今後、自動運転はどうなる? モータージャーナリスト・斎藤慎輔が語る

J-WAVEで放送中の番組「BRIDGESTONE DRIVE TO THE FUTURE」(ナビゲーター:ピストン西沢・松嶋初音)。3月25日(日)のオンエアでは、ゲストにモータージャーナリストの斎藤慎輔さんをお迎えして、話題の車事情について伺いました。


■西沢の疑問に斎藤さんが回答

前半は西沢と斎藤さんが、これから出る国内外の新車の印象について語りました。後半では、西沢の車に関する様々な疑問に斎藤さんが答えました。今回はその一部を紹介します。

西沢:車メーカーって、ライバルメーカーの車を買って、それをどうやって解析するんですか? まず分解しちゃうんですか?
斎藤:各社色々あると思いますけど、走行テストから入ってそれぞれデータを取って、最後分解みたいな感じです。
西沢:自分のところの車と走り比べる?
斎藤:官能評価もあるし、今だとデータ分析のほうが重要視されるのかと思います。
西沢:高い車を作ろうとすると比較車両も高いですよね?
斎藤:大変らしいですよ。開発予算の中に入っていると思いますけど、いくら使ってるかはわからないですね。

その後「以前聞いた話だと……」と、ある裏事情を明かした斎藤さん。西沢も「それはヤバイ話! 都市伝説かもしれないけど」ということで、ここはピー音でカットされていましたが気になるお話です。


■自動運転の未来

続いて、各社開発競争が花盛りの自動運転について伺いました。

西沢:自動運転が現実化したらインフラが激変して、商業チャンスもあるのでみんな本気でやってますよね。どうなるんでしょう?
斎藤:自動運転の方向に行くのは間違いないですけど、ただ現実的にはまだハードルが高いところがいっぱいあるじゃないですか。限られた地域や用途での自動運転はかなり早い時期に実現しますが、街中を確実に連れて行ってくれる自動運転は、もう少し先にならないと……。
西沢:それってありえるのかな? 祐天寺の駅前とか絶対ありえないと思うんだけど。おばあさんとか右に向かって歩いているのに、キュッとサーフィンのターンみたいに左に曲がるからね。
斎藤:Uberの自動運転車が死亡事故を起こしたじゃないですか。人間の動きだけは読めないですからね。
西沢:あと駅の周りとか人が多いところで、人が道を無軌道に歩いているところに車が入っていくこと自体にリスクがあるからね。
斎藤:インフラ含めてきちんとやらない限り、現状の中に自動運転車を入れても無理ですよね。
西沢:環七のような幹線道路の波に乗るまでは自分で運転して、乗ったら任せるとかになるのかな?
斎藤:それがまず第一段階じゃないですかね。今のレベル2でも、高速道路に乗れば意外に任せきりで行けますからね。

最後に斎藤さんの今オススメの1台を訊くと、まもなく新型がでる「BMW i8」を挙げました。「前のは出てちょっと経ってますけど、スポーツカーと日常性のバランスが良くて時代感がある。値段はちょっと高いですが……」と答えました。スポーツカーは「ポルシェ911カレラ」。「サイズ感が一番いい。なおかつ都内だったら特別感がないので普通に乗れます」と、幅広い車を知るモータージャーナリストならではの視点でオススメしていました。

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【番組情報】
番組名:「BRIDGESTONE DRIVE TO THE FUTURE」
放送日時:毎週日曜 19時-19時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/drivetothefuture/

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