍を支えてきました。R-body projectのホームページを覗くと、トップ画面に「病院に行くか。R-bodyに行くか。」という衝撃的なキャッチコピーが現れます。どうしてカラダの具合が悪いときに行くところとして、ジムが選択肢に入るのでしょうか?
鈴木:誤解のないようになんですけど、もちろん、みなさんどこか痛くなった、体の不調を感じたというときには真っ先に病院に行って欲しいです。それは変わりませんし、日本は医療的には世界から見ても、とても素晴らしいと感じています。私が言いたいのは、痛くなったら行く場所は病院。でも、そもそも痛くならないカラダ作りって、その前に大事じゃないですか? というのが(このキャッチコピーの)メッセージなんです。
現在、フィットネスクラブに通う人の三大目的とよく言われているのが、「筋トレ・ダイエット・リフレッシュ」。これは、自分の生活をより良くするために素晴らしいことなのですが、「運動の価値というのはもっと高い気がする」と鈴木さん。運動は、ただ単に「筋肉がついた!」「痩せた!」「汗をかいて気持ちよかった!」だけではなく、カラダの機能改善や予防にすごく役立っていることが証明されてきているそうです。
R-body projectでは、一般の人と、オリンピックに出るようなトップアスリートやプロアスリートが同じフロアで、ほぼ同じ内容のトレーニングをしています。スポーツが好きでも嫌いでも、趣味が運動でも読書でも、まずは日常生活を過ごす上でなんの問題もないカラダ作りが必要。そこにはアスリートと一般の人との違いはないという考え方だそうです。
南沢:筋肉があるか無いかで言ったら、ケガのしやすさはやっぱり変わってくるんですか?
鈴木:正確に言うと、筋肉の量というよりも、自分の身体、関節、筋肉をちゃんとうまく使えているかというところ。筋力トレーニングというよりも、動作トレーニング、体操ですよね。大切なところはそこです。
オンエアでは鈴木さんに、いくつか体づくりの疑問に答えていただきました。
■トレーニングは自己流でも大丈夫?
トレーニングをジムではなく、自己流でやっている人も少なくないと思いますが、やはりトレーナーに教わったほうがいいのでしょうか?
鈴木:答えは「イエス&ノー」です。今の自分のカラダをより良い状態に整えていくために必要なのは、今の自分のカラダがどのような状態なのかを知らないと、闇雲にやっても成果が出ません。
小川:そこが一番難しくてわからないんですよ。自分のコンディションが。
鈴木:そこってすごい難しいですよね。なので、そこだけは専門家に見てもらってください。
■テニスのパフォーマンスを上げるトレーニングと腰痛・肩こりを治す方法は同じ!?
これまで、R-body projectでは、5000人に5000パターンのトレーニングメニューを作ってきたそうですが、その中で鈴木さんはあることに気づいたと言います。それは、テニスのパフォーマンスを上げたい人、腰が痛い人、肩が気になる人、いろんな目的を持ってトレーニングをしている人がいるのですが、効果が出ているトレーニングを見直してみると、ほとんど同じだったそう。
鈴木:つまり目的は何であれ、自分の身体についている関節が正常な状態にありさえすれば、すべての問題は解決するんですよね。
たとえば、腰痛の場合、痛くなったら病院に行ったほうがいいですが、もしかすると、腰痛を引き起こしている原因は股関節が硬くて動いていないことであったり、肩こりの原因は肩甲骨がぜんぜん動いていないことだったり、問題は別のところにある、と鈴木さん。
鈴木:それをちゃんとリセットしてあげればどんどん良くなるし、それはまさしくスポーツのパフォーマンスを上げるためにやることとまったく同じなんです。
ただし、人によってカラダの歪みや動作のクセがあるため、それをしっかりと知ることが重要で、その気づきを教えてくれるのがトレーナーの役割と鈴木さんは語りました。
この他、オンエアでは、生活の中で簡単にできる「良い姿勢の作りかた」も伝授してもらいました。
次回4月22日(日)の放送では、いま注目の予防医学研究者・石川善樹さんをお迎え。予防医学の観点から、これからの社会生活に適した健康維持をお聞きしていきます。ぜひチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:「TOPPAN FUTURISM」
放送日時:毎週日曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/futurism/