3畳ほどのワンルームが都心で急増! 狭いのに人気の理由とは?

J-WAVEで放送中の番組「STEP ONE」(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。3月29日(木)のオンエアでは、都心で急増するコンパクトワンルームに注目。SUUMO副編集長の田辺貴久さんに話を訊きました。


■超コンパクトタイプのワンルームが人気

今、都心で超コンパクトタイプのワンルームが急増しています。間取りはワンルームで、広さはわずか3畳、5平米ほど。ベランダはなく寝床はロフトにあるといった特徴があります。さらに6畳のワンルームも人気で、一般的なワンルームからすると半分の広さですが、それにもかかわらず住みたい人が殺到しています。

なぜ、このような状況になっているのかを田辺さんに訊きました。

田辺:いちばんの理由は家賃が安く住めることですね。今までのワンルームや1Kだと都心では10万円とか超えてきますが、超コンパクトタイプの新しく出てきた物件だと、たとえば幡ヶ谷でも6万円ぐらいで住めたりと、かなり手が届く家賃帯になってきます。


■狭くても住みたい理由

田辺さんは狭くても住む人が増えている理由として、「コンパクトワンルームは間取りが工夫されている」と言います。

田辺:このような物件は、お風呂と洗面とトイレがひとつになったユニットではなく、お風呂とトイレが別になった物件だったり、寝るところはロフトでちゃんと確保できたり、3畳という狭さですが、自由に使うことができます。かなり工夫された居住の快適性を備えているので、ガマンして狭いところに住む……というのとはちょっと違うかたちで、便利に住んでいることが背景になるのかなと思います。

他にも、ライフスタイルにおいて物を多くは持たずに暮らす、断捨離やミニマルライフなどが流行っていることも背景にあると解説しました。


■肝心の住み心地は…?

続いて、肝心のコンパクトワンルームの住み心地についての話題になりました。

田辺:家は寝るところだから、快適な風呂とかトイレとかそろっていれば便利で。たとえば勉強したり仕事したり、ちょっとゆっくりしたい時には、カフェやファミレスに行ったりして、機能をアウトソーシングするようなライフスタイルがわりと一般的になっているんじゃないかなと。

実は田辺さんも今年から、コンパクトワンルームに住んでいるとか。

田辺:住んでるのが駅から徒歩5分と便利なところなんですが、部屋のサイズは5畳で、仕事とか本を読みたいなって時には、歩いてすぐのカフェにいったり過ごしているので、全く不快な感じとか、狭くてつらいなってことはないです。むしろダブルベッドサイズを置いているので、部屋にはベッドだけですけど、そこでゴロッとしながらプロジェクターで映画を観たりとかしています。

新しい暮らし方が進むにつれて、この先はもっとコンパクトワンルームが増えていくかもしれません。

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【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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